ミュージアムの企画展「漁業と歴史的遺産」を
もっと楽しむ特集4回目!
今回ご紹介するのは、こちら!
函館ロケ『硝子のジョニー 野獣のように見えて』
(62年、蔵原惟繕監督)です。
タイトルと同名のヒット曲を持つアイ・ジョージのほか、
日活スターの芦川いづみ、宍戸錠が出演。
自分の居場所を探し、さすらう男と女の物語です。
ヒロインの娘(芦川)が働くのは、稚内の昆布採りの浜辺。
そこへ人買いの秋本(アイ)が現れ、ドラマは始まります。
昆布といえば、函館ロケ『海猫』(2004年、森田芳光監督)は、
昆布漁師(佐藤浩市)に嫁いだ女性(伊東美咲)のストーリーでした。
どちらの女性も不幸な境遇に身を置く設定。
浜辺に漂うあの昆布の香りは、
どこか切ない雰囲気を醸し出すのかもしれません。(アラタメ)