中城ふみ子の故郷・帯広レポート!

以前、このブログで帯広出身の歌人で、

帯広・札幌ロケの映画「乳房よ永遠なれ」のモデルとなった

中城ふみ子さんをご紹介しました。

※当時の記事はコチラ

先日、彼女の故郷・帯広にある歌碑を訪れたのでご報告します。

場所は、中心部にある緑ヶ丘公園。

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歌碑は、百年記念館と帯広美術館の間、

散策路のそばに建立されています。

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歌碑にはこう刻まれています。

母を軸に子の駆けめぐる原の晝

木の芽は近き林より匂ふ

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この園内には、かつて世界一長いベンチとして

ギネスブックに掲載された「400メートルベンチ」や

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六花亭が寄贈した「百年の鐘」などがあります。

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ゆったりと緑を眺めながら、ふみ子さんの歌に

思いを馳せてはいかがでしょうか。

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ちなみにもう一か所、

帯広市護国神社境内にも歌碑があるそう。

映画のロケ地含めてゆかりのスポット巡りも良いですね!

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(アラタメ)

4月、中城ふみ子賞を募集!

戦後の歌壇で名を馳せた

帯広ゆかりの歌人、中城ふみ子さんをご存じですか?

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3児の母親として、ひとりの女性として波乱の生涯を生き、

乳がん闘病中の想いなどをつづった歌集「乳房喪失」が

大反響を呼ぶ中、31歳で亡くなった夭折の歌人です。

故郷・帯広で、彼女の功績を称えようと創設された

短歌賞「中城ふみ子賞」が今年6回目を迎えます。

無題

 

 

 

 

 

 

 

募集期間は、4月1日~30日までの一か月間。

全国を対象に、自らの「生きる」姿勢を短歌に託した

力強い作品を50首募っています。

詳細は公式サイトをどうぞ。

中城ふみ子さんといえば、彼女の人生を描いた

帯広・札幌ロケの映画「乳房よ永遠なれ」があります。

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ふみ子役を月丘夢路さんが演じた見応えある作品でした。

今年は没後60年の節目でもあり、小樽文学館では

企画展「中城ふみ子・中井英夫往復書簡展」

(8月1日~9月7日)も開かれるそう。

※詳細はコチラ

ミュージアムには「中城ふみ子読本」も所蔵!

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ぜひこの機会に、彼女の歌の世界に触れてください。(アラタメ)

帯広出身の歌人・中城ふみ子コーナーが充実

今日は雨模様の札幌です。

さて、先日のリニューアルにより登場した寄贈品コーナー。

さっそく、追加の寄贈があったのでご紹介します。

帯広出身の女流歌人・中城ふみ子さんに関する

貴重な書籍資料(初版版もあり!)です。

ご寄贈くださったのは、

中城ふみ子研究家の佐々木啓子さん。

中城ふみ子読本と、ご自身で編集発行人を務めた

「中城ふみ子没後50年記念集」も寄贈。

記念集は、20部限定で無料配布していいとのこと。

ありがとうございます。

札幌ロケ「乳房よ永遠なれ」(55年、田中絹代監督)では

月丘夢路さんが、ウットリするような美しさで

情熱的なふみ子役を演じておりました。

戦後の歌壇で輝いた歌人の想いを、

映画で、資料集で感じてみてください。