21日(土)公開!「しあわせのパン」インタビュー②監督編

今日も晴れの札幌。

太陽の光が雪に反射してキラキラ輝いていました。

さて、本日は、1月21日(土)北海道先行公開の

オール北海道ロケ「しあわせのパン」インタビューの第2弾。

今回は、三島有紀子監督(大阪出身)にスポットを当てて、

北海道&作品へのアツい想いをご紹介します。

質問はミュージアム理事の武島靖子さん、返答は三島監督です。

ーー監督は今回、脚本もご担当されていますが、ずばり、なぜオール北海道ロケだったのでしょう?何が監督の心を射止めたのでしょうか?

(C)2011『しあわせのパン』製作委員会

それは…惚れてしまった、としか言いようがありません。月浦に初めてたたずんだとき、ハッとするくらい美しく、心を奪われました。それもよくあるような単に景色がきれい、という程度ではなく、撮影したい!多くの人に見てもらいたい!という衝動に駆られるようなものでした。ここで人がどう暮らし、何を感じ、何を得ていくのか、を伝えたいと思ったんです。

ーーなるほど!まさに、月浦という土地に対してピンポイントだったのですね。その感触は、撮影してみてどうなりましたか?

(C)2011『しあわせのパン』製作委員会

ますます惚れた、というのが正しいと思います。季節ごとに何度も月浦に行きましたが、毎回表情が違うんです。それも、きれいなだけではなく、厳しさがありました。自然の中にひとりで立つと、イヤでも自分と向き合うことになるんです。自分は何なんだ、何を大事に生きているんだ、と、問われているような。と同時に、自分を、大事なものを、しっかり大切にしていけばいい、と言われている気もするんです。プライベートで何度でもゆっくり行きたい、そんな場所でした。

(C)2011『しあわせのパン』製作委員会

ーーまた北海道で撮りたい、というお気持ちはありますか?

もちろんあります!お金が集まれば、ぜひ(笑)

(C)2011『しあわせのパン』製作委員会

(次回へつづく)

◇ ◇ ◇

「しあわせのパン」 2012年1月21日(土)北海道先行ロードショー
1月28日(土)全国ロードショー
監督:三島有紀子
キャスト:原田知世 大泉 洋 他
公式サイト http://shiawase-pan.asmik-ace.co.jp/index.html

●三島有紀子監督 大阪府出身。18歳からインディーズ映画を撮り始め、大学卒業後、NHKに入局。11年間の在籍を経て、フリーランスに。以降、助監督をやりながら脚本を書き続け、「刺青〜匂ひ月のごとく〜」(2009年)で映画監督デビュー。テレビドラマも数多く演出。オリジナル脚本「世界がお前を呼ばないなら」は、09年サンダンスNHK国際映像作家賞で優秀作品に選ばれた。著書に小説「しあわせのパン」(ポプラ社より発売)。

21(土)公開!「しあわせのパン」インタビュー①主演者&監督編

まだまだ冬の厳しさが続く札幌です。

さて、北海道の洞爺湖町月浦でロケされた「しあわせのパン」が、

いよいよ1月21日(土)に北海道先行ロードショーとなります。

オール北海道ロケの最新作。

もちろん、ミュージアムは全面的に応援中!

というわけで、主演の原田知世さん、大泉洋さん、三島有紀子監督への合同取材に参加。

原田さんのステキなコメント&大泉さんの爆笑トーク

そして、三島監督のアツい想いを、3回にわたってご紹介いたします。

※インタビュー後半部分は、映画の内容に触れています。

ーーまずは主演のお二人へ。どんな方々に観てもらいたいですか?

