短編の巨匠フレデリック・バックの追悼上映会

 

札幌映画サークルから映画上映会のお誘いがありました。

高畑勲監督が師と仰ぐフレデリック・バック(カナダ)の追悼上映会を札幌映画サークルが3 月8日(土)10:30と13:30の2回、札幌狸小路5丁目の札幌プラザ2.5で開催します。

短編映画の巨匠フレデリック・バックは昨年12月24日に89歳で亡くなりました。今回上映する9作品の上映時間は「木を植えた男」の最長50分を含め計130分。制作順にニュープリントの35ミリフィルムでご覧いただく企画です。前売り・当日とも一般・シニア1000円、小中高大生500円。

問い合わせは札幌映画サークル011-747-7314または山口力三さん070-5282-3048 へ。

本日2日目!ゆうばり映画祭

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は本日2日目。

世紀末的ハチャメチャムービー『ディス・イズ・ジ・エンド(原題)』

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© 2013 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

(監督:セス・ローゲン・エバン・ゴールドバーグ)や

笹野高史さん出演のブラックコメディー

『グレイトフルデッド』(内田英治監督)が招待作品として上映されます。

個人的には、『50/50 フィフティ・フィフティ』(11)が好きなので、

『ディス・イズ・ジ・エンド(原題)』、気になりますね!

 

ということで、あす3月1日(土)の北海道ロケ関連は・・・

◎午後5時~ 北海道ロケトークスペシャル@ホテルシューパロ

◎午後7時~ 網走ロケ『南極料理人』上映会

&沖田修一監督トーク@ホワイトロック

◎午後10時~ 大林宣彦監督が超新作「野のなななのか」と

”超越した自分”について激しく語る本音ナイト@ホテルシューパロ

 

ちなみに沖田監督は、2010年のミュージアムイベントに

ゲストとしてご参加いただいたうえに、

主演の堺雅人さんの衣装を以前館内に展示していました!

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ということでミュージアムにも深い関わりのある『南極料理人』、

未見の方はこの機会にぜひ! 観終わった後は、

ラーメンが食べたくなること間違いなしですヨ。(アラタメ)

※イベント詳細は公式サイトへ http://yubarifanta.com/

ありがたい映画資料の寄贈

数日前、千葉県の男性から映画作品(主に洋画)のチラシ、パンフレットなどギッシリ入ったファイルボックスが宅配便で届きました。多分長年の映画館通いで集めた思い出の品々なのでしょう。事前に寄贈通告の電話頂いていましたが、なかなかのコレクションです。大切に活用させていただきます。

ローマの休日、エデンの東、風と共に去りぬ、追憶、ドクトルジバゴ、スティング、2001年宇宙の旅、ローズマリーの赤ちゃん…。映画ファンなら誰でも知っている名作から、これは通(つう)だなと思える作品まで、幅広い。パンフレットに加え、5冊のファイルノートに収納したチラシを数えれば何作品になるか、整理をしてみなければ分かりません。

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千葉の男性から送られてきた映画資料のファイルボックス

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包みを開くと懐かしい名画のパンフやチラシが次々と現れました

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▲「カプリコン・1」(1978年公開)のチラシ

北の映像ミュージアムが2011年9月にオープンして以来、劇場用の35ミリフィルムや移動上映用の16ミリフィルム、劇場で活躍した映写機、映画館の備品など、貴重な品々の寄贈を受けてきました。今回のような、コレクションは映画ファンンの個人観賞史を彷彿とさせ、わたくしも胸が熱くなりました。

荷受けした者の役得でファイルボックスを開封、ざざっと収容資料を拝見しました。その中に、「あ、これは・・・」と思い出が脳裏によみがえる作品のチラシがありました。

ピーター・ハイアムズ監督の米映画「カプリコン・1」(1978年、日本公開)。エリオット・グールド、ジェームズ・ブローリン、テリー・サバラス出演

アメリカによる有人火星探査宇宙船「カプリコン・1」。打ち上げ直前、生命維持装置の故障が見つかったが、国家のメンツのため、そのまま3人を乗せて発射。アメリカ航空宇宙局(NASA)は火星に到着したように見せかけ、砂漠の撮影セットで乗組員に演技させる、というストーリー。

刑事コジャックでお馴染みのテリー・サバラスが田舎のオーナー・パイロットに扮し、おんぼろ双葉機で米軍の最新式戦闘ジェット・ヘリとスカイチェイスするクライマックスは圧巻でした。

日本公開当時、わたくし、新聞社の内勤編集職場でくすぶっていたとき、たまたま試写会のチケットをもらい、映画を楽しんだ上、会場での抽選会で立派な日記帳が当たりました。

撮影にはNASAが全面協力したと聞き、「国家の名誉を損ねるようなストーリーによく協力したものだ。アメリカは太っ腹だなあ」と感心したけれど、実は、NASAはストーリーを知らずに協力を約束、あとで、カンカンになって協力を拒否したといういわくつきの映画でした。

2月に入って偶然、ケーブルテレビで「カプリコン・1」を上映しているのを途中から見ました。今見てもやっぱり面白い。、この作品から36年経った今も火星への有人宇宙船到達はまだ実現していない、というのも可笑しいですね。(この項文責・映像ミュージアム理事 喜多義憲)

 

 

 

 

 

 

本日開幕!ゆうばり映画祭

本日、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭が開幕しました!

