むかわ町ロケ最新作が始動!

あの「田んぼ de ミュージカル」第5弾といえば、

ピンとくる方もいらっしゃることでしょう。

胆振管内むかわ町の高齢者の方々が、

新しい地元ロケ映画を作ることを、先日発表しました。

タイトルは、「赤い花 白い花 咲きみだれ」!

新聞記事を館内に掲示してますので、ぜひチェックを。

今年11月から撮影を始め、

2016年7月の公開を目指すそう。

脚本担当の斉藤征義さんは、ミュージアム会員でもあり、

函館のイルミナシオン映画祭でもお会いした方!


※斉藤さんは中央の青いマフラーの男性です

ミュージアムには、斉藤さん寄贈の

過去作品もありますので、ぜひご鑑賞ください。

あの崔洋一監督が指導することでも知られる

むかわ発映画。今度はどんな作品になるのか。

札幌から、応援しています!

蠍座で岩内ロケ『飢餓海峡』が上映!

本日21日(火)から、蠍座で『飢餓海峡』が上映されます。

先月14日に亡くなられた

名優・三國連太郎さんを偲んで組まれたプログラム。

北海道でロケされた映画は400本以上ありますが、

中でも『飢餓海峡』は、映画史に残る屈指の名作と言えるでしょう。

冒頭の火事のシーンは、岩内町で撮影されています。

毎月行っている「北のシネマ塾」でも

いつか取り上げたいと思いながら、

183分ある超大作なのでなかなか実現せず・・・。

見た方も、見たことのない方も、

ぜひこの機会に見ていただきたいです!

ちなみに、今回蠍座で上映される 『飢餓海峡』のプリントは

かなり年季が入っていて、もう何度もは使用できないとか。

もしかしたら、スクリーンで見るチャンスは今回が最後かもしれません。

2週間限りの上映で、

5/21(火)~5/27(月)は、朝10:00から

5/28(火)~6/3(月)は、昼13:00からです。

公開から50年近く経っても

全く色褪せない名作を、ぜひスクリーンで!

(学生スタッフ・木屋)

「ハーブ&ドロシー」続編ポスターが到着!

札幌出身・佐々木芽生監督による

ドキュメンタリー「ハーブ&ドロシー」。

ごく普通の夫婦がつつましい給料をやりくりし、

好きなアートを買い集め、やがて世界でも屈指のコレクションを築き、

1点も売ることなく、アメリカ国立美術館に寄贈した

まるで現代のおとぎ話のような実話。

その続編となる「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」

のポスター&チラシが先日、届きました。

今回は、ふたりがコレクションを寄贈したつづき、の話。

なんと、アメリカの国立美術館でさえ

大量のアート作品すべてを受け入れられず、

今度は、全米50州の美術館に、50作品ずつ、

計2,500点を寄贈するプロジェクトが始動!

コレクションを贈る旅を、カメラは追いかけます・・・。

映画は4月13日(土)からシアターキノで公開。

※公式サイトはコチラ

ぜひチェックを!

釧路・道東ロケ特集コーナーを設けました

今日は晴れ。雪解けも進み、春へ近づく札幌です。

さて、今月前篇が公開された

釧路ロケ「僕等がいた」。

札幌ステラプレイスや本屋さんでの

公開を記念したフェアをご紹介したところですが。

せっかくなので、ミュージアムにも特集コーナーを設置しました!

釧路のロケ地マップやあの名作「挽歌」ポスター。

お客様よりご寄贈いただいた

「狙った恋の落とし方。」公式ガイドブックも。

ここでしか見ることのできない資料もありますので、

ぜひご覧ください。

春の観光シーズンに 釧路、道東へ。

マップを片手に、足をお運びください。

「命の樹」上映会を行いました!

今日は小雪。春まだ遠しの札幌です。

さて、本日、ミュージアムで

子ども映画制作ワークショップ2011作品

「命の樹」の上映会を行いました。

これは、公募で集まった 札幌の中学生が作った短編映画。

札幌市西区にある発寒商店街を舞台に、

歴史や命のつながりを考えるストーリーです。

上映後、ワークショップを企画した

NPO法人「北海道コミュニティシネマ・札幌」理事長の

中島洋さん(シアターキノ代表)が登場。

メイキング映像を見ながら、

映画制作の舞台ウラを説明しました。

脚本選びで、屯田兵をテーマにしたものを

中学生が選んで驚いたことや、

ストーリーの要となる古木を、発寒商店街の協力で

ようやく見つけたエピソードなどを振り返り、

「いい映画を作るために何をすべきかを考えた。

プロの機材を使った映画作りを 子どもたちに体験してほしかった」

などと意図を解説。

6割を子どもたちが担当したという

作品の出来栄えに、参加者も驚いた様子でした。

中学生にとっては貴重な体験となり、

文化資産や地域の新発見にもなるこの取り組み。

残念なことに、昨年までの札幌市の助成は打ち切りに。

今年は、円山を舞台に撮影を予定しており、

現在、制作費用などを支援するサポーターを募集中。

ミュージアムにもチラシがありますので、

ご興味ある方は、ぜひお手に取ってください。

「命の樹」DVDも視聴可!

映画を、地域を愛する 大人と子どもの想いが詰まったこの活動に

多くの協力が集まりますように。

ゆうばり映画祭の作品紹介③~「冬の幽霊たち~ウインターゴースト」

昨日の暖かさから一転、雪模様の札幌です。

さて、23日(木)に開幕する

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」

北海道ゆかりの作品紹介第三弾は、

「冬の幽霊たち~ウインターゴースト」

(2004年、稲葉耕作監督)です。

あのワハハ本舗が夕張で撮影し、

2004年のゆうばり映画祭「ファンタランド大賞」に選ばれたとか。

今回の映画祭では、2日目の24日(金)午後8時半~

ゆうばりホテルシューパロで上映予定。

嬉しいことに、ポカスカジャンライブもあり!

