釜山「映画の殿堂」にびっくり仰天

4月11日から22日まで韓国を独りぶらり旅してきました。最初の訪問地釜山で偶然入った「映画の殿堂」のスケールの大きさにビックリ仰天しました。2011年秋にオープンしたとき、わたくし、モンゴルにいて、迂闊にもこんなものが韓国に出来ていたことを全く知りませんでした。

DSC_0425釜山の「映画の殿堂」。ビッグルーフという大屋根に隠れて地上からそのデカさをうまく写真に撮れなかった

映画の殿堂プレート前

1階玄関、前の銘板の前で

モンゴルで知り合った韓国の若い友人高海境(コ・ヘキョン)さんの案内で釜山の海雲台(ヘウンデ)に行ったとき、奇妙な形のバカデカイ建物(この地域にはバカデカイ建物がいっぱいありますが)があったので、ヘキョンに聞いてみると「映画の殿堂」という。「入ろう、入ろう」。

9階建てのシネマウンテンを中心にダブルコーン、BIFFヒルの3つの建物のほか、24メートル×13メートルの野外大スクリーンは4000席。建物のなかには大小様々なスクリーンと実演用舞台も。映画と公演の複合施設だという。

釜山広域市が力をいれる釜山国際映画祭はもともと、繁華街の中区南浦洞の映画館街で行われていたが、2011年からこの近代施設に集約された。

作品看板▲ 入り口に掲げられたイベントや近日上映作品の看板

私たちが訪ねた時もインド映画祭をやっていました。常時、ミニ映画祭や単独で、質の高い内外の作品を上映しているそう。

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4階ラウンジには新旧の映写機が沢山展示。これは1本の長編作品を切り替えなしで上映できるロングリール映写機でしょう

わたくしが注目したのは、シネマウンテン4階のラウンジに展示された沢山の映写機。韓国に来る前にちゃんと調べておいて、じっくり見学したかったけれど、夕刻、別の友人と食事をする約束の時間が迫っていたので、後ろ髪魅かれる想いで、玄関を出ました。

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映画の殿堂がある海雲台地区はもともと、海水浴と温泉を楽しむ釜山のリゾートゾーンだったが、20年ぶりに行ってみると、大摩天楼が林立し、大都心になっていて、これにもびっくり

秋の釜山国際映画祭(BIFF)の時期にもう一度行ってみようかなあ。

交通機関は釜山地下鉄2号線「センタムシティ駅」6または12番出口から徒歩5分
* バス(新世界百貨店前下車 、徒歩5分

(この項 喜多義憲 記)

 

 

 

 

会報23号が完成!

ミュージアムの会報23号が完成しました!

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巻頭エッセイは小檜山博館長の

「映画館は、ぼくの憧れの場所だった」。

1月に開かれた「第一回映画ファンの集い」や

夕張国際ファンタスティック映画祭のレポートも。

会員のみなさんにはまもなく届くはず。

ご興味ある方は、ぜひミュージアムでご覧ください!

旭川ロケ最新作「ホコリと幻想」が撮影中!

今年も北海道ロケの話題が次々と!

旭川市出身の鈴木聖史監督が、

オール旭川ロケで長編「ホコリと幻想」を撮影中とか。

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主演は人気劇団ユニット「チームナックス」

メンバーの戸次重幸さん(札幌出身)だそう。

完成を楽しみにしています!応援!!

嬉しいお客の感想文

1泊12日の韓国独り旅から帰り、半月ぶりのミュージアム案内係

BGMのスクリーンミュージックだけが聞こえる、いつに変わらぬ静かな空間

入館者は午後1時10分現在8人

入館者ノート入館者ノート2

テーブルに備え付けの寄せ書きノートの最新書き込みに目がとまりました

さっぽろへ来るたびホッとするこの空間、とあります。ありがたい感想文です

(この項 喜多 義憲 )

 

あす27日、札幌に「ウルトラマンの映画館」が出現!

ウルトラマンファンの方々に嬉しいニュース!

あす27日限定で、札幌プラザ2・5が

「ウルトラマンの映画館」になります!

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札幌映画サークルさん主催のこのイベント。

●『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(2006)の上映と
「ウルトラセブン」で“モロボシ・ダン”を演じた
森次晃嗣さんのトークショー

●中学校教諭・神谷和宏先生の“ウルトラ教室

●ウルトラヒーローと映画館で写真を撮ろう!

などなど盛りだくさんの内容を計画。

※詳細は公式サイトをご覧ください→コチラ

親子で楽しめそうな、ステキなイベントですね!

5月、札幌でドキュメンタリー『空想の森』上映会

札幌は毎日ポカポカ陽気。

春が、そこまでやってきています。

さて、本日はドキュメンタリー映画上映会の話題を。

北海道のほぼ真ん中にある新得町。

このマチで農業をして暮らす人たちにスポットを当てた

ドキュメンタリー『空想の森』が、5月17日(土)、札幌で上映されます。

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映画に登場するのは、「新得共働学舎」

(社会に馴染めない人、障がいを持つ人、

色んな人たちと共に生きていこうとする農場)で働く夫婦たち。

野菜作りに精を出しながら、自分たちの暮らし方を見つめる

彼らに、カメラはそっと寄り添います。

新得町で秋に開かれている

「SHINTOKU空想の森映画祭」参加を機に、

田代陽子監督が7年をかけて完成させた意欲作。

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なかなか観るチャンスがない作品です。ぜひこの機会に。

* * *

『空想の森』上映会

上映日:5月17日(土)
場所:(有)フレメン写真製作所(札幌市中央区北3条東5丁目5-93岩佐ビル1F)
上映開始:午後3時予定
鑑賞料:1000円
問い合わせ:フレメン(011-281-5805)
(共働学舎のチーズ、山田農場のヤギのチーズ、
あかり農場の豚肉の即売会も予定→購入希望者は5月7日までに連絡を!)

* * *

映画の公式サイトはコチラ

映画祭の公式サイトもチェックを→コチラ

企画展「漁業と歴史的遺産」を開催中です

節目の春、4月。

改めてミュージアムの企画展示をご紹介!

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ミュージアムの今年の企画展テーマは「漁業と歴史的遺産」。

「漁業」と「歴史的建造物」に関するロケ作品を通じて、

北海道の歴史・風土・文化を見つめ直します。

そのひとつがこの作品。

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1969年の小樽近海ロケ『荒い海』(山崎徳次郎監督)。

捕鯨船を舞台にした海洋ドラマだとか。

残念ながら私は観たことがありませんが、

ポスターの渡哲也さん&高橋英樹さんが若々しいですね。

当時のキネ旬記事も展示中。

どうぞ貴重な資料を直にご覧ください。(アラタメ)

4月19日の北のシネマ塾レポート!

今月の「北のシネマ塾」も無事に終了しました!

今回は1961年の釧路ロケ「俺の血が騒ぐ」(山崎徳次郎監督)を

テーマに、ミュージアムの武島靖子理事が、

「赤木圭一郎と海洋活劇」と題してトーク。

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十数人の参加者の多くは赤木さんと同世代。

当時を振り返る感想や赤木さんの死を悼む意見など

会場から積極的な話題が出て、和気あいあいとした雰囲気でした。

中には、赤木さんのブロマイドなどを持参されたファンの方も!

ご参加くださった方々どうもありがとうございました。

ということで、次回のシネマ塾は

5月17日(土)午後2時〜。「ジャコ萬と鉄」を取り上げ、

「ニシン漁とやん衆」と題して佐々木純理事長が語ります!

どうぞお楽しみに。