ゆうばり映画祭レポート②

ゆうばり映画祭2013の参加2日目(23日)レポート。

この日はちょっと荒れ模様。

まずチェックしたのは、「バナナVSピーチまつり」!

これは、フォアキャスト(「見通し・予報」などの意味)部門の

一環で行われた、若手作家8人の短編オムニバス企画。

女性監督と男性監督が、同じ俳優&テーマで短編を作り、

上映対決をするというユニークな催しです。

その俳優に選ばれたひとりが、この方。

紋別市出身の俳優・長谷川初範さん。

道民には、セイコーマートのCMでもお馴染みですね。

長谷川さんは、「罪」というテーマで作られた

平波亘監督と岨手由貴子監督の2作品に出演。

『ウインターズ・レコード』(平波監督)


(C)800 LIES PRODUCTION

『共犯者たち』(岨手監督)

その上映に参加したというわけです。

※ちなみに長谷川さんにはインタビューも実施!
後日詳細をご紹介しますので、お楽しみに!

その後、アディーレ会館大ホールに移動。

上映作品チラシを並べたブースに、

ミュージアムパンフレットも置かせてもらいました。

ここで鑑賞したのは、

『キング・オブ・マンハッタンー危険な賭けー』
(ニコラス・ジャレッキー監督)


(C)2012 ARBITRAGE LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

3月23日(土)の全国公開前の先行上映です。

終了後、再び「バナナVSピーチ」会場に戻ったら、長蛇の列!

『筋肉痛少女』(前野朋哉監督)

『雑音』(上原三由樹監督)

そして、『GOGO まりこ』(前野監督)

を観ていたら意外と面白くて、ついつい次の予定作品を見逃すことに。

こんな嬉しい発見があるのも、映画祭の良さです。

ちなみに、食事スペースでは意外な方と再会!

ミュージアムのお客様。

仕事絡みや映画好きが高じて、

ゆうばり映画祭にも何度か足を運んでいるそう。さすが!

また、ホテルシューパロ会場へ向かう前に

立ち寄ったのが、コチラ。

去年と同じように、寒い外で呼び込みをしていたおじ様達。

暖かい店内で、温かいカレーをいただきました。

そうして到着したシューパロ会場で参加したのが、

「北海道ロケトークスペシャル」!

パネリストには、

●夕張ロケ『スイート・ハート・チョコレート』の篠原哲雄監督
●剣淵ロケ『じんじん』の深津修一プロデューサー
●札幌ロケ『探偵はBARにいる2』の須藤泰司プロデューサー
●さっぽろ産業振興財団の一橋基氏
●洞爺ロケ『しあわせのパン』の鈴井亜由美プロデューサー が登場。

製作者側から見た北海道ロケの魅力などが語られました。
※後日、改めて詳細をレポートします。

そんなこんなで、2日目は終了。

映画の魅力に、たっぷり・どっぷり浸かった1日でした。

(つづく)

ゆうばり映画祭レポート①

山間の小さなまちが、映画一色に染まる!

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013」

多彩な上映作品&イベント&ゲストが盛りだくさんの

今年の模様をレポートします。

スタッフが夕張入りしたのは映画祭2日目となる22日。

前日の吹雪がウソのよう。晴れた青空が迎えてくれました。

まず向かったのは、アディーレ会館ゆうばり。

ここは、招待作品上映や

オフシアター・コンペティション部門が行われるメイン会場。

この日の目的であるコンペ作品を観るべく、会場に行くと、満席!

さすが、注目度の高さがうかがえますね。

というのも、この部門は今年で23回目の映画祭名物企画。

映画人による審査を経て、その後、第一線で活躍する

新鋭監督を発掘する「場」として定着しています。

今年も、応募総数440本から選ばれた10本がノミネート。

審査員には、塚本晋也監督ら5人が名を連ねています。

この日まず観たのは、「ケランハンパン」。


(C)FILMLINE/ENFANTS TERRIBLES.

※SEXをテーマに、等身大の韓国人女性と日本人男性の恋を描くコメディ。

上映後、登場したのは、「ケランハンパン」の寒竹ゆり監督(右)と、

プログラミング・ディレクターの映画評論家・塩田時敏さん。

次に上映されたのが、 「暗闇から手をのばせ」。


(C)戸田幸宏事務所

※障がい者専門の風俗嬢がさまざまな出会いを通じて成長する問題作。

戸田幸宏監督(中央)と、主演の小泉麻耶さん(右)。

どちらも見応えのある作品だな~と感心していたところ、

なんと「暗闇~」は今年のグランプリ&シネガー・アワード(記者賞)に、

「ケランハンパン」は審査員特別賞に選ばれました!

おめでとうございます!

次は、「少年物語」。

ビョン・ジュヒョン監督(右)。

「あなたにゐてほしい~Soar~」。

原將人監督(右)。

4作品を連続鑑賞して感じたのは、

「どうしても作りたい!」という監督たちの強い思い。

そうした作り手の率直な言葉を聞けるのも、映画祭ならではです。

ちなみに、上映の合間に審査員の吉田大八監督と遭遇!

最新作「桐島、部活やめるってよ」ミニ台本に

サインをいただきました!

また、外では、顔見知りの夕張市民とバッタリ!

前夕張美術館館長の上木和正さん(左)です。

ゆうばりに通ううち、お話を伺ったことがあるのです。

陶芸家の石山俊樹さん(右)をご紹介いただきました。

夕食時、キネマ街道沿いのお店に入ったところ、

店内にも過去の映画祭ポスターがズラリ。

夕張で長年商売を続けるマスター&ママ。

こうして地域住民の方と触れ合えるのも、映画祭の魅力です。

(つづく)

22~24日、ミュージアムスタッフが夕張入り!