ミュージアムにも観賞用DVDはありますが、

ロケ地になった夕張で、ぜひご覧ください。

あの名探偵コナンも北海道に上陸!?

今日は月曜休館日

ですが、最近入手した北海道ロケ映画DVDのご紹介を。

劇場版「名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)」

(2004年、山本泰一郎監督)です!

え?アニメ? と思った方、ぜひ騙されたと思ってご覧ください。

ストーリーの後半、重要なシーンに函館と室蘭が登場するのです!

それも、とんでもないアクションシーンもあり。

しかも、エンディングには、きちんと実写シーンまで盛り込まれています。

かくいう私も、最初は半信半疑で観たものの、

これが実に面白い!

大人も子供も楽しめること間違いなしのイチオシ作品です。

ミュージアムでも先日、

帯広からお越しの小学生の男の子が鑑賞。

偶然同じ日にきた映画好きの常連さんも、

「え?あの映画があるの?」とすぐに飛びつき、

実写シーンを確かめてらっしゃいました。

ご興味があれば、ぜひミュージアムでご鑑賞ください。

来年2月、ドキュメンタリー「日本列島 いきものたちの物語」公開!

今日は気持ちの良い青空!

朝から、雪かきに精を出す人の姿が目立ちました。

さて、北海道をはじめ、日本各地の

豊かな自然と、そこに生きる動物たち。

そんな物語にスポットを当てた

自然ドキュメンタリー映画が誕生しました。

「日本列島 いきものたちの物語」(出田恵三監督)

主なロケ地8カ所のうち、3カ所の舞台は北海道。

釧路湿原のキタキツネ親子が織りなす絆と別れの物語

襟裳岬の子どもアザラシの誕生と冒険

知床半島のヒグマ兄弟の成長とひとり立ちの記録

が取り上げられています。

日本を代表する25人の動物カメラマンが、2年半にわたり撮影。

1000時間に及ぶ映像をもとに編集したとか。

美しい四季の移ろいを背景に

さまざまな生き物たちが織りなすドラマチックなストーリー。

今、この瞬間もどこかで輝くかけがえのない命のドラマを、

ぜひスクリーンで見つめてください。

公開は2012年2月4日。

公式サイトはコチラ↓
http://www.nihon-rettou.jp/

ミュージアムにもポスターを掲示中。

チラシの表紙は3パターン(どれもかわいいです!)、

ぜひお好きなものをお選びくださいね。

網走市立図書館から「北海の虎」資料が届きました

今日もひんやり曇り空の札幌です。

さて、きっと、もっと冷たい海風が吹いている

オホーツクにある網走市立図書館から、

昨日、貴重な資料が届きました。

網走ロケ「北海の虎」に関するものです。

この映画は、「馬喰一代」「無法者」など、

地元・北海道を舞台にした作品を書いている

佐呂間町出身の作家・中山正男が原作者。

1953(昭和28)年に制作・公開され、

田中重雄監督、藤田進さんなどが出演しています。

当時の新聞記事によると、

オホーツクの荒海と流氷と、
網走の景勝の中に強く打ち出された
父と子の愛情と逞ましいクジラ漁の闘魂

が描かれた作品とのこと。

お送りいただいたのは、

ロケ直前の昭和28年9月20日から

ロケ最終日10月11日までの新聞記事コピーなど。

ロケ場所や当時のキャスト、スタッフの様子が

よく分かる、とても貴重な記録です。

さらに興味深いのは、

18回にわたって網走新聞に連載された シナリオ全文!

まさに、「市民挙げて祭騒ぎ」(昭和28年9月28日付道新)

だった様子が伝わります。

ちなみに、この網走市立図書館では、

「北海の虎」の16ミリフィルム映像がビデオまたはDVDで鑑賞可。

機会があれば、ぜひ、ご覧ください。

こうした新聞記事や映像は、

北海道の社会、文化、歴史を映し出す大切な「財産」。

ミュージアムの大きな役割として、

どんどん収集・保存し、発信していこうと思います。

芦別ロケ「肩の上の蝶」を観ました!

今日は、降ったりやんだり、曇り空の札幌でした。

さて、昨日から 「2011 札幌・中国映画週間」が開幕。

さっそく、オープニング上映の 芦別ロケ「肩の上の蝶」を観てきました!

あることをきっかけに蝶になった主人公が、

愛する薬草学者の男性をそっとそばで見守るのですが、

そこに彼を慕う別の女性が現れて・・・

というファンタジー・ラブストーリー。

ロケは2009年10月、

芦別市カナディアンワールド公園や

富良野市などで行われました。

色づく木々やシラカバ、コスモスなど

秋の北海道の風景が、

美しい自然の残る未来の島、という設定を演出しています。

CGをふんだんに活用し、

アニメーションも盛り込んでいるので、

親子連れでも十分楽しめる内容です。

26日(水)17:10~、28日(金)17:40~

札幌プラザ2・5で上映されますので、

ぜひこの機会にご鑑賞ください。

ちなみに、このイベントは「日中友好映画祭」の一環。

映画祭は2006年から始まり、

日中映画文化産業の相互交流を進めているとのこと。

今年6月には 北京と上海で「日本映画週間」が行われており、

増毛ロケ「春との旅」(2010年、小林政広監督)と

釧路・白糠ロケ「ハナミズキ」(同年、土井裕泰監督)

を含む12作品が上映されています!

海をわたった北海道ロケ映画。

中国の観客の目には、どのように映ったのでしょうか。

不思議な世界観を創り出した

「肩の上の蝶」を観ながら そんなことを考えました。