新藤兼人監督追悼 百歳の遺言

今年の5月29日、百歳で亡くなられた新藤兼人監督を追悼して

代表作3本が上映されることが決定しました!

上映期間は、8月3日(金)と8月4日(土)の2日間。

上映館は、札幌プラザ2・5(元東宝プラザ)狸小路5丁目。

上映される3本の映画は、

裸の島』(1960年)

出演:乙羽信子、殿山泰司、田中伸二、堀本正紀

瀬戸内海の小島で淡々と暮らす夫婦の生命力を一言もセリフなしで表現。

海外でも高い評価を得た作品。

午後の遺言状』(1995年)

出演:杉村春子、乙羽信子、朝霧鏡子、観世栄夫

老境を迎えた女優が避暑に訪れた蓼科で出会うひと夏の物語。

老いること、生きることの意味を問う人間ドラマ。

一枚のハガキ』(2011年)

出演:豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政、倍賞美津子

映画を愛するすべての人に、今を生きるすべての人に観てほしい。

日本映画界の至宝、新藤兼人が99年の人生をかけた最後の最高傑作。

 

入場料は、前売り1000円で 当日は1500円

シニア(60歳以上)、学生(中・高・大)は共に1000円です。

お問い合わせは、

011‐252‐3828(株式会社プリズム映画事業部)

(平日10:00~18:00)

入場券は、市内プレイガイド(大丸藤井・道新・教文)にて発売中。

生涯に監督・脚本など製作に関わった映画は200本以上。

その中でも、代表作と呼ばれる3本をスクリーンで観る貴重な機会です。

映画に生涯を捧げた新藤兼人監督の映画には、

どんな遺言が込められているのでしょうか。(柴田)

新藤兼人監督追悼コーナーを設けました

5月29日、100歳で亡くなった

現役最高齢の映画監督、新藤兼人さん。

その生涯で手掛けた数多くの作品のうち、

北海道に関するものは、監督した

函館・網走ロケ「裸の十九歳」(70年)

函館ロケ「竹山ひとり旅」(77年)と、

脚本を担当した

夕張・歌志内ロケ「女ひとり大地を行く」(53年、亀井文夫監督)

釧路ロケ「配達されない三通の手紙」(79年、野村芳太郎監督)。

そんな新藤監督を偲ぶコーナーを設けました。

「女ひとり大地を行く」はミュージアムで視聴可。

どうぞご覧になってみてください。

追悼・新藤兼人監督

29日、現役最高齢の映画監督、新藤兼人さんが

老衰のため、亡くなりました。100歳でした。

「原爆の子」(53年)「裸の島」(61年)「午後の遺言状」(95年)など

生涯に監督、脚本など製作した映画は200本超。

中には、自ら監督した

函館・網走ロケ「裸の十九歳」(70年)

函館ロケ「竹山ひとり旅」(77年)もありました。

ミュージアムの礎を築いた故・竹岡和田男さん著

「映画の中の北海道」(道新)の「裸の十九歳」ページには

若き日の新藤監督の写真が。

42年前なので、50代後半でしょうか。

共同脚本家のひとりに名を連ねた

夕張・歌志内ロケ「女ひとり大地を行く」(53年、亀井文夫監督)、

そして、脚本を担当した

釧路ロケ「配達されない三通の手紙」(79年、野村芳太郎監督)

も、北海道ゆかりの作品です。

「女ひとり~」は、ミュージアムで視聴可能。

また、遺作となった「一枚のハガキ」が、市民有志によって

6月15日(金)、札幌エルプラザで上映されます。

詳細は担当者の平野さん(011‐757‐0227)へ。

映画に人生を捧げた新藤監督の想いを、

スクリーンで、ミュージアムで

感じてみてはいかがでしょうか。

改めてご冥福をお祈り申し上げます。