映画の街・夕張へ(後篇)

スタッフ・アラタメの、写真でおくる夕張旅・後篇をどうぞ。

「幸福の黄色いハンカチー想い出ひろばー」を後にし、

つづいて向かったのが本町商店街の「キネマ街道」です。

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最盛期は100枚あったという、懐かしの映画看板。

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いまは全部で46枚あるそう。

さすがにすべてを見ることはできませんでしたが、

歩いた通りで撮影した一部をご紹介します。

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あなたはいくつ観てますか?

今時期は、夕張メロンも街頭にズラリ。

夏の味覚を求めがてら、

映画の街の雰囲気に浸ってみてはいかがですか。

(おわり)

映画の街・夕張へ(前篇)

スタッフのアラタメです。

先日、映画の街・夕張に行きました。

せっかくなので、映画ゆかりのスポットを写真でご紹介。

まずは夕張駅に到着。

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1両編成の昔ながらの列車から降りると、

すぐに目に飛び込んでくるのが、こちら。

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懐かしの映画看板です。

ホームの先にある夕張観光案内センターを

訪ねたところ、センター長の松宮文恵さんと再会!

彼女は「ゆうばり映画祭」で一度お会いしたことがあり、

その縁で、目当ての場所まで送ってくれることに。

その場所とは、「幸福の黄色いハンカチー想い出ひろばー」。

気さくな松宮さんのガイドで、市内のロケ地を巡りつつ、到着。

(松宮さん、本当にありがとうございました!)

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昨年高倉健さんが亡くなったこともあり、

映画への、健さんへの想いがギュッと集まっていて、

館内に佇んでいるだけで、なんだか胸が熱くなりました。

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(後編につづく)

映画の街・函館探訪

スタッフのアラタメです。

先日、映画の街・函館に行きました。

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用件の合間、足を運んだのがこちら。

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地元のミニシアター「シネマ アイリス」です。

ご夫婦のお客様と一緒に、この映画を観ました。

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美瑛ロケ「愛を積むひと」。

美しい景色を背景にした夫婦愛に、場内は涙、涙。

久しぶりのアイリスでしたが、

変わらず営業し続けていることが何だかうれしかったです。

翌日も快晴!

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午後、伺ったのは、函館市文学館。

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目的は、函館ロケ「そこのみにて光輝く」(呉美保監督)が

モントリオール世界映画祭の最優秀監督賞した際の

受賞トロフィーを見るため。

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館内にある原作者・佐藤泰志さんのコーナーに

しっかりと飾られてました。

じっと眺めていたら、女性スタッフに声を掛けられました。

聞くとその女性、佐藤さんと中学・高校が同じ下級生だったそう。

文芸部の男子部長として目立った存在だったこと、

いつも本屋で見かけたこと、亡くなった時、

仲間と一緒に驚いたこと・・・などを話してくれました。

来年には佐藤さん原作、函館ロケ第3弾

「オーバー・フェンス」が公開になる予定。

いまなお、彼の足跡が見直されていることを

感慨深く思いました。

ちなみに、アイリスと文学館には、

9月のミュージアムの上映会チラシをご提供。

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館内で配布いただいておりますので、

どうぞお手に取ってみてください!

北海道大学総合博物館はロケスポット!

本日は札幌のロケスポットを紹介。

北海道大学総合博物館(旧理学部本館)です!

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この博物館、展示内容も多種多様で、

歴史的建物としての建築美も素晴らしいのですが、

実は、あの映画のロケ地なのです。

それは、高倉健さん主演の「南極物語」。

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3階の通路で、高倉さんのシーンが撮影されたそう。

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関係者以外立ち入り禁止部分ですが、

展示室の廊下から覗くことができます。

懐かしいシーンの背景を探してみてください。

また、北大ロケの映画といえば「探偵はBARにいる」も!

札幌駅近くのロケスポットとして、

散歩がてら、足を運んでみて下さい。

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ちなみに博物館は、耐震改修工事のため

4月~来年7月まで一時休館します。

今の姿、今月中にどうぞ目に焼き付けてください!

紋別ロケ「私の男」ロケ地巡り!

映画「大地の侍」紋別上映会の帰り道、

せっかくの機会なので、

紋別ロケ「私の男」(熊切和嘉監督)の

ロケ地に足を運びました。

と言っても、バスの乗車までわずか1時間。

駆け足の旅でした。

紋別市立博物館から

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坂を下り、海へ向かって歩くこと10分。

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到着したのは、「船着場」。

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すぐ近くの「漁港」を含めて、紋別シーンの

クライマックスに至る重要な場面に登場します。

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オホーツク海は、映画が撮影された冬の海とは違う

穏やかで、気持ちよい表情を見せていました。

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そこから氷紋の駅へ向かって徒歩10分、

「バスターミナル」に到着します。

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ここも、その船着場の前に登場します。

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まだまだ行きたい場所がありましたが、

今回はここでタイムアップ。

少しでしたが、この紋別の街に身を置くだけでも、

登場人物たちの思いを馳せることができました。

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(C)2014「私の男」製作委員会

 

さらには、冬、寒さの厳しいこの街でロケを行った

熊切監督たちスタッフの熱意も感じました!

