紋別・斜里ロケ「私の男」特集③~高良健吾演じる「美郎」

6月14日の公開に向け、

紋別・斜里ロケ「私の男」(熊切和嘉監督)を

原作小説とともに紹介する特集第三弾です!

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孤独な少女「花」と遠縁の男「淳悟」。

ふたりの関係に影響を及ぼす、東京編のキーパーソンが

高良健吾さん演じる「尾崎美郎」です。

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奥のテーブル席に、尾崎美郎がぽつんと座っていた。(中略)小柄なからだを仕立てのよいスーツに包んだその姿は、いかにも育ちがよさそうで、清潔感に満ちていた。腕時計を覗きこんで、すこしだけ眉をひそめている。 (小説「私の男」より)

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原作では「美郎」が、ふたりの秘密に触れる

ある不思議な出来事に遭遇します・・・。

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理解し難い「淳悟」の行動を恐れながらも、

「美郎」は「花」に惹かれていくのです・・・。

花は僕にとって、なんというかほんとうに未知の存在だった。そのことを考えると、やはり、台風を前にした子供のようなきらめく不安を感じるのだった。 (小説「私の男」より)

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(C)2014「私の男」製作委員会

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紋別・斜里ロケ「私の男」特集②~浅野忠信演じる「淳悟」

6月14日の公開に向け、

紋別・斜里ロケ「私の男」(熊切和嘉監督)を

原作小説とともに紹介する特集第二弾をどうぞ!

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主人公の少女「花」を引き取ることになった遠縁の男

「淳悟」を演じるのは、浅野忠信さん。

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ごわごわした制服から、塩っ辛い海の匂いがした。(中略)間近にある、その若い男の人の顔をじっと見ると、向こうも負けずに、切れ長の目を見開いてみつめかえしてきた。
「誰、ですか」
小さな声で聞くと、
「おまえ、竹中花だろ」
「はい、そうです」 (小説「私の男」より)

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ふたりは北海道紋別の田舎町で、寄り添うように暮らしていた。

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なにより、二人きりで寄りそって遠ざかる影には、どこか、不思議なあたたかさを感じた気がした。暗闇で光る、煙草の火のような。かすかな。ふれれば、もちろん熱い。その温度の正体がなんなのか、よくわからなかった。考えようとすると、背中が寒くなるのだった。 (小説「私の男」より)

しかし6年後、ある事件をきっかけに、ふたりは北から逃げることに。

互いに深い喪失と、濃厚な秘密を抱えて・・・。

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ふるびた、優雅ではあるけれどみじめな男からは、この十五年間ずっとそうだったように、降りつづく雨のような湿った匂いがした。それが、この男の体臭なのだ。 (小説「私の男」より)

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(C)2014「私の男」製作委員会

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6月14日公開!紋別・斜里ロケ「私の男」特集①~二階堂ふみ演じる「花」

6月14日に公開される紋別・斜里ロケ「私の男」。

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(C)2014「私の男」製作委員会

オホーツクの流氷を背景に、究極の愛を描く16年の物語。

帯広出身の熊切和嘉監督の最新作としても注目です!

そこで、桜庭一樹さんの原作の一部を、

映画のスチール写真とともにご紹介!

イメージを膨らませて、映画の公開までお楽しみください。

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主人公の少女「花」を演じるのは、二階堂ふみさん。

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花は青白い肌に、黒髪。白いダウンジャケットを着てぼうっと海を見ていて、オホーツク海と花を同時に視界に入れると、なんだか寂しい、描きかけの水墨画を見ている気分だった。 (小説「私の男」より)

幼くして孤児となった彼女が、遠縁の男に

引き取られることから、物語は始まります。

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「おとうさんも、むかし、自分のおとうさんとおかあさんをなくしたの。海と、陸で。わたしたち、みなしごの親子なのよ」
 僕には読みきれない、迷うような、恨むような、奇妙にめばついた目つきだった。このとき、年下の地味な女の子のからだから、はるか年上の、男に慣れた年増女みたいなおかしな色気が立ちのぼっているように見えた。 (小説「私の男」より)

孤独なふたりが求めたもの。

それは衝撃の真実でしたーー。

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花がどうでもよさそうにうなずいた。それから、遠い目をして海をみつめた。海のそのまた向こうの、遥かな場所に目をこらすように。暮れかけの空は確かに、暗い色の雲をともなって、不吉な紫色に染まっていた。 (小説「私の男」より)

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本日は休館日。ですが、北海道ロケの話題を

本日は月曜休館日です。

またのお越しをお待ちしております。

 

明日からいよいよ10月!芸術の秋。

ということで、9月末時点でわかっている

北海道ロケの最新作の話題をまとめてご紹介。

まずは10月19日から、「キタキツネ物語」リニューアル版が公開。


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また、秋~冬には芦別ロケ「野のなななのか」が公開予定。


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そして、来年2014年も、北海道ロケの最新作が続々と公開予定!

まずは2月1日公開予定の網走ロケ「抱きしめたい」


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続いて、春公開予定は、十勝ロケ「銀の匙」


※作品公式サイトはコチラ

そして、秋公開予定なのは、函館ロケ「そこのみにて光輝く」


※作品公式サイトはコチラ

空知ロケ「ぶどうのなみだ(仮)」も、先日発表されましたね。

公開月は未定ですが、紋別・斜里ロケ「私の男」も。


※作品公式サイトはコチラ

また、札幌市西区琴似で中高生が撮影した

「茜色クラリネット」も3月にシアターキノで公開予定です!


※プロジェクトの公式サイトはコチラ

過去の名作だけでなく、新作をチェックしてこそ

過去・現在・未来をつなぐミュージアムの役目が果たせるはず。

これらの映画関連資料は、ミュージアムに展示中。

今後も最新情報をどんどん発信します!

紋別・斜里ロケ最新作「私の男」キャストが発表!

冬の紋別・斜里でロケし、

帯広出身の熊切和嘉さんが監督を務める「私の男」。

キャストがこのたび、発表になりました。

主演は、浅野忠信さんと二階堂ふみさん!

2人を見守る親類役は、藤竜也さんとか。

新聞記事を館内に掲示しています。

浅野さんは、上川ロケ「風花」上映会で昨秋来札。

※そのときのレポートはコチラ

原作をお読みの方はお分かりの通り、

主演の2人は、禁断の愛を描く一筋縄ではいかない役どころ。

どのような内容になるのか、注目です!

※映画の公式サイトはコチラ

紋別・斜里ロケ「私の男」情報!

第138回直木賞を受賞した桜庭一樹さんの小説「私の男」。

多くの映画人が映画化を熱望していたというこの話題作を、

帯広出身の熊切和嘉監督が映画化しております!

その最新情報を展示中。

原作は、10歳で孤児になった少女・花と、

花を引き取った遠縁の男・腐野淳悟の生き様を描くベストセラー小説。

重要なシーンに登場するのが、「流氷」です。

ロケは、1月20日に北海道でクランクイン。

紋別、ウトロでの撮影を2月2日に終え、春の撮影を経て完成、

2014年に公開予定とか。

函館ロケ「海炭市叙景」を監督し、

ミュージアムにも来館くださった熊切監督。

最新作では、どんな北海道を切り取るのか。

今から待ち遠しいです!