来月は映画の上映イベントが続々!
我々ミュージアムの
「シネマの風景 特別上映会」(13日)のほか、
札幌ショートフェスト、キューバ映画祭・・・
そして、27日(土)には、
イラン映画「別離」が札幌プラザ2・5で上映されます。
アカデミー賞外国語作品賞の受賞作!
見逃した方も、一度観た方も、この機会にぜひ。
お問い合わせは札幌映画サークル(011-747-7314)へ。
毎年恒例の「日本映画名作祭」が、
10月23(木)・24日(金)、ちえりあで開催されます。
今年は、函館出身の高峰秀子さん出演作が3本も。
「煙突の見える場所」(1953年、五所平之助監督)
「この広い空のどこかに」(54年、小林正樹監督)
「名もなく貧しく美しく」(61年、松山善三監督)
このほか、新藤兼人監督の代表作「裸の島」もラインアップ。
そして、両日午後3時からは、
松竹でプロデューサーを務めた楢部一視さんが登場!
「日本人も映画も若かった」と題して講演します。
以前、ミュージアムにもご来館くださいました。※当時の記事はコチラ
イベントチラシはミュージアム館内に掲示中。
お手伝いの学生さんが作ってくれたPOPもチェックしてください!
お問い合わせは、札幌映画サークル(011-747-7314)へ。
一年がかりで準備を進めてきた士別旧テアトル銀映のカーボン式映写機「富士セントラルF7型」が25日、遂に北の映像ミュージアムに到着しました。
当日は東京から映写機メンテナンスの二大職人の一人、加藤元治さんがわざわざ応援に駆け付けてくれました。流石の熟練の技で士別での解体の早い事、札幌に到着してからの再組立てのまた早い事。
作業はまず、スタンドを立て、
音響部とミシンを取り付けます。なかなか重い部分です。
あっという間に進むので全て記録しきれません。興味津々で見る面々。
ランプハウスを組んでほぼ完成!
しかし、これだけでは終わりません。引っ越してきた映写機には、加藤さんが素 晴らしい再生を施してくれました。ご覧になりたい方はミュージアムまで。
いま、帯広で、映画好きにはたまらない
イベントが開催されています。
ズバリ、「十勝に映画館がたくさんあった頃」!
この味のある看板を見ただけで、ワクワクしますよね!
会場には、長く映画看板師として活動された
飯田和幸さんによる映画看板のほか、
十勝管内にかつて存在した映画館の
懐かしい写真パネルなどを多数展示しています。
開催期間は9月15日(月)まで。
会場は帯広百年記念館です。
ぜひ足をお運びください!
※イベント詳細はコチラ
本日は月曜休館日です。
またのお越しをお待ちしております。
「北海道フィルム・アートフェスティバル」
(8月30日~9月5日、シアターキノ)特集、
最終回はコチラ!
子ども映画制作ワークショップ(WS)
5作品の一挙上映です。(写真は「命の樹」)
このWSは、シアターキノの中島洋さんが、
中学生を対象に2005年から実施した短編映画作りのこと。
札幌市内の文化資産や憩いの場所をロケ地に、
キャスト、スタッフすべてを中学生が担当しています。
そして、この活動の〝集大成〟が、
このイベントでも上映される『茜色クラリネット』なのです。
今回上映される5作品はこちら。
「僕らの魔法の学校」(ロケ地/モエレ沼公園)
「夏の自由な研究」(大通公園)
「Page One」(芸術の森)
「見えなかった幸せ」(狸小路商店街)
「命の樹」(発寒地区)
ファンタジーあり、サスペンスあり・・・。
中学生だからといって侮ってはいけません!
きっと観客の心を刺激するものがあるでしょう。
ぜひ会場へ!
* * *
子ども映画制作ワークショップ5作品一挙上映
8月30日(土)18:50~20:45
会場:シアターキノ
詳細はコチラ
30日(土)から始まる
「北海道フィルム・アートフェスティバル」。
特集6回目の今回は、
北海道作家のコンペ・表彰式についてお伝えします。
このコンペは、道内に住む作家さんが、
2011年8月~2014年7月までに作った計14作品が対象。
「私の男」などで知られる熊切和嘉監督が審査し、
グランプリ・特別賞・奨励賞を決まるといったものです。
上映するA・B・C・Dの各グループを紹介します。
●Aグループ
・1981-2001(2013/古跡哲平/5分)
・スピスピレムリ(村田祐樹/2012/5分)
・ファンクラブ(箱崎華/2014/15分予定)
・スターゲイザー(津山昌徳/2014/15分)2014VER
・僕らの興味期限の夏(福田さとみ 他/2012/34分)
この中で、私が注目している作品を二つご紹介!
