さっぽろ村ラジオの新番組に出演します

3月も残すところあと2日。

さて、昨日、ミュージアムで

ラジオ番組の打ち合わせを行いました。


ラジオ局とは、

札幌のコミュニティFM「さっぽろ村ラジオ」(FM81.3MHz)。

いらっしゃったのは、

映画好きのパーソナリティ・ 樫田一恵さん(通称・ママ!)。


一恵ママは、4月の番組編成で、

初めて1人で番組を持つことに。 以前から知り合いの私も、

ミュージアムの広報担当として

定期的にゲスト参加させてもらうことになったのです。

同席したのは

札幌映画サークル運営委員の山口力三さん。


私は月イチ、

映画通の山口さんは月2で登場する予定。

実は、この山口さん。

ミュージアムの礎を築いた

竹岡和田男さんと深い関わりのある方でした!

面白いお話を伺ったので、

後日、詳細をお伝えいたしますね。

番組名は「かずえママのお邪魔しまーす!(仮)」。

毎週水曜日のお昼頃、1時間の予定で、

4月11日(水)にスタート!

初回は私と山口さんも参加し、

映画談議で盛り上がる予定です。

近くなったらお伝えいたします。

乞うご期待!

夕張・札幌ロケ!「スイートハート チョコレート」記者会見レポート②

27日、札幌で制作が発表された

篠原哲雄監督の日中合作映画「スイートハート チョコレート」

知事への表敬訪問に続いて行われた

制作発表記者会見の模様をレポートします。

予定より15分押しで始まりましたが、

フリーアナウンサー橋本登代子さん(左)の

テキパキした司会で、現場は和やかな雰囲気。

ちなみに橋本さんは、昨年の「悠々と。」12月号で

ミュージアムの和田事務局長と対談された方です。

さっそく、それぞれが映画への想いをコメント。

篠原監督は「チョコを通じて、人と人の真心のつながりを描く作品。

日中のスタッフが一体となって作っていて、

日中国交40周年の年にやるべき映画だと思います。

夕張は今年雪が多く、映画の神様がいるかのごとく毎日降って

素晴らしい絵が撮れました。映画の完成が楽しみです」

主演の林志玲(リン・チーリン)さんは

「北海道の雪国の魅力を伝えたい。

この映画で愛を信じてください」と日本語で話し、

記者から北海道のチョコについて聞かれると

「大好き!毎日食べています(笑)」と笑顔で答えていました。

池内博之さんは

「僕は、想いを伝えられない不器用な男の役。

似ている部分もありますが、自分とは正反対な役どころです」

と説明し、

共演者のリンさんについて

「サバイバルのように吹雪が降っても 嫌な顔しない、

ガッツのある方です」とコメント。

さらに、「リンさんは、セリフを言う夢を見たというくらい、

真剣に取り組んでいました」というエピソードを披露。

それを聞き、顔を赤らめるリンさん。

とってもキュートでした!

単身台湾に渡り、モデルとして活躍する新人俳優、福地祐介さんは

「北海道は初めて。先輩からたくさん気づきをいただける

この現場に参加できてうれしいです」と真摯にコメント。

共演の陳廷嘉(チェン・ティンジャ)さんも

「北海道は初めてですが、

美しいし、人は温かくて嬉しいです」と話していました。

続いて、プロデューサーの米子(ミシェル・ミー)さんが

今回の映画化の経緯を詳しく説明。

なんと、そのきっかけは ゆうばり国際ファンタスティック映画祭!