昨日開幕した「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」

2日目の本日から、ミュージアムスタッフも現地入り!

24日まで会場をウロウロしておりますので、

パンフレットを持ったスタッフを見かけたら

ぜひ声をかけてください。

レポートは、もちろん後日ご紹介します。

もちろん、ミュージアムも開館中です。

新琴似の出張シネマ塾、大盛況!

新琴似地区住民向けに、新琴似まちづくりセンターなどが

主催した「新琴似シネマ倶楽部」。

ミュージアム理事が初めて講師を務める回を、

我々は“出張シネマ塾”と呼んでおりますが、

その初回が16日、プラザ新琴似で開かれました。

その模様をご紹介します。

* * *

当日は、午後2時の開始に合わせ、早めに現地到着。

予想以上に立派な会場にビックリ!

開始30分以上前からポツリポツリ人が現れ、

スタート時には50人超が集まってくださいました。

講師は、ミュージアム理事の高村賢治さん。

今回は「映画で見るあの頃の札幌」と題し、

札幌ロケの「白痴」「社長忍法帳」「フレッシュマン若大将」

の3作にスポットを当て、各作品に映り込む

50~70年代の札幌の風景や文化などを振り返る内容。

それも、単なるありきたりの説明ではありません!

高村さんならではの、細かく、詳しいシーン解説に加え、

そこをロケ地に選んだ監督の意図や狙いまで踏み込み、

当時の街並みが作品に与えた影響をも考察する“高村節”が炸裂。

意外なロケ地や話題に、「へぇ~!」と驚く方や、

懐かしそうにうなずく方もいて、終始和やかな雰囲気で進みました。

会場には、主催者の方が用意してくださった

ミュージアムの拡大ポスターも掲示。

パンフレットも全員にお配りしたので、ぜひこれを機に

ミュージアムにも足をお運びいただければ嬉しいです。

というわけで、次は3月16日(土)。

次のテーマは、高倉健さんの予定です!

新琴似のみなさん、次もぜひご参加ください!

* * *

第3回新琴似シネマ倶楽部

日時:3月16日(土) 午後2時~3時半

会場:プラザ新琴似1階大ホール(北区新琴似7条4丁目1‐3)

定員:100人、参加無料 ※できるだけ事前申し込みを

イベントの申込み・問い合わせは、

新琴似まちづくりセンター(011‐761‐4205)か、

新琴似西まちづくりセンター(011‐762‐8767)へ。

2月の「北のシネマ塾」が終了

16日に行われた「北のシネマ塾」2013年後期第2回目では、

「馬喰一代」を取り上げました。

その模様を学生スタッフ・木屋がご紹介します。

映画は、1951年公開の木村恵吾監督作品。

前年の『羅生門』につづき 三船敏郎と京マチ子が共演しています。

原作は留辺蘂町出身の中山正男さんによるものです。

トーク担当は、武島靖子理事でした。

北見市でロケされた今作には、

今ではあまり見ることのできない 父親像が大きな魅力のひとつです。

「馬喰一代」が取り上げられるとのことで

北見市留辺蘂町の「高野商店」店主、高野智子さんが来てくださいました。

原作者・中山正男さんの偉業を伝えようと、

地酒「馬喰一代」を考案した方です。

地酒「馬喰一代」を製造・販売して今年でで15年の節目を迎えました!

5月には新酒の発表会が控えているそうです。

ぜひその現場には立ち会いたいと思います。

その時には映画のロケ地へも足を運ぶつもりです。

* * *

次は、いよいよ作家の小檜山博館長が登場!

自身の経験も踏まえ、北海道開拓について語ります。

3月16日(土)午後2時~ 入場無料、参加自由。どうぞお楽しみに!

吉永小百合DVDマガジンで紹介されました

日活100周年を記念し、講談社から販売されている

「吉永小百合私のベスト20 DVDマガジン」。

3月1日発行の最新号「戦争と人間 完結篇」特集で、

なんと、このミュージアムのことが紹介されています!

色々な縁があり、ご協力させていただいたこの企画。

発行を待ちわびておりました。

往年のスター・吉永さんの魅力満載の内容です。

どうぞ書店などでお手に取ってください。

詳細はコチラ

札幌スケッチクラブが来館

雪まつりも終わりましたが、

まだまだ寒さの厳しい札幌です。

さて、先日ミュージアムに

札幌スケッチクラブの方々がご来館くださいました。

講師は、札幌で活躍中の椎名次郎さん。

ミュージアムとも関わりの深い方です。

スケッチ対象は、ミュージアムのシンボル・映写機!

これは1970年代から20年間にわたり、

新さっぽろのサンピアザ劇場で活躍したもの。

デジタル化によって

急速に失われつつあるフィルム映写機。

どんなスケッチに仕上がったのでしょうか。

機会があれば、ぜひ見てみたいですね。

今日は「北のシネマ塾」&新琴似で出張シネマ塾!

本日は、ミュージアムイベントが、

札幌市内2カ所で同時開催されます!

一つ目は、ミュージアムで行われる恒例イベント「北のシネマ塾」。

今回は「馬喰一代」をテーマに、武島靖子理事が語ります。

作品は、「馬と開拓」をテーマにした

企画展(6月末まで、館内で展示中)の関連。

午後2時から、入場無料!

もう一つは、北区にある「プラザ新琴似1階大ホール」で行われる

第2回新琴似シネマ倶楽部 「映画で見るあの頃の札幌」!

高村賢治理事が、札幌ロケの作品をご紹介します。

こちらも、午後2時から。

※事前申し込み・問い合わせは

新琴似まちづくりセンター(011‐761‐4205)へ。

いずれも、ミュージアムを支える理事が、

その経験談や映画愛を語るもの。

ぜひこの機会にご参加ください!