一つ目は、古跡さんの「1981-2001」です。
古跡監督は、兵庫県出身ながら北海道を中心に活動。
この作品は、作家自らの記念写真を基に作ったもの。
東京の参加型アート・フェスティバル「千代田芸術祭」で
「伊藤俊治賞」を受賞しています。
〝記念写真を基にした映像作品〟なんて・・・私には想像がつきません。
どのような作品なのか興味津々です。見逃せません!
もう一つは、福田さとみさんなどが監督した
「僕らの興味期限の夏」です。
まず私は、タイトルに惹かれました。
おもしろそう!そう思いませんか?
そして次に、札幌の子どもたちが出演し、
〝子どもたちの世界国際映画祭〟とされる
「キンダー・フィルム・フェスティバル」(東京)
の「ティーンズ・フィルム・コンペティション」で、
見事グランプリを獲得し、
世界に認められた作品だと知り、とても見たくなりました。
きっと、無邪気な子供たちの若さと元気が溢れていることでしょう。
どんな内容なのかは、見てのお楽しみですね。
●Bグループ
・フランケンの娘(陣内天飛/2013/23分)
・彼の地(安瀬雅俊/2013/9分)
・カルマ(細野牧郎 他/2014/5分)
・縛刃不動仁義(高野資也/2013/45分)
この中で、私が最も気になった作品は、「カルマ」。
細野牧郎さんと高野資也さんの共同監督作品です。
細野さんは札幌で映画を主に作っています。
今回上映される「カルマ」は、短編の新作のホラー。
カギとなるのは「カルマ」なのでしょうか?
映画館に悲鳴が響くかもしれないですね。
ちなみに、高野資也監督の「縛刃不動仁義」は、
このフェスティバルで初公開!期待大ですね!!
●Cグループ
・下手くそ、はなさない(山口洋介/2012/28分)
・The eyes smart(岩田義昌/2011/10分)
・他愛もないはなし、したい。(小山赤理/2014/45分予定)
私がこのグループで注目しているのは、
岩田さんの「The eyes smart」です。
この作品は、ある兄弟の物語。
落ち込んだ時、姉は小樽の海に行きたがる。
しかし免許がないため、弟が運転をする。
そんな兄弟の物語です。
映画を見ると、ロケ舞台の小樽に行きたくなる!そう。
物語も気になりますが、映像にも注目ですね。
私は幼いころしか、小樽に行ったことがないので
この映画を見るといってみたくなるのかな・・・楽しみです。
●Dグループ
・modify(佐藤洋/2013/18分)
・植木屋たちの黄昏(黒田卓/2011/65分)
私が注目したのは、佐藤さんの「modify」。
この作品は監督が初めて、「映画が好きだ!」という
気持ちだけで撮った映画なのだそうです。
物語は、生きる意味・居場所をなくした主人公が、
ある女の子に出会い、少しづつ変わっていくという、
〝出会い〟がテーマ。
この映画自体も、たくさんの〝出会い〟を通じて完成したそう。
きっと素敵な作品に違いないでしょう!
さて、一体どの作品がグランプリに輝くのでしょうか。
熊切監督による表彰式の講評も、楽しみです!
私もこの機会に参加しようと考えています。
(学生スタッフ:太田明里)
* * *
詳しい日程は以下の通りです
A/9月2日18:50~20:20
B/9月2日20:40~22:20
C/9月3日18:50~20:20
D/9月3日20:40~22:20
※1プログラムは1000円
表彰式/21:35~22:15
会場:シアターキノ
※フェスの詳細はコチラ
「北海道フィルム・アートフェスティバル」
(8月30日~9月5日、シアターキノ)特集。
第5弾は、特別上映のこの2作に注目!
「オルシペ スゥプ1・2」(※「プ」は小文字)と
「茜色クラリネット」です!
前者は、札幌のアニメーション企画・制作集団
「ピコグラフ」さんの作品。
以前から彼らの活動、気になっていたんですよね!
なかなかスクリーンで観る機会がないので、楽しみです。
アイヌ民話6話の映像化という内容も、興味が沸きます。
後者の「茜色クラリネット」は、
札幌琴似でロケした中高生+大人の共同制作。
私もロケをお手伝いしたので、
今回は特別に撮影風景をご紹介!
11月から東京・ユーロスペースで上映される本作。
当日は、『北海道の映像の未来に向けて』と題した
シンポジウムも行われます。
地元発の取り組みを、ぜひ応援しましょう!
* * *
「オルシペ スゥプ1・2」
9月5日(金)18:50~19:40(トークあり)
※無料です!
「茜色クラリネット」
9月5日(金)19:45~22:15(シンポジウムあり)
会場:シアターキノ
※フェスの詳細はコチラ