2006年、ゲスト参加した米子さんは

「夕張の、映画への情熱に感動しました。

『幸福の黄色いハンカチ』のロケ地である

夕張を、中国人で知らない人はいません」と振り返り、

「映画祭の休止を知り、心が痛みました。

ぜひ夕張で撮影して、多くの人に この街に来てもらいたいです」と力説。

夕張の、映画への愛が生んだ新しい北海道ロケ映画。

夕張市民70人もエキストラ参加したそう。

ぜひ、日本公開を楽しみにしたいと思います。

篠原哲雄監督最新作は夕張・札幌が舞台!記者会見レポート①

今日もポカポカ、春の陽気の札幌です。

さて、昨日27日の午後、篠原哲雄監督の最新作に関する

制作発表記者会見が、札幌で行われました。

新聞、テレビでご存じの方もいるかもしれません。

篠原監督といえば、

昨年末、函館の映画祭でお会いしたばかり。

http://blog.livedoor.jp/nanae7ishiguro/archives/1180807.html

小樽・石狩ロケ「天国の本屋~恋火」(2004年)

函館ロケ「つむじ風食堂の夜」(2009年)など、

北海道ゆかりの映画人のおひとりです。

というわけで、記者会見に参加してきました!

その模様をレポートいたします。

映画は、日中共同制作の

「Sweet Heart Chocolate(スイートハート チョコレート)」。

北海道と中国を舞台にした、

中国人女性と日本人男性の純愛ストーリーです。

北海道の主な舞台は、夕張。

3月15日にクランクインし、札幌、富良野でも撮影が行われたそう。

記者会見には、監督のほか

主演の台湾出身の女優・林志玲(リン・チーリン)さんと、

俳優・池内博之さん、福地祐介さん などが参加。

会場は、報道陣でいっぱい。

それもそのはず。林志玲さんは台湾の国民的スター!

中国のメディアもいたようでした。

一行はまず、高橋はるみ知事を表敬訪問。

高橋知事は、「狙った恋の落とし方。」も例にあげ、

「中国と日本、北海道の交流を深まるよう

心から期待しています」とコメント。

中国プロデューサーのパン・ホンさん(左)が

「映画を通して北海道の冬、夕張の素晴らしさを

東南アジアの方々に観てもらいたい」と話し、

「今年は日中国交40周年。中国の若者に、

北海道を好きになってもらうきっかけになれば」

とアツく語っていました。

林志玲さんのファンという高橋知事。

「北海道の冬は寒かったのでは?」と質問すると、

「大丈夫です。夕張の雪景色はとてもキレイでした」と、

流ちょうな日本語で答える林志玲さんに びっくりする一幕もありました。

そんなやりとりを見守る篠原監督。

撮影中で忙しいはずなのに、どこか楽しげに

微笑みを絶やさない様子が印象的でした。

また、夕張の鈴木直道市長も同席。

「財政破たん後、初めての本格的な映画ロケ。

映画で、ぜひ夕張、北海道に人が訪れてほしい」

と期待感を話していました。

懇談を終え、高橋知事が取り出したのはなんと、

林志玲さん出演の「レッドクリフ」のDVD!

サインをもらっていました。

本当にファンなのですね。その後、記念写真をパチリ。

少し下がるとこんな感じ。

映画への、注目度の高さがうかがえます。

というわけで、表敬訪問は終了。

引き続き行われた記者会見では、

この映画が夕張で撮影される背景などが明らかに!

詳細は明日、レポートいたします。乞うご期待!

釧路・道東ロケ特集コーナーを設けました

今日は晴れ。雪解けも進み、春へ近づく札幌です。

さて、今月前篇が公開された

釧路ロケ「僕等がいた」。

札幌ステラプレイスや本屋さんでの

公開を記念したフェアをご紹介したところですが。

せっかくなので、ミュージアムにも特集コーナーを設置しました!

釧路のロケ地マップやあの名作「挽歌」ポスター。

お客様よりご寄贈いただいた

「狙った恋の落とし方。」公式ガイドブックも。

ここでしか見ることのできない資料もありますので、

ぜひご覧ください。

春の観光シーズンに 釧路、道東へ。

マップを片手に、足をお運びください。

「命の樹」上映会を行いました!