(C)2011『しあわせのパン』製作委員会

原田さん/どんな方でも、多くの人に観てほしいです。年齢に関係なく、家族や夫婦など大切な人たちとぜひご覧になってください。プロモーション活動でいろいろな方とお会いし、特に、仕事に一生懸命な30代の大人の女性から、「胸に響きました」と言われたことが印象に残っています。

大泉さん/優しくて、おしゃれで、かわいらしい映画なので、やはり女性に観てほしいですね。特に、働いている女性がふっと気を緩めるような映画だと思います。ただ、僕のような男性からすれば、昔から美しく、ステキな原田さんはドストライク!(取材陣爆笑&うなずく男性も)ぜひ、僕のような〝知世イスト〟にもオススメの作品です。

ーー大泉さんは、今までのイメージと違う役でしたが、不満はありませんでしたか?

(C)2011『しあわせのパン』製作委員会

大泉さん/確かにセリフが少なくてイヤだと…って思うわけないじゃないですか!(笑)セリフの多くないいつもとは違う役で、逆に嬉しかったです。でも、しゃべらない、という役を演じるのが難しかった面はあります。アドリブもほとんどありませんし。監督からは、たたずまい、まなざしで演じてほしいと言われました。女性監督の作品出演は初めてでしたが、とても繊細な演出でした。

三島監督/私は、お客さまが見たことのない大泉さんをやってほしい、とお願いしたんです。まずは、しゃべらない役を、と(笑)。この「水縞くん」という役は、祈るように優しく見続ける男性。大泉さんの新鮮な面が出せたんじゃないかと思います。

ーー役柄との共通点はありますか?

(C)2011『しあわせのパン』製作委員会

原田さん/私の演じる「りえさん」は、心のどこかに影がさしていて、扉が閉まっている役。温かく見つめる「水縞くん」が、その扉を開けてくれるんです。そんな彼女の影の部分は、私とは違うと思います。かといって、特別に役作りをしたわけではありません。ロケ地の月浦の自然の中で、「りえさん」を見つけていったというか…自然と「りえさん」が近づいてくれた、そんな気がします。大泉さんと芝居の話をしたわけではありませんが、最後は「水縞くん」と「りえさん」のとてもいいシーンが撮れました。すんなり役を演じることができたのが、不思議なくらいです。

大泉さん/この「水縞くん」は、毒っ気ないんですよね。僕なら、集まった人たちにもうちょっと毒っ気のある会話をしてしまう(笑)。どっちかっていうと、寅さんみたいな感じになってしまう(笑)。でも、奥さんに対して、ああいう風に見守るしかない気持ちは分かります。せつなさを理解できる分、それは男にとってつらいよな…と感じました。すごく優しい映画なんですが、扱っている題材はわりとリアルでシビアなんですよね。だからこそ、最後に二人が顔を合わせる食事のシーンがぐっとくるんだと思います。

(次回へつづく)

◇ ◇ ◇

「しあわせのパン」
2012年1月21日(土)北海道先行ロードショー
1月28日(土)全国ロードショー
監督:三島有紀子
キャスト:原田知世 大泉 洋 他
公式サイト http://shiawase-pan.asmik-ace.co.jp/index.html

元須貝興行の横田昌樹さんがご来館!

今日は午前の品田雄吉さんに続き、

午後は、横田昌樹さんがいらっしゃいました!

横田さんは、元須貝興行に約40年勤め、

宣伝や劇場支配人など映画部門を担当していた方。

和田由美事務局長や、

高村賢治理事とも長いお付き合いだとか。

故・竹岡和田男さんや故・山田昂さんについて

「2人とも純粋に映画を語る人。

だから2人の映画評は、興行の尺度にしたよ」とのこと。

人脈も広く、高村理事との話も話題が尽きない様子。

横田さんはご自身のブログで「札幌映画史」をつづったり、

フェイスブック、ミクシーも使いこなすデジタル人間!

ぜひ、検索してみてくださいね。

映画評論家・品田雄吉さんがご来館!

今日は朝から雪が降り、街も空も真っ白の札幌です。

さて、昨日札幌で記者会見が行われた

「ゆうばりファンタスティック国際映画祭2012」(2/23~27)。

この映画祭顧問で、

遠別町出身の映画評論家・品田雄吉さんが、

本日ミュージアムにお見えになりました!

