北の映像ミュージアムの特別展示「シネマの風景 北の歴史篇」が1月4日の新年開館から新しいテーマ「漁業と歴史的遺産」に変わります。昨日、会員や学生サポーターらが力を合わせて展示替えをしましました。
半年間お世話になった「炭鉱と鉄道」関連のポスターや資料、鉱山関係団体やJR北海道、鉄道マニアからお借りしたグッズを陳列ケースや展示コーナーから取り外し、代わって当館所蔵の映画「ジャコ萬と鉄」「魚影の群れ」などのポスター、スチル写真、書籍などを陳列ケースに。また展示コーナーには知床の収集家からお借りした大漁旗、小樽の漁業者からお借りしたニシン漁時代からの大型タモ網、刺し網、浮き球などを半日がかりで飾り付けました。
出来上がった漁具コーナーを見ながら「なにやら炉端焼き居酒屋みたい」というメンバーの笑い声も漏れました。
アイヌ民族による河川でのサケ獲りに始まり、いまでは年間300億円を稼ぐ漁業は、農業と並ぶ北海道の重要な第1次産業になっています。北の海を舞台に生まれた数多くの名作映画をめぐる逸話や名優たちの姿、作品の背景とった漁業、水産業にちなんだ品々をゆっくり見ていただい。私たちは決してディスプレーのプロではありませんが、心を込めて新展示を準備しました。1月4日10時、みなさまのご来館をお待ちしています。
なお、入居するホテルさっぽろ芸文館の年末年始休業に伴い、北の映像ミュージアムも28日から3日まで休館します。みなさま、よいお年を。