「大地の侍」紋別上映会、終了!

昨日20日、紋別市内で行われた

本庄陸男没後75年記念の

映画「大地の侍」上映会と

ミュージアム館長の小檜山博氏講演会は、

無事終了致しました。

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多くの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。

後日、詳細なレポートをご紹介いたします。

今回見逃した方は、ぜひ9月の札幌上映会でどうぞ!

きょう、紋別で「大地の侍」上映会!

いよいよ本日20日(日)午後2時から、

紋別市文化会館で映画「大地の侍」

上映会が行われます!

ミュージアム館長で作家の

小檜山博さん講演会も同時開催。

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どうか多くの方にお越しいただけますように。

会場でお待ちしてます!

※イベント詳細はコチラ

問い合わせは、紋別市立博物館(0158-23-4236)へ。

小樽ロケ地巡り(下)~「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」「探偵はBARにいる」「喜びも悲しみも幾歳月」

小樽のロケ地巡りレポート、最終回です。

* * *

「富岡教会」から港方面へ歩き、

花銀通りに入って進み、公園通りへと曲がります。

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そうして着いたのは、「水天宮」です。

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山田洋次監督の「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」で、

渥美清さんと浅丘ルリ子さん、船越英二さんの

3人組が汗をかきかき上った参道は、当時のまま。

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映画のシーンはここまでですが、

きっと、寅さんとリリーさんは境内まで行ったはず。

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権現造りの本殿は、小樽市の歴史的建造物にも選ばれています。

そこから港沿いを移動して、こんな場所にも行きました。

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「探偵はBARにいる」を見た方なら、「!」と思うかも。

「小樽港観光船のりば」は、後半の重要なシーンに登場しました。

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雪景色の中、大泉洋さんが煙草を吸いながら

佇んだ場所はここですね。

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実はこのすぐそばでは、

「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」の撮影も行われています。

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ここから運河をわたり、

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旧手宮線も越えて、

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アーケード街を横切り、

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小樽駅からバスに乗って向かった場所が、こちら。

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木下恵介監督の「喜びも悲しみも幾歳月」(1957年)に

登場する「日和山灯台」です。

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霧に包まれた風景として、

ラストシーンに登場したのが印象に残ります。

 

そんなわけで、小樽のロケ地巡りはこれにて終了。

今年の夏旅の参考に、ぜひどうぞ!

もちろんミュージアムにもお立ち寄りくださいね。

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(アラタメ)

小樽ロケ地巡り(中)~「少年」「はるか、ノスタルジィ」「探偵はBARにいる」など

小樽ロケ地の写真レポート、第2弾をどうぞ。

* * *

三角市場の横を通って・・・

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突き当りを左に曲がると、そこは「船見橋」。

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大島渚監督の「少年」(1969年)に出てきた風景が、

柵の向こうに残っています。

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その橋を渡れば、数々の映画ロケ地として

知られる「船見坂」があります。

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大林宣彦監督の「はるか、ノスタルジィ」(1993年)、「少年」のほか、

「Love Letter」(1995年)、「探偵はBARにいる」などにも登場。

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坂から見下ろすと、確かに〝絵〟になる光景が広がります。

そこから歩いて30分ほどの場所にあるのが、「富岡教会」。

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ここは、「ジャコ萬と鉄」(1964年)の撮影が行われました。

なんと、外観は当時のまま!

時代を重ねたゴシック様式の美しさに圧倒されます。

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そこから港方面へ歩くとある、この道。

何の作品のロケ地かわかりますか?

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実は、「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(1975年)で

船越英二が初恋の人と再会した場所なのです。

残念ながら、もう「喫茶ポケット」はなく、

当時の面影はほとんどありません。

ということで、次の目的地は、同じく「相合い傘」のロケ地です。

(つづく)

 

(アラタメ)

小樽ロケ地巡り(上)~「駅STATION」「ハルフウェイ」「探偵はBARにいる」

いよいよ北海道も夏真っ盛り。

観光シーズンを迎えた港町・小樽へ、

映画のロケ地取材に行ってきたので、写真でご紹介します。

小樽の前に寄った場所はコチラ。

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「駅 STATION」(1981年)が撮影された銭函駅です。

