学生ボランティアスタッフのご紹介

ミュージアムには毎年、北海学園大の

学生さんがお手伝いに来てくれています。

先日、訪れたのは彼女。

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2年生の長澤萌さん(20)です。

理事の大石和久教授の紹介で興味を持ったそう。

博物館に関わる仕事が夢で、学芸員の授業も受けているとか。

それはぜひ、ミュージアムの展示工夫などに協力してほしいですね!

ちなみに最近観た映画は、空知ロケ「ぶどうのなみだ」。

「衣装やインテリアがかわいくて、ホッコリした気持ちになった」そう。

ミュージアムで、様々な映画や人と出会ってくださいね!

追悼・高倉健さん

日本を代表する映画俳優・高倉健さんが

10日、亡くなりました。83歳でした。

北海道ロケの名作に数多く出演され、

昭和の映画黄金時代を支えた大スターでした。

北海道ロケ出演作で在りし日のお姿を偲びつつ、

ご冥福をお祈りいたします。

* * *

「夕日と拳銃」(56年、勇払・洞爺ロケ)

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「森と湖のまつり」(1958年、塘路・阿寒・釧路ロケ)

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「希望の乙女」(58年、江別ロケ)

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「万年太郎と姉御社員」(61年、根室・阿寒・洞爺ロケ)

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「ジャコ萬と鉄」(64年、積丹ロケ)

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「飢餓海峡」(65年、函館・上磯ロケ)

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「網走番外地」(65年、網走・新得ロケ)

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「続・網走番外地」(65年、函館ロケ)

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「網走番外地・北海篇」(65年、士別・剣淵ロケ)

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「網走番外地・荒野の対決」(66年、日高・十勝ロケ)

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「網走番外地・大雪原の対決」(66年、網走・士別ロケ)

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「網走番外地・決斗零下30度」(67年、士別ロケ)

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「網走番外地・吹雪の斗争」(67年、網走・層雲峡ロケ)

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「新網走番外地」(68年、網走ロケ)

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「新網走番外地 さいはての流れ者」(69年、網走・オホーツクロケ)

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「新網走番外地 大森林の決斗」(70年、網走ロケ)

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「新網走番外地 吹雪のはぐれ狼」(70年、層雲峡・忍路ロケ)

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「新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬」(71年、静内・網走ロケ)

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「新網走番外地 吹雪の大脱走」(71年、網走・層雲峡ロケ)

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「新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義」(73年、網走・層雲峡ロケ)

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「大脱獄」(75年、網走・夕張ロケ)

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「新幹線大爆破」(75年、夕張ロケ)

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「君よ憤怒の河を渉れ」(76年、浦河ロケ)

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「幸福の黄色いハンカチ」(77年、夕張・網走ロケ)

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「動乱」(79年、サロベツロケ)

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「遙かなる山の呼び声」(80年、中標津・別海ロケ)

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「駅 STATION」(81年、増毛・小樽ロケ)

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「海峡」(82年、函館ロケ)

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「南極物語」(83年、稚内・サロマロケ)

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「居酒屋兆治」(83年、函館・札幌ロケ)

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「海へ See You」(88年、夕張ロケ)

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「鉄道員」(99年、南富良野・滝川ロケ)

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* * *

健さん、ありがとうございました。

11月の「北のシネマ塾」が終了

15日(土)、ミュージアムでの恒例イベント

「北のシネマ塾」が行われました。

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この日は外は真っ白の雪景色、

にもかかわらず開始時間にはお客様がどしどし。

中にはこの後、隣りのホールで行われる

コンサートのお客様もいらっしゃったようですが、

どんなきっかけでも参加いただけるのは嬉しいこと。

休憩がてら、ロケ地マップを見て盛り上がる方もいらっしゃいました。

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ということで、佐々木純理事長のトークで

札幌ロケ「社長忍法帖」をテーマにした11月のシネマ塾は終了。

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次回は12月20日(土)午後2時から。

「さっぽろ映画館グラフィティー」と題して、

ゲストの浦田久と和田由美事務局長が語ります。

8ミリ作品の上映も予定。どうぞお楽しみに!

札幌在住の小山赤理監督ご来館

雪が積もり、すっかり冬景色の札幌です。

そんな昨日14日、

小山赤理監督がご来館くださいました。

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2011年から札幌で自主映画を作り始め、

12月5日(金)にはシアターキノで

「他愛ないはなし、したい。」が上映されます。

これまでの経歴から最新作まで、色々と伺いました。

2012年の短編「春を描く」のDVDをご寄贈くださいました。

もちろんサインもいただきました!

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インタビューは後日ご紹介します。

どうぞお楽しみに。

最新会報25号が完成!

このたび、新しい会報25号が完成しました!

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今回は9月の開館3周年記念イベントを特集。

桜木紫乃さん&小檜山博館長のトーク要旨や、

来場者の声をご紹介しています。

会員の皆さまにはもう届いたころでしょうか。

イベントご参加者の方も、きっと楽しんでいただける内容です。

初の長編自主制作「花」が22~24日上映!細野牧郎監督ご来館

雪が降り始め、いよいよ冬到来の札幌です。

さて昨日13日、札幌在住の細野牧郎監督がご来館下さいました。

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ミュージアムへの来館は、昨年3月以来。

そのインタビュー時にお話されていた初の長編映画「花」が完成し、

いよいよ来週22~24日、上映会をするのだそうです。

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おめでとうございます!