実は、品田さんは我々ミュージアムの最高顧問。

というのも、そもそもミュージアム構想の本当の原点は、

品田さんの亡き実兄・平吉さんの映画コレクションを譲り受けたこと。

そんな縁から、品田雄吉さんには

たびたびイベントにゲスト参加いただいたり、

最新号の会報にも素晴らしい寄稿文をいただいたり。

長年にわたる、ミュージアムの頼もしい応援団のお一人なのです。

そんな品田さんを出迎えた

和田由美事務局長らも感慨深げ。

平吉さんコーナーをご覧いただいたり、

ロケ地マップをお見せしたり(やはり、ご出身の遠別町に注目されてました)、


「キネマ旬報」のバックナンバーの展示では、

雄吉さんが勤めたころの秘話をお聞かせいただいたりと

充実したひとときとなりました。

品田さんの寄稿の通り、

「映画を愛する人たちの心の拠点」にミュージアムをするべく、

意気込みを新たにした日でした。

TVhの取材がありました

さらに本日夕方、テレビ北海道(TVh)の取材がありました。

我らが映画研究家の高村賢治理事が出演!

1月28日(土)午後6時半~30分間の

「旅コミ北海道」という番組で紹介されるそうです。

詳細は当日のお楽しみ!

皆さん、ぜひご覧ください。

「探偵はBARにいる」が日本アカデミー賞優秀賞!

今日も朝から晴天です。

さて、昨夜とっても嬉しいニュースが!

第35回日本アカデミー賞優秀賞が発表!

札幌ロケの「探偵はBARにいる」
(2011年、橋本一監督)が
優秀作品賞、優秀脚本賞、
優秀主演男優賞(大泉洋さん)、優秀助演男優賞(松田龍平さん)、
優秀音楽賞、優秀録音賞、優秀編集賞 の7部門に選ばれました!


(C)2011「探偵はBARにいる」製作委員会

おめでとうございます!

また、会長特別賞に 函館出身の故・高峰秀子さん、

そして、昨年末に亡くなった森田芳光監督も選ばれました。

授賞式は3月2日(金)。

「探偵はBARにいる」、 最優秀賞の受賞も・・・期待しております!

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012」記者会見レポート!

今年2月23日(木)~27日(月)に行われる

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012」。

本日午後、札幌で行われた記者会見の模様をレポートします!

到着すると、マスコットキャラクター「シネガー」がお出迎え。

会場内は、多くの報道陣でびっしり!

注目度の高さがうかがえます。

さっそく始まった会見では、澤田宏一実行委員長らのあいさつに続き、

映画祭顧問で遠別町出身の映画評論家・ 品田雄吉さんがあいさつ。

「夕張という場所でこうした文化的イベントがあるということは特別なこと。 全国から人が集まり、同じ時間を過ごすことで大変な思い出になり、財産になる。 これからもずっと続くよう、応援してほしい」

とお話されていました。

この後、上映作品やゲストが発表。

今年のテーマは「つながろう、映画の力で。」

映画祭最多となる100本超の短編&長編が上映されるとのこと!

詳細は公式ホームページでチェックを。

http://yubarifanta.com/index_pc.php

もちろん、北海道ゆかりの映画もあります。

◎釧路ロケ「僕等がいた〈前編〉」(2011年、三木孝浩監督)

クロージング招待作品。

3月の公開前のワールドプレミア上映!

主演の生田斗真さんは北海道出身、原作コミックの舞台も北海道、

という道産子大注目の作品です。

◎夕張ロケ「冬の幽霊たち」(2004年、稲葉耕作監督)

ゆうばりチョイス部門に登場。

ワハハ本舗ポカスカジャンライブも予定。

◎砂川ロケ「エクレール お菓子放浪記」(2011年、近藤明男監督)

主な舞台・宮城県ということから、東北復興企画で上映。

このほか、ショートや外国作品も充実したラインアップのよう!