午後5時半からのオープニングセレモニーに続き、

『偉大なる、しゅららぼん』で上映スタート!

午後9時からはオープニングパーティーが開かれます。

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※画像は2013年のもの

現地はきっと盛り上がっていることでしょう!

北海道ロケ関連では、午前10時~

『夕張アーカイブ』(歴史記録映像)@ホワイトロック を予定。

ほかにも多種多様な作品&企画が開催されます!

※詳細は公式サイトをチェック!http://yubarifanta.com/

(アラタメ)

あす開幕!ゆうばり映画祭

今年もいよいよ

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭が開幕します!

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あす27日(木)から3月3日(月)にわたって、

多様な企画やイベント、個性豊かなゲストが登場。

その中から、北海道関連をご紹介します。

◎3月1日(土)午後5時~
北海道ロケトークスペシャル@ホテルシューパロ

◎3月1日(土)午後7時~
網走ロケ『南極料理人』上映会&沖田修一監督トーク@ホワイトロック

◎3月2日(日)午後12時半~
札幌の琴似を舞台に中高生が作った
『茜色クラリネット』上映@ホテルシューパロ

茜色クラリネット

 

 

 

 

 

◎3月2日(日)午後6時~
芦別ロケ『野のなななのか』クロージング上映@アディーレ会館ゆうばり

野のなななのか

 

 

 

 

 

©2014芦別映画製作委員会/PSC

※1日(土)午後10時~には、
【大林宣彦監督が超新作「野のなななのか」と
”超越した自分”について激しく語る本音ナイト】も開催!@ホテルシューパロ

また、オフシアター・コンペティション部門の審査員長は、
2012年のミュージアムイベントにお越しくださった
根岸吉太郎監督(帯広ロケ『雪に願うこと』)!

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作品やスケジュール詳細は、映画祭HPをどうぞ↓

http://yubarifanta.com/

今年ももちろん、ミュージアムスタッフが会場入りし、

会場レポートをお送りする予定ですのでお楽しみに!(アラタメ)

小樽ショートフィルムセッション2013 上映と表彰式

小樽ショートフィルムセッション2013の上映会と表彰式が3月9日(日)13時から、小樽市民センター(マリンホール) =小樽市色内2丁目13番5号 電話0134-25-9900=で開かれます。入場無料。
ノミネート作品の上映後に各賞の発表と表彰式 を行います。ノミネートされた7作品は次の通り。

1.yakisoba -小樽のあんかけ焼そばを思い出す-

2.オルタ -小樽の好きなところを思い出す-

3.回る街と回らない観覧車 -小樽の合図を思い出す-

4.portrait-小樽の子供時代を思い出す-

5.夕泣き -小樽の美しい風景を思い出す-

6.古里への長い道 LONG ROAD TO THE HOMETOWN

-小樽の祝津を思い出す-

7.無音の世界 -小樽の”青”を思い出す-

<開催の趣旨>

歴史や文化に裏付けされた歴史的建造物や産業遺構などが街並みに溶け込み、その独特の情景が映画やドラマなどでも取り上げられることの多い小樽。しかし、そのほとんどが一部の観光地での撮影に止まっており、まだまだ知られていない景色やストーリーがたくさんあります。
そこで、今までにないさまざまな視点から表現された小樽の短編映像を募集し、コンテストを行うことで、新たな小樽の魅力を発見するとともに、映画および芸術文化の発展の契機となることを目的に、小樽で3回目のショートフィルムコンテスト「小樽ショートフィルムセッション2013」を開催します。

ノミネート作品の詳細は以下のホームページをご覧ください。

http://www.otaru-fc.jp/modules/tinyd1/index.php?id=44

【問合せ先】
小樽フィルムコミッション事務局
(小樽市役所産業港湾部観光振興室内)
〒047-8660 小樽市花園2丁目12番1号
TEL 0134-32-4111 内線451
FAX 0134-33-7432
Eメール otarufc@city.otaru.lg.jp

 

JRタワー映画祭の優待お取り扱い終了

第8回JRタワー映画祭「シネマと鉄道 小津安二郎生誕110年」(2月22日~28日)に関する北の映像ミュージアムの観賞優待取り扱いは終了いたしました。ご鑑賞の際は、会場(札幌シネマフロンティア=札幌市中央区北5条2丁目 札幌ステラプレイス7階)で当日券(1本千円)をお求めください。