長編を作るまでの道のりは、以前のインタビューをどうぞ→コチラ

さっそく、最新作「花」について伺いました!

* * *

―初の長編作、いよいよ来週公開ですね!

企画を立てたのが10年位前で、それから結構何度も頓挫しかけたんです。完成できないのではと思うこともありましたけれど、無事撮影を終えることができました。同時進行で編集を進め、頼んでいた曲が全部上がったのが昨日のこと。本当に完成したのは、実はつい昨日なんです。

―そうですか!撮影を振り返って、いかがですか。

よくここまで来たなーというのが実感です。短編と比べて体力がいるというか、筋肉の近い方が違う。正直、長かったですね。今回はどうしても丁寧に撮りたかったので、去年9月のクランクインから今年7月のクランクアップまで、約1年通して撮影しました。振り返ってみれば、あっという間というか、無我夢中で撮っていた気がします。

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―特にこだわった部分は。

たとえば、シナリオ通りに撮らなかった部分があります。台本では会話のシーンなのに、前日に思いついて、歌を歌うシーンにしたり。あと、ベッドシーンの質感も粘りました。そして、最も重要なシーンは、僕自身がカメラを回すことにチャレンジしました。特にラストの大事な芝居は、演出とカメラワークを重ねてうまくいかせたいと苦労した部分です。

―なぜご自身でカメラを持とうと?

うまい下手ではなくて、もう無我夢中。絶対ここを切り取りたい、という明確な意志があったんです。

―具体的にはどのシーンですか。

主人公の家に、ヒロインの女性が訪ねていくラストシーンです。ここが伝わらないとこの映画は壊れると思い、演出も悩みに悩みました。どこまで伝わるかわかりませんが、ぜひ観てほしいです。

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―映画のテーマは「喪失と再生」ですね。

きっかけは、村上春樹さんの小説「ノルウェイの森」を読んだこと。僕の抱く〝哲学〟に「諦念感情」みたいなものがあるのですが、この小説の「喪失と再生」というモチーフがすごく腑に落ちたんです。失っていく、けれども再生していく。結局生きることってそういうことじゃないかな、と。それがこの映画の企画につながりました。「喪失と再生」のフィルターを通して描きたいのは、「生を肯定すること」です。

―その「諦念感情」とはどこから来るのでしょう?

元々そういう性質を持って生まれたのでしょうね。だから好みもそうしたものなんです。たとえば、小津安二郎とか、「スローターハウス5」などで知られるアメリカの作家・カート・ヴォネガットとか。

―ありがとうございます。それでは上映会に向けて、メッセージをお願いします。

構想10年、撮影1年をかけ、熟成した思いを詰め込んだ作品なので、ようやく皆さんに見ていただけるのが嬉しいです。でも、そんな背景を抜きにして、単純に普通の映画として楽しんでほしいと思います。

また、こうした自主映画の上映会を定期的に続けていきたいと思っています。というのも、札幌ではなかなか、自主映画を観る機会が少ない。音楽や演劇に比べて、自主映画は観客と距離が遠い気がします。僕はこれからも札幌で長編を作り続けようと思っていて、お客さんに見て、育ててもらいたい。だからこの「花」を第一歩として、自主映画を公開し、見てもらう「場」を作り続けたいですね。

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―以前お話されていた、自主製作&自主配給の夢への第一歩というわけですね。頑張ってください!

* * *

細野監督、今後は映画祭への出品&次作の構想もあるそう!

これからますますの活躍を応援しています。

札幌自主制作映画上映会 「花」 (同時上映「縛刃 不動仁義」)

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日時:11月22、23、24日
上映:①13:00、②16:30 ③20:00
場所:札幌市南2西6 イベントスペースEDIT
料金:1,500円(前売り、当日) ※ローソンチケット:Lコード:12133
お問い合わせ:プロパンムービー

ミュージアムにもポスター&パンフレットあります。

ぜひお手に取ってください。

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「野のなななのか」ロケ地芦別訪問記

大林宣彦監督の芦別ロケ「野のなななのか」。

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©2014 芦別映画製作委員会/PSC
配給/PSC TMエンタテインメント

地元市民との20年越しの約束を果たし、

完成した映画が、今も各地で上映されています。

そのロケ地・芦別に、先日訪れたのでご報告します。

まず向かったのは、映画製作委員会の中心となった

「星の降る里芦別映画学校」事務局。

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わざわざ集まってくださったスタッフの皆さん。

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映画の完成、おめでとうございます!

