「男はつらいよ」第5作「望郷篇」のロケ地・共和町小沢へ!

連日暑い札幌です。

さて、先日、「男はつらいよ 望郷篇」のロケ地となった

共和町小沢(こざわ)に行ったので、写真でご紹介します。

札幌からJRに乗り、小樽で2両編成のローカル線に乗り換えます。

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途中、第15作「忘れな草」に登場する塩谷駅や蘭島駅を通過し・・・

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札幌から約2時間、小沢駅に到着です。

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無人の駅舎から少し歩くと、左手に「トンネル餅」ののれんが。

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目的地の、末次商会さんです。

こちらは、映画の前半、寅さんと舎弟・登が

大喧嘩するシーンに「末次旅館」として登場。

といっても、使われた建物は

小沢駅のそばにあった、かつての店舗だそう。

店に、そのシーンの写真が飾られていました。

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当時、現場に立ち会った末次セツ子さんは

「渥美清さんは座布団を枕にして

すぐ横になっていましたよ」と思い出を語ってくださいました。

当時のことを根掘り葉掘り伺ううち、奥から出してくださったのがこちら!

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渥美さんの直筆サイン(右)です!!

映画にも大看板が映る「トンネル餅」は、

1904年に誕生した地元の銘菓です。

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優しい味わいで、今も根強い人気があるのも納得。

「今は車で買いに来る人がほとんど」とのこと。

札幌から日帰り圏内の小沢へ、

この夏、JRでミニトリップはいかがでしょうか。

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ちなみに、手前の立派な松の木は、劇中にも映ったもの。

チェックしてみてください。

小樽ロケ地巡り(下)~「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」「探偵はBARにいる」「喜びも悲しみも幾歳月」

小樽のロケ地巡りレポート、最終回です。

* * *

「富岡教会」から港方面へ歩き、

花銀通りに入って進み、公園通りへと曲がります。

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そうして着いたのは、「水天宮」です。

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山田洋次監督の「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」で、

渥美清さんと浅丘ルリ子さん、船越英二さんの

3人組が汗をかきかき上った参道は、当時のまま。

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映画のシーンはここまでですが、

きっと、寅さんとリリーさんは境内まで行ったはず。

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権現造りの本殿は、小樽市の歴史的建造物にも選ばれています。

そこから港沿いを移動して、こんな場所にも行きました。

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「探偵はBARにいる」を見た方なら、「!」と思うかも。

「小樽港観光船のりば」は、後半の重要なシーンに登場しました。

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雪景色の中、大泉洋さんが煙草を吸いながら

佇んだ場所はここですね。

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実はこのすぐそばでは、

「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」の撮影も行われています。

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ここから運河をわたり、

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旧手宮線も越えて、

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アーケード街を横切り、

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小樽駅からバスに乗って向かった場所が、こちら。

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木下恵介監督の「喜びも悲しみも幾歳月」(1957年)に

登場する「日和山灯台」です。

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霧に包まれた風景として、

ラストシーンに登場したのが印象に残ります。

 

そんなわけで、小樽のロケ地巡りはこれにて終了。

今年の夏旅の参考に、ぜひどうぞ!

もちろんミュージアムにもお立ち寄りくださいね。

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(アラタメ)

小樽ロケ地巡り(中)~「少年」「はるか、ノスタルジィ」「探偵はBARにいる」など

小樽ロケ地の写真レポート、第2弾をどうぞ。

* * *

三角市場の横を通って・・・

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突き当りを左に曲がると、そこは「船見橋」。

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大島渚監督の「少年」(1969年)に出てきた風景が、

柵の向こうに残っています。

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その橋を渡れば、数々の映画ロケ地として

知られる「船見坂」があります。

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大林宣彦監督の「はるか、ノスタルジィ」(1993年)、「少年」のほか、

「Love Letter」(1995年)、「探偵はBARにいる」などにも登場。

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坂から見下ろすと、確かに〝絵〟になる光景が広がります。

そこから歩いて30分ほどの場所にあるのが、「富岡教会」。

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ここは、「ジャコ萬と鉄」(1964年)の撮影が行われました。

なんと、外観は当時のまま!

時代を重ねたゴシック様式の美しさに圧倒されます。

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そこから港方面へ歩くとある、この道。

何の作品のロケ地かわかりますか?

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実は、「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(1975年)で

船越英二が初恋の人と再会した場所なのです。

残念ながら、もう「喫茶ポケット」はなく、

当時の面影はほとんどありません。

ということで、次の目的地は、同じく「相合い傘」のロケ地です。

(つづく)

 

(アラタメ)