あす、「生命の冠」と原節子の魅力、語りあいましょう

あす2月15日午後2時から、当ミュージアムで月例「北のシネマ塾」開講。不肖喜多が昭和11年(1936年)日活作品「生命(いのち)の冠」(内田吐夢監督、岡譲二、原節子主演)を取り上げます。

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原節子新潮4522

教材は新潮45+  2011年3月号付録のDVD。飢餓海峡の内田吐夢監督がいまは手の届かぬ北方領土になってしまった国後島ロケを敢行。流氷の海と現地のカニ缶工場で実写したドキュメントタッチの作品です。

栴檀はふたばより芳し。スクリーンデビューの翌年、満15歳の原節子で出演する原節子は匂うように麗しい。

企業コンプライアンスとはなにか、現代にも通じる社会派作品は内田吐夢映画の面目躍如。さまざまな角度からこの作品と古き良き銀幕時代を振り返ってみたいと思っています。

入場無料。北の映像ミュージアムの会員だけでなく、一般の映画ファンのご来場も歓迎いたします。

同作品製作当時、トーキーと無声映画の両方がありましたが、上映DVDは無声バージョンに後で弁士をセリフとナレーションを吹き込んだもの(上映時間54分)となっています。ストレート上映は著作権保護に抵触するおそれがありますので、あくまで資料としての部分上映になりますので、あらかじめご了承ください。

雪まつりのついでにミュージアムに来てね

札幌の町は雪まつりの真っ只中。わが北の映像ミュージアムから大通公園の西11丁目、12丁目会場まで歩いて5分たらず。観光客を誘致しようと、大通11丁目の歩道に立ち、道行く人に呼びかけました。

午後1時半から2時半まで、大通公園の西11丁目から12丁目にわたる横断歩道に立って「北の映像ミュージアム」のリーフレットを雪まつり見物客に手渡しました。

リーフレットは60部。半分に「Admitted Free of Charge」のタグと英文の付近地図を添付しました。全部手渡したところでビラ入れを打ち切りました。

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マレーシアからのお客様。全10日間の北海道旅行の3日目。「狙った恋の落とし方」を1時間ほど見ていきました。あすは小樽にいくという

1時間の間にこちらから話しかけた外国人は、韓国、オーストラリア、UK、アメリカ(ルイジアナ)、マレーシア、タイ。それに在沖縄米軍の一家4人。ビラ入れの直接効果はマレーシアのカップル2人と群馬から来た4人の親子連れのたった6人。リーフレットを見て訪ねて来てくれました。

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案内リーフレットには外国人向けに英文の地図と「Admitted Free of Charge」(入場無料)を表示

きょう来なくてもリーフレットを見て北の映像ミュージアムの存在を知ってくれた人がたくさんいたでしょうから、後で利く薬です。とびきり寒かったけど、モンゴルのマイナス40度で鍛えた体はだてじゃない。

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7丁目マレーシア広場の大雪像。この雪像が一番立派で美しい、と思いました

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大通公園では、こんな出で立ちでビラ入れをしました。胸には百均で買ったホワイトボードに「Why don’t you drop in the Northern Museum of Visual Culture?」と「北の映像みミュージアムにお立ち寄りください」の日英表記。頭には1990年ごろ、サハリンでかったロシアの防寒帽(うさぎの毛皮らしい)
あさTSUTAYAで借りた「8月のクリスマス」(韓国)「風の丘を越えて」(同)、「狙った恋の落とし方」(中国=北海道ロケ)のうち「8月…」を除く2本を上映しました。一番上の写真は1時間ほど滞在して「狙った…」を見て行ったマレーシアのカップル。中国系で、英語を流暢に話していました。あすは小樽へいくとか。

それにしてもさっぽろ雪まつり、ずいぶん国際化しました。(この項、文責・喜多義憲)

小津作品を劇場でたっぷり

札幌駅にあるシネコン「札幌シネマフロンティア」で今月22日から28日までの7日間、小津安二郎作品をたっぷり楽しめます。小津監督へのオマージュ作品である「珈琲時光」と「東京家族」を含め計9作品。料金は一般とシニア千円、学生五百円。

札駅小津映画

第8回JRタワー映画祭(主催・札幌駅総合開発株式会社)。2013年に生誕110年を迎えたのを記念、「シネマと鉄道」のサブタイトルがついている。ラインナップは次のとおり。

22日(土) 東京物語 (10時と13時)

23日(日) 晩春    (10時と13時)

24日(月) 麦秋    (10時と13時)

25日(火) 早春    (10時と13時)

26日(水) 東京暮色 (10時と13時)

27日(木) 彼岸花  (10時)

秋刀魚の秋(13時)

28日(金)珈琲時光(10時)  ホウ・シャオシェン監督

東京家族(13時) 山田洋次監督