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ロケ地マップはミュージアム館内に展示中!

映画の後は、ミュージアム&紋別へどうぞ。

小樽ロケ地巡り(下)~「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」「探偵はBARにいる」「喜びも悲しみも幾歳月」

小樽のロケ地巡りレポート、最終回です。

* * *

「富岡教会」から港方面へ歩き、

花銀通りに入って進み、公園通りへと曲がります。

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そうして着いたのは、「水天宮」です。

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山田洋次監督の「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」で、

渥美清さんと浅丘ルリ子さん、船越英二さんの

3人組が汗をかきかき上った参道は、当時のまま。

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映画のシーンはここまでですが、

きっと、寅さんとリリーさんは境内まで行ったはず。

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権現造りの本殿は、小樽市の歴史的建造物にも選ばれています。

そこから港沿いを移動して、こんな場所にも行きました。

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「探偵はBARにいる」を見た方なら、「!」と思うかも。

「小樽港観光船のりば」は、後半の重要なシーンに登場しました。

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雪景色の中、大泉洋さんが煙草を吸いながら

佇んだ場所はここですね。

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実はこのすぐそばでは、

「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」の撮影も行われています。

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ここから運河をわたり、

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旧手宮線も越えて、

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アーケード街を横切り、

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小樽駅からバスに乗って向かった場所が、こちら。

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木下恵介監督の「喜びも悲しみも幾歳月」(1957年)に

登場する「日和山灯台」です。

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霧に包まれた風景として、

ラストシーンに登場したのが印象に残ります。

 

そんなわけで、小樽のロケ地巡りはこれにて終了。

今年の夏旅の参考に、ぜひどうぞ!

もちろんミュージアムにもお立ち寄りくださいね。

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(アラタメ)

小樽ロケ地巡り(中)~「少年」「はるか、ノスタルジィ」「探偵はBARにいる」など

小樽ロケ地の写真レポート、第2弾をどうぞ。

* * *

三角市場の横を通って・・・

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突き当りを左に曲がると、そこは「船見橋」。

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大島渚監督の「少年」(1969年)に出てきた風景が、

柵の向こうに残っています。

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その橋を渡れば、数々の映画ロケ地として

知られる「船見坂」があります。

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大林宣彦監督の「はるか、ノスタルジィ」(1993年)、「少年」のほか、

「Love Letter」(1995年)、「探偵はBARにいる」などにも登場。

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坂から見下ろすと、確かに〝絵〟になる光景が広がります。

そこから歩いて30分ほどの場所にあるのが、「富岡教会」。

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ここは、「ジャコ萬と鉄」(1964年)の撮影が行われました。

なんと、外観は当時のまま!

時代を重ねたゴシック様式の美しさに圧倒されます。

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そこから港方面へ歩くとある、この道。

何の作品のロケ地かわかりますか?

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実は、「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(1975年)で

船越英二が初恋の人と再会した場所なのです。

残念ながら、もう「喫茶ポケット」はなく、

当時の面影はほとんどありません。

ということで、次の目的地は、同じく「相合い傘」のロケ地です。

(つづく)

 

(アラタメ)

小樽ロケ地巡り(上)~「駅STATION」「ハルフウェイ」「探偵はBARにいる」

いよいよ北海道も夏真っ盛り。

観光シーズンを迎えた港町・小樽へ、

映画のロケ地取材に行ってきたので、写真でご紹介します。

小樽の前に寄った場所はコチラ。

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「駅 STATION」(1981年)が撮影された銭函駅です。

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撮影当時の雰囲気、ちゃんと残っていますね。

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「ハルフウェイ」(2009年)のロケ地となった

小樽築港駅、南小樽駅を過ぎたら・・・

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小樽駅に到着です。

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ホームや構内は、「探偵はBARにいる」(2011年)に登場しました。

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ちなみに4番ホームは、

石原裕次郎さんがテレビ番組の撮影をしたことから、

〝裕次郎ホーム〟と呼ばれています。

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駅を出ると、こんな看板も。

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あの石川啄木も降り立った小樽駅。

そんな当時に思いを馳せつつ、次の目的地を目指します。

(つづく)

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(アラタメ)

「氷点」のロケ地・旭川めぐり(後編)

小説「氷点」誕生の地であり、

映画のロケ地となった旭川めぐりのつづきです。

三浦綾子記念文学館のあとは、見本林を散策しました。

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作品では、冒頭に起きる事件の現場となり、

その後、さまざまな出来事に揺れ動く

登場人物たちの心情が巧みに表現された場所。

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実際に歩いてみると、心地よい風が通り抜ける散策スポット。

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途中、アカゲラやリスにも遭遇!

