「星守る犬」のロケ地・名寄めぐり!~後編

名寄ロケ「星守る犬」のロケ地をめぐる小旅行。

次のスポットは、なよろ市立天文台「きたすばる」です。

日進地区の道立公園「サンピラーパーク」内、

星見の丘にあります。

天文台付近の丘からは、日進地区が一望!

実は、ここがまさに「星守る犬」のロケ地。

玉山鉄二さん演じる役場職員の家が、

ロケセットとして建てられたそう。

夏場になると、美しいひまわり畑になるとか。

確かに印象的なシーン、ありましたね。

今は何も残っていませんが、

シーズンにはステキな光景が楽しめる観光名所です。

そこからすぐ近くにある天文台の入口には、

可愛らしい像が佇んでいます。

そう、星守る犬・ハッピーです。

空をじっと見つめる姿勢は、

まるでビクターのワンちゃんのように哀愁が漂います。

「ライトアップした看板もいい雰囲気でしょう」と話すのは

天文台台長の塩田昌彦さん。

実は、この名寄めぐりは塩田さんの案内によるもの。

お忙しい中、本当に感謝です!

ご厚意にさらに甘え、天文台の中も案内いただくことに。

平成22年にオープンしたばかりのこの施設。

目玉は、巨大な「ピリカ望遠鏡」です。

公開天文台としては日本で2番目という

1.6mの口径を持つ大型反射望遠鏡とか。

迫力ありますね!

屋上観測室や太陽望遠鏡など、充実した観測設備も売り。

一階のロビーに、ポスターを発見。

原作者のメッセージも、ここでしか見れない貴重なもの。

ここでは、毎週水曜日午後6時~

インターネット番組「きたすばる★どっとこむ」で

さまざまな話題も発信しているそう。

もちろん、映画はフィクションではありますが、

登場人物に共感し、想いを寄せるのも醍醐味のひとつ。

ハッピーが、主人公が眺めたであろう星空を、

この天文台で心ゆくまで鑑賞するのもオススメです。

さて、そんなこんなで「星守る犬」スポットめぐりは終了。

次は〝番外編〟として、

名寄出身のある人物が出演した映画をご紹介します。

(つづく)

「星守る犬」のロケ地・名寄めぐり!~前編

名寄でロケされた2011年公開の

「星守る犬」(瀧本智行監督)をご存じですか?

同名漫画がヒットし、西田敏行さん主演で

映画化された話題作でした。

そのロケ地に立ち寄る機会があったので、

オススメのスポットをご紹介します。

ロケ地めぐりは名寄駅からスタート。

この日はあいにくの雨模様。

駅付近の案内マップで目的地をチェック。

まずは、「星守る犬」のモニュメントがある

望湖台自然公園を目指します。

車で移動すること約20分、入口に到着。

確かに、案内看板がありました。

道路をもう少し進むと、オートキャンプ場があります。

その反対側の広場の片隅に、

モニュメントが設置されていました。

西田さんと玉山鉄二さんの手形入り。

西田さん演じる主人公が、愛犬・ハッピーと

たどり着いた最終の地にふさわしく、

ひっそりとした雰囲気に包まれています。

案内看板の手作り感が微笑ましい感じ。

ストーリー的には悲しい場所とも言えますが、

市民の方が大切にしている様子が伝わります。

晩秋の小雨の中、次のロケ地スポットへ・・・

と、その前に、

映画ファンなら絶対行きたい場所へ寄り道。

道内最古、大正5年創業の映画館「第一電気館」です。

市内中心部にあります。

上映は午後からでしたが、入口は開いていて、

社長の奥様・高橋節子さんにお話を聞くことができました。

「昭和48年にリニューアルして、今は1スクリーン・168席です。

フィルム映写なので、いつまで続けられるか・・・」とのこと。

デジタル化の波が、こうした

地域に根差す映画館を苦しい状況に

追い込んでいることをひしひしと感じました。

でも、昔ながらの味わい深い雰囲気。

どうか、ささやかでも続けて行ってほしいものです。

(つづく)