今日は小雪。春まだ遠しの札幌です。

さて、本日、ミュージアムで

子ども映画制作ワークショップ2011作品

「命の樹」の上映会を行いました。

これは、公募で集まった 札幌の中学生が作った短編映画。

札幌市西区にある発寒商店街を舞台に、

歴史や命のつながりを考えるストーリーです。

上映後、ワークショップを企画した

NPO法人「北海道コミュニティシネマ・札幌」理事長の

中島洋さん(シアターキノ代表)が登場。

メイキング映像を見ながら、

映画制作の舞台ウラを説明しました。

脚本選びで、屯田兵をテーマにしたものを

中学生が選んで驚いたことや、

ストーリーの要となる古木を、発寒商店街の協力で

ようやく見つけたエピソードなどを振り返り、

「いい映画を作るために何をすべきかを考えた。

プロの機材を使った映画作りを 子どもたちに体験してほしかった」

などと意図を解説。

6割を子どもたちが担当したという

作品の出来栄えに、参加者も驚いた様子でした。

中学生にとっては貴重な体験となり、

文化資産や地域の新発見にもなるこの取り組み。

残念なことに、昨年までの札幌市の助成は打ち切りに。

今年は、円山を舞台に撮影を予定しており、

現在、制作費用などを支援するサポーターを募集中。

ミュージアムにもチラシがありますので、

ご興味ある方は、ぜひお手に取ってください。

「命の樹」DVDも視聴可!

映画を、地域を愛する 大人と子どもの想いが詰まったこの活動に

多くの協力が集まりますように。

「北海道じゃらん」最新号に続々登場!

明日24日(土)午後2時からは、

ミュージアムイベント「命の樹」上映会!

中学生が作った作品を、ご覧ください。

さて、新発売の「北海道じゃらん」。

2012年度版の「超最新ガイド」(3月21日発売)と、

4月号「春休み&GW特集」(3月20日発売)で

ミュージアムをご紹介いただいたのでお伝えします。

2012年度版はP22。

札幌の観光スポットとして写真付で掲載。

一方、4月号は、北海道ロケ地の特集ページ(P59)。

下部の情報欄に掲載(よ~く見ないと気づきません!)。

雪が解け、観光シーズンがまもなくやってきます。

北海道と、映画を知る場所として。

北海道の、ロケ地巡りのヒントに。

これをきっかけに、また多くの方々に

お越しいただければと思います。

「GIANT アンドレ座」代表の鬼頭康之さんがご来館!

今日は薄曇り。雪がちらつく札幌です。

さて、先日ミュージアムに

鬼頭康之さんという方がお見えになりました。

お名前を伺うきっかけは、

ミュージアムの書籍「シネマの風景」を見た彼の、

「僕、これに載っているんですよ」という一言。


え!と驚いて伺うと…

札幌ロケ「ガメラ2 レギオン襲来」(96年、金子修介監督)

の取材にご協力いただいた方でした。


何冊もご購入し、知人友人に配ってくださったそう。

ありがとうございます!

聞くとこの鬼頭さん。 北海道キネ旬友の会会員。

さらには、「GIANT アンドレ座」という名で

自主上映活動も行っていたとか。

と、ここまでお話を伺って、

お名前をどこかで見た気が…

そう!鬼頭さんは、 故・竹岡和田男さんが編者となった

「一本の映画 そのときの私」にも登場。

金子監督の「みんなあげちゃう♡」(85年)を

取り上げていて、私の印象に残っていたのでした(笑)


「さっぽろ映画祭で竹岡さんは

日活ロマンポルノの選定をしたんだけど、

その時に金子監督の作品が選ばれなくて。

それで、僕は自主上映を始めたんです」というから驚きです。

一冊の本が、映画ファンをまたひとり、

ミュージアムに招き寄せた1日でした。

札幌ステラプレイスで、釧路ロケ「僕等がいた」記念フェア!

久しぶりに青空が広がる札幌です。

さて、17日(土)に前編が公開された

釧路ロケ「僕等がいた」。

映画の公開を記念した特別パネル展が

札幌ステラプレイスセンター3階で開催中です!

