ロケ地・名寄めぐり~番外編「名寄岩 涙の敢斗賞」

「星守る犬」のロケ地・名寄めぐりを終え、

向かった先は、「名寄市北国博物館」です。

ここは、「冬・雪・寒さ」をキーワードにした

名寄ならではのミュージアム。

全国で唯一残されたSL排雪列車「キロマキ」が

野外展示していることでも知られます。

(この日はすでに雪対策でシートで包まれてました、残念!)

ここで注目したいのが、このコーナー。

名寄出身の大相撲力士「名寄岩」ゆかりの品々です。

名寄岩は、昭和10~20年代後半まで活躍し、

相撲界に「名寄」の名を広めました。

その実直な人柄と、一本調子な取り口から

「怒り金時」とも呼ばれたとか。

けがや病気で、大関から二度の陥落を経験するも、

金星と敢闘賞を獲得!

関脇まで返り咲き、40歳まで土俵に上がり続け、

日本中を沸かせたそうです。

その土俵人生は、なんと、本人主演で日活で映画化。

その貴重な映像が、ここで保存されているのです。

館のご協力で、視聴させてもらいました。

残念ながら名寄ロケはなさそうでしたが、

名寄岩の取り組み、素朴な語り口がそのまま残っています。

当時の相撲人気、そして、

名寄史の記録として貴重なものでしょう。

ちなみに、こんなワンシーンも。

自伝映画のため、実際の展示品と

リンクするのも面白いところ。

この日は行けませんでしたが、

市内のスポーツセンターには、名寄岩の像もあるそう。

機会があれば、

名寄ゆかりの人気者・名寄岩の資料&映像を

ご覧になってみてください。

※視聴は館内のみ、事前申し込みが必要です。