昭和の大女優・原節子さんが
9月にお亡くなりになっていたことが、
昨日26日、伝えられました。
享年95。
戦前から戦後にかけた出演作101本のなかでも、
札幌ロケ「白痴」(1951年、黒澤明監督)は特筆すべき作品。
原さんは、苦難の中でも純粋な愛を希求する
野性的な魅力にあふれたヒロイン・那須妙子役を熱演しました。
半世紀前の札幌が丸ごと映し出されるという意味でも
非常に貴重な作品でしたが、
原さんの北海道ロケ出演作としても改めて見直したい一本です。
館内にある「白痴」に関する黒澤監督直筆の手紙に
追悼コーナーを設けました。
ほかにも関連書籍や記事を展示中。
不世出のスタア、
昭和の日本映画黄金期を支えた原さんの
ご冥福をお祈りします。