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撮影当時の雰囲気、ちゃんと残っていますね。

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「ハルフウェイ」(2009年)のロケ地となった

小樽築港駅、南小樽駅を過ぎたら・・・

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小樽駅に到着です。

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ホームや構内は、「探偵はBARにいる」(2011年)に登場しました。

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ちなみに4番ホームは、

石原裕次郎さんがテレビ番組の撮影をしたことから、

〝裕次郎ホーム〟と呼ばれています。

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駅を出ると、こんな看板も。

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あの石川啄木も降り立った小樽駅。

そんな当時に思いを馳せつつ、次の目的地を目指します。

(つづく)

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(アラタメ)

開館3周年記念!9月13日に「シネマの風景特別上映会」

ミュージアムがオープンしたのは、

2011年9月17日のこと。

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多くの方々のご協力で、3年が経とうとしています。

その感謝を込めて、今年も

「シネマの風景 特別上映会」を開催いたします!

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今回上映するのは、北海道開拓を描く幻の名作『大地の侍』と、

かつて一大ブームを巻き起こした釧路が舞台の『挽歌』。

加えて、作家で北の映像ミュージアム館長の小檜山博、

直木賞作家の桜木紫乃さんの両氏によるゲストトークを行います。

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特に、映画『挽歌』は、

松竹が保存する35ミリフィルムが劣化のため使用できず、

今回は特別に16ミリフィルムでの貴重なフィルム上映!

また、道新記者・寺町志保さんを「心を許した相手」と

インタビュアーに指名した直木賞作家・桜木さんには、

出身地の釧路や生い立ち、「挽歌」の魅力について

存分に語っていただきます。

ぜひこの機会に、北海道ロケの名作を

トーク&フィルム映像でご堪能ください。

チケットはあす17日から販売致します。

* * *

「シネマの風景 特別上映会」
日 時 2014年9月13日(土) 午前9時半~午後8時16分
場 所 札幌プラザ2・5(札幌市中央区南2西5、狸小路5丁目)
内 容 映画『大地の侍』上映&ゲストトーク「小檜山博/本庄陸男と日本文学」 映画『挽歌』&ゲストトーク「桜木紫乃/挽歌と霧の街」
料 金 前売券/1本1,000円、当日券1本1,200円 ※入れ替え制
主 催 NPO法人北の映像ミュージアム

「第2回映画ファンの集い」を開催しました

12日(土)は、ミュージアムで2回目の

「映画ファンの集い」を開催しました。

「私の好きな女優」をテーマに、

参加者が自由に語り合うスタイル。

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高峰秀子、吉永小百合、イングリッド・バーグマン・・・

さまざまな女優さんの話題で盛り上がり、

時代を共有した喜びをかみしめたようです。

次回の集いも、乞うご期待!

「私の男」の熊切監督、札幌で凱旋会見!

先日、モスクワ国際映画祭で最優秀作品賞に

選ばれた紋別ロケ「私の男」。

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(C)2014「私の男」製作委員会

帯広出身の熊切和嘉監督が12日(土)、

シアターキノで記者会見を行いました!

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受賞後、初の北海道凱旋だけあって、

取材陣が多く集まり、熱気に満ちた会見の模様をご紹介します。

* * *

シアターキノ・中島代表/私は、この作品を北海道の紋別で撮ると聞いた時から期待していたんですけれど、完成した映画を観た時に、紋別のシーンは北海道出身の熊切さんだから撮れた、熊切さん以外の人には撮れない映像だと感じました。今年は良作の北海道ロケ映画がたくさん公開されていますが、ついに本命がきた!という感じで、僕らも非常に嬉しいです。

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熊切監督/受賞の知らせを聞いた時は、台北映画祭に行ってまして、授賞式には出られなかったんです。受賞後、たくさんの方からメールをいただきました。普段は家で一人さびしく酒を飲んでいるのですが、自分にはこんなに祝ってくれる人がいるんだ、と思いました(笑)

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記者/受賞して2週間、今の率直な心境は?

