企画展「漁業と歴史的遺産」より⑤~網走ロケ「北海の虎」

ミュージアムの企画展「漁業と歴史的遺産」特集第5回!

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今回取り上げるのはこの映画。

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網走ロケ『北海の虎』(53年、田中重雄監督)です。

カマボコ工場を舞台にした、藤田進さん主演の人情活劇。

3月の「北のシネマ塾」で、

高村賢治理事がトークした作品でした。

ミュージアムには、ロケ時の新聞記事などを所蔵。

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当時の人気ぶりがわかり、非常に面白いですヨ。

シネマ塾にご参加できなかった方も、

ぜひポスターを見にミュージアムまで足をお運びください。

あすは「北のシネマ塾」です!

あす15日(土)午後2時からは、

ミュージアムの恒例イベント「北のシネマ塾」。

今回取り上げるのは、網走ロケ『北海の虎』!

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「カマボコエ場と漁師たち」をテーマに、

映画研究家の高村賢治理事が語ります。

申し込み不要、当日参加OK!

お待ちしております。(アラタメ)

15日の「北のシネマ塾」は網走ロケ『北海の虎』!

北の映像ミュージアムの理事らがファンとともに

北海道をロケ舞台とした作品について語り合う「北のシネマ塾」。

今月15日(土)、取り上げるのはこの作品!

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網走ロケ『北海の虎』(田中重雄監督、1953年)です。

「馬喰一代」などで知られる佐呂間町出身の作家

中山正男さんが原作の海洋活劇。

ミュージアムには、ポスターのほか、

ロケ当時の新聞記事などを所蔵しています。
※詳細はコチラ

当日は、高村賢治理事が「カマボコエ場と漁師たち」をテーマにトーク!

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これに関連し、ミュージアムでは「漁業と歴史的遺産」をテーマにした

企画展示も実施中!→http://kitanoeizou.net/blog/?p=6753

ぜひお気軽にお越しください。(アラタメ)

* * *

「北のシネマ塾」昼下りトーク編 2014
第3回 「カマボコエ場と漁師たち」
トーク/高村賢治「北海の虎」
3月15日(土)午後2時〜 参加無料

網走ロケ「北海の虎」のポスターを入手!

昨日も今日も雪。 春が待ち遠しい札幌です。

さて、このほど貴重な資料が

ミュージアムに届いたので、お伝えします。

網走ロケ「北海の虎」(53年、田中重雄監督)のポスターです!

このブログをチェックいただいている方なら、

え、あの作品が? と、驚かれるかもしれません。

この映画は、佐呂間町出身の 作家・中山正男の原作を映画化。

網走を舞台にした親子の物語で、

藤田進さん、花柳小菊さんが出演されています。

昨年11月、網走市立図書館に

16ミリフィルム映像があることがわかり、

資料を送っていただいた作品です。

ポスターは、ミュージアム理事で

映画研究家の高村賢治さんが入手。

タバコを持つ花柳さんの姿、ステキですね~!

こうして集まる映画の、北海道の財産。

どう活用するか、これからにご注目を!

貴重な「続・馬喰一代」ポスターを入手!

今朝は突き抜けるような青空でしたが、

厳しい寒さでかじかむ札幌です。

さて、ミュージアムにこのほど、

貴重なコレクションが追加されました。

「続 馬喰一代(ばくろういちだい)」のポスター3枚です。

この作品は、1952年に北見でロケ。

島耕二監督、菅原謙二さん、三条美紀さん出演。

同じく北見でロケされた 「馬喰一代」(1951年、木村恵吾監督)

の続編です。 ※ちなみにこの「馬喰一代」は、1963年、

三国連太郎さん主演、瀬川昌治監督でリメイク。

こちらも、留辺蘂や新冠でロケ。

ポスターは、ミュージアム理事の高村賢治さんが、

東京の知り合い(親戚が劇場をやっていた方だそう)

から譲り受けました。

それにしても当時のポスターって…味わい深い!

最初の写真とこちらは、半才(ハンサイ)サイズ。

お風呂屋さんや街中でよく見かけたそう。

ロケ地「ルベシベ」の表記が、イイ味出してますね。

これは、立看(タテカン)サイズ。

映画館やタバコ屋さんの前に、立て掛けられていたとか。

ただ残念なのは、 この作品のDVDやビデオが見つからないこと。

高村さんでさえ未見という〝幻〟の映画なのです。

そもそも「馬喰」とは、馬の売り買いや斡旋をする職業のこと。

北海道開拓に欠かせなかった、馬。

北の地に根ざした馬文化を知る上でも、大切にしたい資料です。

網走市立図書館から「北海の虎」資料が届きました

今日もひんやり曇り空の札幌です。

さて、きっと、もっと冷たい海風が吹いている

オホーツクにある網走市立図書館から、

昨日、貴重な資料が届きました。

網走ロケ「北海の虎」に関するものです。

この映画は、「馬喰一代」「無法者」など、

地元・北海道を舞台にした作品を書いている

佐呂間町出身の作家・中山正男が原作者。

1953(昭和28)年に制作・公開され、

田中重雄監督、藤田進さんなどが出演しています。

当時の新聞記事によると、

オホーツクの荒海と流氷と、
網走の景勝の中に強く打ち出された
父と子の愛情と逞ましいクジラ漁の闘魂

が描かれた作品とのこと。

お送りいただいたのは、

ロケ直前の昭和28年9月20日から

ロケ最終日10月11日までの新聞記事コピーなど。

ロケ場所や当時のキャスト、スタッフの様子が

よく分かる、とても貴重な記録です。

さらに興味深いのは、

18回にわたって網走新聞に連載された シナリオ全文!

まさに、「市民挙げて祭騒ぎ」(昭和28年9月28日付道新)

だった様子が伝わります。

ちなみに、この網走市立図書館では、

「北海の虎」の16ミリフィルム映像がビデオまたはDVDで鑑賞可。

機会があれば、ぜひ、ご覧ください。

こうした新聞記事や映像は、

北海道の社会、文化、歴史を映し出す大切な「財産」。

ミュージアムの大きな役割として、

どんどん収集・保存し、発信していこうと思います。