「馬喰一代」の貴重な資料が届きました

北見ロケの傑作「馬喰一代」(1951年、木村恵吾監督)。

6月末まで、「馬と開拓」をテーマに

そのポスターなどを飾っていたところですが、

貴重な資料が東京から届きました。

当時のスナップ写真や記事資料です。

お送りくださったのは、なんと、

子役だった男の子の奥様!(変な言い方ですね)

つまり、その子役が成人して、ご結婚された

そのお相手から届いたものなのです。

と言うのも先日、ミュージアムで熱心に

「馬喰一代」ポスターを眺めている女性がいらしたので

声をかけたところ、「実は夫がこの映画に出てまして・・・」とのこと。

聞くと、三船敏郎の一人息子を演じた方、というではありませんか!

観た方ならきっと覚えているだろう、

名演技を披露したこの男の子です。

奥様から色々お話を伺った際、「資料があればぜひご寄贈を!」

というお願いを、律儀に守ってくださったのです。

どうもありがとうございました。

さっそく館内に飾ることに。

ミュージアムにお立ち寄りの際は、ぜひチェックください!

「馬喰一代」がつなぐ縁

今日は嬉しい来館エピソードをご紹介。

20日(土)午前にお越しくださったのは、

北見市留辺蘂町の「高野商店」店主、高野智子さんです。

「シネマの風景」をお読みの方ならピンとくるかも。

そう、北見市でロケされた「馬喰一代」

(51年、木村恵吾監督)の取材にご協力くださった方。

留辺蘂町出身の原作者・中山正男さんの偉業を伝えようと、

地酒「馬喰一代」を考案したご本人です。

「どうしても来たかった場所なんです」と、

ミュージアムの開館を喜んでくださいました。

ロケ地マップをはじめ、館内を熱心にご覧いただき、

展示する「馬喰一代」への想いもいろいろお聞かせくださいました。

聞くと、地酒「馬喰一代」を製造・販売して

来年で15年の節目を迎えるそう!

5月の新酒発表会の時期に、

今度は我々が「馬喰一代」のロケ地へ足を運べればと思います。