のんびりと散策路を歩きながら、

小説・映画世界に思いを馳せるのにピッタリなスポットです。

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豊かな自然を満喫したあとは、

小説に登場した喫茶店「ちろる」へ。

買物公園通りを向かう途中、懐かしい看板を発見!

以前レポートした劇場「シアター・カンダ」さんです。

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※当時の記事はコチラ

今もしっかり、魅力的なラインアップで営業されています。

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※詳しいスケジュールは記事の最後に掲載!

ということで、「ちろる」に到着。

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昔ながらの静かな空間でコーヒーを堪能しました。

そういえば、今も旭川で新しい映画がロケ中のはず。

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函館、網走につづく、新しい映画の名所になるか!

そんな期待を込めつつ、旭川を後にしました。(おわり)

* * *

シアターカンダさん2014年6月のスケジュール

6日(金)・7日(土)
「キリマンジャロの雪」「パラダイン夫人の恋」

8日(日)「いのちの林檎」

13日(金)・14日(土)
「赤い靴」「邂逅(めぐりあい)」

15日(日)「天地明察」

20日(金)・21日(土)
「グランド・ホテル」「テンプルちゃんの小公女」

22日(日)「麦子さんと」

27日(金)・28日(土)
「西部戦線異状なし」「武器よさらば」

29日(日)「伊豆の踊子」

※1日3回上映、料金は一般1作品700円など。詳しくはシアターカンダ(0166-29-1133)へお問い合わせください。

「氷点」のロケ地・旭川めぐり(前編)

三浦綾子さんの小説「氷点」が

映画化されたのは、今から48年前のこと。

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今も、この作品は多くの人々に愛され続けています。

5月下旬、映画のロケ地・旭川に行ったのでレポートします!

まず向かったのは、三浦綾子記念文学館。

旭川駅東口を出て「氷点橋」をわたり、

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歩くこと約15分、見本林の入り口に到着しました。

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ここが、「氷点」の重要な舞台であり、ロケ地にもなった場所。

入口そば、美しい緑に囲まれて佇むのが、三浦綾子記念文学館です。

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館内の撮影OKだったので、写真付きでご紹介しましょう。

入館すると、吹き抜けのホールで三浦夫妻の写真が出迎えてくれます。

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夫・光世さんは、口述筆記で綾子さんの創作活動を支えた方。

5つに分かれた展示室では、三浦文学や彼女の生い立ちのほか、

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三浦夫妻の日常の風景も紹介しています。

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本が出るたび、綾子さんが光世さんに送ったという

献辞の数々からも、二人の絆が伝わってきます。

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そして、今年は「氷点」で作家デビューしてからちょうど50年!

節目を記念し、さまざまな事業が展開中。

このときは、通年企画の第一弾、「追体験で味わう

〝『氷点』の聖地〟見本林」が開催中でした(6月29日まで)。

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展示物はどれも見応えがあり、解説文にもOLYMPUS DIGITAL CAMERA心がこもっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

それもそのはず。

図書室や喫茶コーナー、来館者に説明する「案内人」など、

運営を支えているのは、多くの市民ボランティアなのです。

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規模の違いはあれど、

我々ミュージアムとの共通点を発見し、 うれしくなったところで、

なんと、館を訪れた光世さんにバッタリ。

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せっかくなので、少しお話をさせていただきました。

光世さんは、「氷点」が50年間読まれ続けている理由を「この小説のテーマは人間の『原罪』。人間のもつ罪のもと、人間を描いている点でしょう」と説明。

続いて、妻・綾子さんについて伺うと、「ありがたい存在でした」とのお答え。「私の勝手なことも『はい、わかりました』と答えてくれました。『氷点』を書くときも、『舞台をどうしよう』と言っていたので、私が『見本林にしたら』と話すと、『あそこはいいわね!』と答えてくれ、題名も『氷点はどう?』と言うと、『すてきね、さすがだわ!』と喜んでくれました」と懐かしげ。

さらに、来館者へのメッセージとして「神は林や森を作ってくださり、人間に音楽を、綾子には文学も与えてくださった。人間という存在を考えるきっかけにしてほしい」とお話されていました。

突然のインタビューにもかかわらず、静かな笑顔で、

優しく、丁寧に答えてくださった姿が印象的でした。

ということで、いよいよ「氷点」ロケ地・見本林へ!(つづく)

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三浦綾子記念文学館の公式サイトはコチラ