パンフレットやタイムスケジュールなどが届き次第、

最新情報をどんどん発信いたします。

乞うご期待!

韓国人学生さんがご来館!

大通公園では、雪まつり(2/6~12)の準備が進んでいます!

さて、今日は午前中、男性2人組がご来館。

熱心にロケ地マップをご覧になっているのでお声を掛けたところ、

なんと、韓国からワーキングホリデー中の

学生さん&職場の先輩という組み合わせでした。

学生さんの名は、チュ・ソンユンさん。

昨年1月から、市内のホテルで働いているとか。

韓国!でしたら、ぜひお見せしたいものが!

と我々がご紹介したのが、コチラ。

韓流ミュージックムービーのDVD。

この、「不滅の愛」「茨」という曲のロケ地が、

なんと北海道(それも、冬の札幌など)なのです!

歌手はどちらも、チョ・ソンモさん。

しかも、「不滅の愛」は、あのイ・ビョンホンさんが出演。

ちなみに「茨」は、イ・ヨンエさんが出演。

どちらも甘く、切ないラブ・ストーリー仕立て。

結構楽しめる内容です。

さっそくご覧いただきました。

「へぇ~こんなところで撮影しているんだ!」と驚くお二人。

奥がチュさんです。

先輩は、ミュージアムで販売するロケ地マップも2部購入して、

1部をチュさんにプレゼント。

お帰りの際、好きな映画を聞くと

「『鉄道員(ぽっぽや)』のロケ地には行ってみたいんですけど…」と

はにかむチュさん。

滞在は2月までだそう。

仕事の傍ら、この北海道を満喫してくださいね。

来週21日(土)はミュージアムでの初イベントです

今日は天気の良い札幌でした。

さて、1週間後の21日(土)は、

ミュージアムで行われる新イベント第一弾

「北のシネマ塾」昼下りトーク編 です。

これは、北海道をロケ舞台とした作品や

往時の映画館の記憶について、

ミュージアムメンバーやゲストがトークする、というもの。

初回のテーマは、

「挽歌」(57年、五所平之助監督)。

元朝日新聞記者の理事

武島靖子さんが「挽歌とその時代」

と題して語ります!

実はこの武島さん。

ミュージアム展示品の目玉のひとつ、

黒澤明監督直筆の手紙を受け取った張本人でもあるのです。

黒澤監督に取材をした現役記者時代に、

「挽歌」原作者の原田康子さんへの取材も経験。

当時の記憶をたどりながら、その人柄や

小説が一大センセーションを巻き起こしたあの時代について振り返ります。

黒澤監督の手紙についての質問もOK!

ご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。

オープンまでの道のり⑧~ミュージアム実現へ!

今日も冷え込みの厳しい札幌です。

さて、本日は不定期連載

「オープンまでの道のり」をご紹介。

いよいよ、ミュージアム実現の時が近づいてきます。

◆ ◆ ◆

2010年夏、

ミュージアム活動10年を記念して行った

「シネマの風景フェスティバル」

一週間にわたる一大イベントは、

予想以上の大盛況!

北海道ゆかりの名作人気を裏付けると同時に、

さまざまな人たちにミュージアム活動を

知ってもらうきっかけにもなりました。

そして、なんと、こうした活動を見守ってきた

札幌市から、協力を得られることになったのです!

具体的には、

①札幌商工会議所が運営する
「さっぽろ芸術文化の館」1階の一部を借りられる

②コンビニエンスストアチェーン
「セイコーマート」からの寄付金を原資に活用できる

という、長年の課題だった

「場所」「お金」に一定のめどがついたことが

大きな後押しとなりました。

10年間抱き続けたメンバーの「夢」が

「現実」へと変わる、大きなターニングポイントでした。

メンバーはミュージアムの開設を9月と決め、

2011年2月、記者会見で発表。

さらに、ミュージアムの意義を考え、

オープンへの機運を高めようと、

4月にシンポジウムを開くことにしたのです。

(つづく)