熊切監督/今日初めてトロフィーを見たので、本当に獲ったんだなという気持ちです。受賞後も色々と仕事で忙しくしていたので、改めて実感が沸いています。こうして北海道で祝っていただいて嬉しいです。

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記者/いろんな方から連絡をいただいたということですが、特に北海道のご家族やご友人からの反応は?

熊切監督/僕が「映画を撮ってみたい」と初めて言い出したときの、中学校の同級生から『ついにきたな!』とメールをくれて、それが一番嬉しかったです。

記者/なぜ、北海道が舞台の原作を映画化しようと?監督が北海道ご出身は影響していますか?

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熊切監督/原作に惹かれたのは、まず第一に父と娘の関係に非常に興味を持ったから。文学で描かれたこういうことが、最近の日本映画では描かれません。そういうことに挑戦したかったんです。次に、奥尻の地震や拓銀破綻など、90年代以降の北海道が背景に描かれていて、そこに興味がありました。当時、僕は大阪の大学にいて、北海道を離れていたので、逆に興味があったんです。

記者/紋別のシーンは、北海道の人間には馴染み深い風景ですが、そこで描かれる内容はある意味人間の本質というか、性(さが)を突き抜けていて、その対比が面白いなと思いました。モスクワの映画祭では、審査員にどういう点が評価されたのでしょうか?

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(C)2014「私の男」製作委員会

熊切監督/公式上映の前の取材では『今回、映画祭の中で最も挑発的な映画だと思う。それが吉と出るか凶と出るか』と質問されて、答えられませんでした(笑)。上映中、実は過激なシーンで10人ほどが席を立たれたので、「これは凶かな」と思いましたけれど、上映後は『今まで観た日本映画の中で一番生々しいものを見せてもらった』と声を掛けてくださる方もいて、非常に良い反応がありました。日本でも賛否両論ですが、向こうでも同じような反応でした。

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記者/現地での反応をもう少し教えて下さい。

熊切監督/日本でもモラルの部分で言われることはありますが、特にロシアは信心深い方が多いようで、「監督はどういう宗教教育を受けて育ったのか」などと家庭環境を問われて、僕はむっとしたんですが(笑)、「親は学歴はないけれど愛のある家庭で育ちました」などと事細かに答えたのは覚えています。

記者/撮影で大変だったことは?

熊切監督/重要な流氷が年々減っていると聞いて心配でしたが、ロケハンの時にちょうど水平線の向こうに白く見えて、そういう意味では恵まれた撮影でした。現場で大変だったことを言い出したらきりがないのですが、一番は、その流氷に雪が積もると、ただの雪原に見えてしまう。せっかく流氷の上で撮影しているのですから、何とか〝氷感〟を出したくて、ワンカット撮るごとにスタッフみんなで氷の上を掃いたり、氷と氷の隙間をザルですくったりして、全然現場が進まない(苦笑)。それが肉体的に大変でした。その中で、特に二階堂ふみさんはセミドライスーツを着ていたとはいえ、海の中に入ったのが大変だったと思います。

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(C)2014「私の男」製作委員会

 

記者/それは監督のご指示ですか?

熊切監督/そうですね。とは言いつつ、僕も「どうしてもできません!」と言われたら何か考えようと思っていましたが、撮影日の朝、二階堂さんが「私は今回、流氷の海で死ぬ気で来ました!」と気合十分だったのでやってもらいました(笑)。

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記者/これから映画を観る方にメッセージをお願いします。

熊切監督/一見センセーショナルな題材ではありますが、色眼鏡なしで向き合ってくれたら、きっと見えてくるものがあると信じて撮りました。

記者/今後も北海道を舞台にした映画を撮りたいという思いは?

熊切監督/ありますね。本当に、ずっと北海道で撮りたいんですよ。北海道を舞台にした映画ってたくさんありますけど、まだ描かれていないものはいっぱいある気がします。うまく言えませんが、ローカルを突き詰めて行けば、逆に新しいものが生み出せる気がします。

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* * *

さて、いかがだったでしょうか?

「北海道でまだまだ映画を撮りたい」という

熊切監督の言葉を、とても嬉しく、力強く感じました。

ということで、映画「私の男」はシアターキノで公開中!

お見逃しなく。(アラタメ)

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