スチール写真や貴重なメイキング写真、解説パネルのほか

映画の中で実際に使われた美術小物

関連書籍や

映画のロケ地マップまで

札幌ではここでしか見ることのできない、

ファンにはたまらない展示内容。

観覧は無料。 25日(日)までなので、

ぜひお見逃しなく。

興味のある方は下記をご参照ください。

・札幌ステラプレイス公式サイト
http://www.stellarplace.net/
・「僕等がいた」公式サイト
http://bokura-movie.com/index.html
(後編は4月21日に公開)

展示を見終わったら、

ステラプレイス5階の三省堂書店札幌店へ。

店内では、ロケ地・釧路へ行こう!フェアが開催中。

ロケ地マップやガイドマップもあるで、どうぞ。

東京の三省堂書店有楽町店でも開催中とのこと。

こちらは4月19日(木)までの予定です。

◆ ◆ ◆

ちなみに、大通駅から

ステラプレイスのある札幌駅をつなぐ

地下歩行空間で面白いイベントが開催中だったのでご紹介。

題して「コドモメトロと5つのふしぎ駅」

ワークショップのうちのひとつが、「特撮映画をとる!」

なんかとっても面白そう~!

イベントは25日(日)まで開催中。

詳細はコチラ
http://www.sapporoekimae-management.jp/%E6%96%B0-%E7%9D%80-%E6%83%85-%E5%A0%B1/kids-smile-festa2012/

ぜひご興味のある方はご参加ください!

網走ロケ「北海の虎」のポスターを入手!

昨日も今日も雪。 春が待ち遠しい札幌です。

さて、このほど貴重な資料が

ミュージアムに届いたので、お伝えします。

網走ロケ「北海の虎」(53年、田中重雄監督)のポスターです!

このブログをチェックいただいている方なら、

え、あの作品が? と、驚かれるかもしれません。

この映画は、佐呂間町出身の 作家・中山正男の原作を映画化。

網走を舞台にした親子の物語で、

藤田進さん、花柳小菊さんが出演されています。

昨年11月、網走市立図書館に

16ミリフィルム映像があることがわかり、

資料を送っていただいた作品です。

ポスターは、ミュージアム理事で

映画研究家の高村賢治さんが入手。

タバコを持つ花柳さんの姿、ステキですね~!

こうして集まる映画の、北海道の財産。

どう活用するか、これからにご注目を!

元映写技師 Tさんからのプレゼント

今日は冷たい北風が吹き、冬に逆戻りの札幌です。

さて、「北のシネマ塾」第3回が

行われた昨日、嬉しい来館がありました。

元映写技師のTさんです。


Tさんは、ミュージアムがオープンした

直後にご来館くださいましたが、

その時に十分なお話を聞けず、

連絡したところ、再度来てくださいました。

高校を卒業後、映写技師となり、

地元・江別の「千歳座」を皮切りに

札幌の「札幌東映劇場」、本間興業(旭川)

の公楽劇場(札幌)などを転々としたというTさん。

東映創立10周年記念のアルバムをお持ちくださいました!

札幌の劇場写真のほか、


宣伝のための旅行写真、

劇場仲間で作った野球チーム写真など…

映画が元気だった時代の雰囲気がよく伝わります。

「50年以上も前のことだからね~」

と言うTさんから、思い出話を伺う佐々木純副理事長。


「あんたにやるよ」と、

オードリー・ヘップバーンの

ブロマイド写真をプレゼントされて嬉しそう!


フィルムがよく切れたこと。

当時新人だった高倉健さんなど

いろんな役者さんとすすきのを飲み歩いたこと。

たくさんの思い出をお教えいただき、感謝です。

「もう必要ないから、大事に保管して」と

映写技師免許証4点をご寄贈くださいました。


ありがとうございます。

北海道の〝映画の歴史〟として

大切に保管いたしますね。