大林宣彦監督の芦別映画が始動!

北海道のほぼ中央に位置する芦別市。

このまちを舞台に、

あの映画作家・大林宣彦さんが

いよいよ映画を制作します!

タイトルは、「野のなななのか」。

パンフレットを入手しましたので、

ミュージアムでお手に取ってください。

映画は、芦別で古道具屋を営む

元病院院長一家の物語。

「なななのか」とは、仏教の「四十九日」を意味し、

元院長の死をきっかけに家族が集まり、

国や古里、家族の生き方、幸せを考えるストーリー。

そもそもこの芦別映画は、

大林監督の映画に感動したあるひとりの

芦別市民の男性の想いがはじまり。

彼の行動が、20年に続くイベント

「星の降る里芦別映画学校」を生み、

大林さんとまちの絆を深めたのです。

残念ながらその男性は他界しましたが、

彼の願いがようやく実現するということで、

地元住民の感慨もひとしおでしょう。

※芦別映画の詳細はコチラをどうぞ

成功に向け、製作委員会では賛同者を募集中。

製作資金の協力などを募っています。

ご興味ある方は、映画の公式サイト

学生さんとコレクション整理

大型連休がスタート!

ミュージアムの入るホテルでは学会が開かれ、

関係者が休憩がてら映画をご覧になっているほか、

観光客の方もお見えになっています。

さて、昨日は、学生さんの協力で

コレクション整理を行いました。

北海学園大3年の島本祥平くん。

ミュージアム理事の大石和久教授の紹介で、

お手伝いに来てくれました。

しかも、小樽から!

雨だったのに、どうもありがとう。

生まれも育ちも小樽の島本くん。

ミュージアムに興味を持った理由を、

「北海道に住んでいるのに、北海道のことをよく知らなくて。

特に古い映画は、昔の風景が映っていて、

そういう文化を知りたいと思いました。

ほかにも方法はありますが、

映像ならダイレクトに感じられるので」とのこと。

すごい!

それは、まさに、ミュージアムが伝えたいこと。

「シザーハンズ」や「スターウォーズ」が好きで、

これからいろいろ映画について学びたいという島本くん。

北海道ロケの場合、

「せっかくなので、小樽の作品」から観たいそう。

いいですね!

だって小樽は、北海道でも有数のロケ地。

根強い人気を誇る岩井監督の「love Letter」をはじめ、

古くは「喜びも悲しみも幾歳月」、

近年でも「探偵はBARにいる」など、

さまざまな秀作の舞台に選ばれています。

身近な風景の、意外な魅力に

映画を通して気づくこともあるかもしれませんヨ。

そのきっかけに、ミュージアムが役立てば嬉しいです。

30日から札幌発ドキュメンタリー「世界一売れないミュージシャン・KAZUYA」が再上映!

札幌の美容師兼スープカレー店経営の

田村紘三さんが初めて監督したドキュメンタリー

「世界一売れないミュージシャン・KAZUYA」をご存じですか?

ほぼ札幌のみで活動するシンガーで、

元「PHOOL」のボーカル、KAZUYAさんが主役。

今年1月中旬、田村監督が

宣伝の坂口きりこさんとご来館くださり、

いろいろお話を伺いました。


※当時の記事はコチラ 

それから3か月半。

なんと、札幌の蠍座で、

4月30日(火)~5月6日(月)にアンコール上映されます!

わたし(こと新目)が3月の上映に行った時も、

会場は補助席が出るほどの盛況ぶりでした。

地元で誕生した映画を、

地元のスクリーンで楽しめるって、贅沢なことですよね。

札幌発の傑作ドキュメンタリーを、

このゴールデンウィークにぜひご覧ください。

※作品公式サイトはコチラ

5月にシアターキノで「札幌ディレクターズ2」!

札幌出身&ゆかりの映像作家を紹介する

シアターキノ20周年企画「札幌ディレクターズ」。

昨年7月につづく第2弾が、

5月4日(土)~9日(日)まで開催されます。

紹介される5人中4人の監督は

すでにミュージアムにご来館くださった方!

ラインアップを一挙ご紹介します。

* * *

●5月4日(土) 『Playback』(三宅唱監督)プレミア上映
●5月5日(日) 札幌ロケ『やくたたず』(同)

※三宅監督は、1984年札幌出身。
最新作『Playback』は、第65回ロカルノ国際映画祭
インターナショナル・コンペティション部門正式出品。
第27回高崎映画祭新進監督グランプリを受賞。
東京・渋谷では10週のロングラン上映を記録し、話題に。

●5月6日(月)細野牧郎作品集

※インタビュー詳細はコチラ

●5月7日(火)山口洋介作品集

※インタビュー詳細はコチラ

●5月8日(水) 津山昌徳ディレクション劇場版
小アニメーション大感激祭~史上最強の手作りアニメーション祭り~

※インタビュー詳細はコチラ

●5月9日(木)古跡哲平ディレクション
SapporoDirectors -Other Side-

※シアターキノにインタビューがアップされました。詳細はコチラ

会場:シアターキノ
入場料:一般1,000円、大学生以下500円。各日限定95枚
お問合せ:シアターキノ(011-231-9355)
※スケジュールなどの詳細は、キノのチラシサイト

* * *

過去の名作や海外の秀作も良いですが、

地元ゆかりの若者の頑張りも、

ぜひスクリーンで観てみてください!

紋別・斜里ロケ最新作「私の男」キャストが発表!

冬の紋別・斜里でロケし、

帯広出身の熊切和嘉さんが監督を務める「私の男」。

キャストがこのたび、発表になりました。

主演は、浅野忠信さんと二階堂ふみさん!

2人を見守る親類役は、藤竜也さんとか。

新聞記事を館内に掲示しています。

浅野さんは、上川ロケ「風花」上映会で昨秋来札。

※そのときのレポートはコチラ

原作をお読みの方はお分かりの通り、

主演の2人は、禁断の愛を描く一筋縄ではいかない役どころ。

どのような内容になるのか、注目です!

※映画の公式サイトはコチラ

コトニ夢映画制作プロジェクトが進行しています

中学・高校生を中心に、琴似地区を舞台に

商業映画を撮ろう!という「コトニ夢映画制作プロジェクト」。

15日には製作発表の記者会見が行われました!

2005年に始まった活動の、集大成となる今回。

この日は、監督に選ばれた札幌北高校1年

坂本優乃さんも参加。

映画タイトルは「茜色クラリネット」に決定。

夏の琴似を舞台に、中学3年生・茜(あかね)を主人公にした

ファンタスティックな成長ストーリーとか。

坂本監督は「忘れられない映画にしたいです」と

意気込みを語っていました。

さらに、21日(日)には、

キャスト&スタッフを希望する中高生対象の説明会を実施。

50人近くが参加し、会場は熱気に包まれていました。

公開オーディションを経て、キャストが決定します。

子どもたちと映画の距離をグンと近くするこの取り組みを、

今後もレポートすることで、応援しようと思います!

支援の募金なども募っているので、ぜひご協力ください。

取り組みの詳細は公式サイト