室内には、映画関係者の寄せ書きなど貴重な資料がズラリ。

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せっかくなので、皆さんに撮影時の思い出を聞きました。

「ロケ場所、人、モノを確保するのが大変でした」と、大西俊夫さん。

特に、メインシーンにもなったこの花畑。

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当初予定していた場所が季節が変わってダメになり、

映画スタッフが見つけた「新城の丘」は普段行かない奥地のため、

大西さんが朝から草刈りするなど

〝縁の下の力持ち〟的役割をたくさん果たされました。

彼は駅長役で常盤貴子さんとも共演し、

「台本にないセリフや演技が増えて緊張しました」とのこと。

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一方、美術班として現場を支えた女性お二人は、

セット作りや雪を作る作業などを経験。

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(写真の奥、白い塊がセットの残雪です)

ちなみにあるシーンで、大林監督からセットの雪の表現を問われ、

「何時に降った雪(の設定)ですか?」と聞いたところ、

逆に感心されてしまったというエピソードもあるとか。

3人とも「夢の40日間でした」と言うように、

プロの映画人と市民がまさに一体となった現場だったよう。

本当に貴重で、幸せなひとときだったのですね。

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ということで、皆さんの案内でロケ地巡りへ出発!

映画では「鈴木医院」だった小野寺医院です。

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「星降る文化堂」の看板は、映画時のまま。

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一方、大規模なセットが作られた場所は、もう跡形もありません。

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その後、大林監督もお気に入りの芦別名物

「ガタタン」が味わえる地元店「宝来軒」に到着。

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バリエーション豊かな「ガタタン」シリーズを味わいました。

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どれも美味しかったですよ!

店の入口には、映画関係者との記念写真も。

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満腹&大満足気分で、最後は駅前の「南沢菓子舗」へ。

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映画にも登場する「どりこの饅頭」を購入しました。

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映画世界とグルメが楽しめる芦別を満喫した一日でした。

ロケ地マップはミュージアムにもあるので、

ぜひチェックしてみてください。

※映画の公式サイトはコチラ

「こっぱみじん」の田尻監督インタビュー②

砂川出身の田尻裕司監督、

映画「こっぱみじん」への思いを聞く

インタビュー後編をどうぞ。

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* * *

―作品作りでこだわった点は何でしょう。

嘘くさくなったらこの映画はだめだと思って、そうならないためにはどうすればよいかをとにかく考えました。

―それで。

俳優は全員オーディションで選んだのですが、リハーサルの時にこう伝えたんです。「カメラは手持ち。ライティングはせず、自然光を使います。音楽も効果音も一切使いません。なので、皆さんは現場でどう動くか考えてください」と。

―俳優さんに演技を委ねたのですか。

ライトがあると、その中で芝居しなければなりません。でも、手持ちカメラなのでどこまでもついていけます。役者さんに全部考えてもらい、僕が腑に落ちない時だけ、質問をする。そうして進めていきました。

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―そうした演出方法はこれまでも?

いえ、初めてです。でも、もともと試してみたかった方法ではあります。「ドグマ95」という、デンマークの映画運動があって、そのやり方のひとつなんです。

―ドグマ95、ですか。

ラース・フォン・トリアーやトマス・ヴィンターベアらの監督が始めた運動で、ハリウッドのような大規模なきちんとした照明ができないのなら、いっそやめてしまおう、という。(※ドグマ95の公式サイトはコチラ) あと、「少年と自転車」や「ロゼッタ」のダルデンヌ兄弟の音楽効果のないドキュメンタリータッチの映画にもあこがれていました。僕も、予算規模によってしょぼい照明が嫌いで、だったら当てるなと、いつも撮影部や照明部に言っていましたし。

―念願の手法ということですね。手応えは。

驚いたのは、僕の思っていたよりはるかに地に足がついた演技だったこと。ロケをした群馬県桐生に、実際に居る感じがするんです。それまでの作品とは違う、異質ともいえる演技だったので、この方法が効いたのかな、と思います。

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―札幌ではシアターキノで、11月22日から上映されます。故郷北海道での上映、いかがですか。

僕は18歳の時、「有名な監督になるまで帰ってこない」と友達に宣言して北海道・砂川を出たんです。実際は、数年後にホームシックで帰りましたけれど(笑)。その時、「意地を張らないで、有名になる前でも、もっと帰ってきていいよ」と書かれた手紙を友達の女の子からもらいました。

―うわー、泣きますね。

泣きました。でも、その後も15年間ぐらいほとんど帰りませんでした。僕には夢が3つあって、そのひとつが「北海道で上映すること」。自分にとって、「有名な監督」の条件だったんです。だから、シアターキノさんのおかげで、46歳にして夢のひとつがようやく叶いました。

―おめでとうございます!

これで、心置きなく砂川に帰れます(笑)。

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―ちなみにあと2つの夢は?

「映画館を持つこと」と、「撮影所を持つこと」です。これはハードル高いですね。

―頑張ってください!北海道出身ということが、作品に影響を与えていますか。

影響はあると思います。たとえば、今作のロケ地を群馬県桐生にしたのも、街の中に山がせり出しているから。僕の生まれた空知平野は山が遠いので、逆にその風景が新鮮でした。砂川は海も遠かったので、海での撮影も好きです。自分にないものを求めるんですね。

―いつか、北海道で撮影したいと思うことは。

バリバリあります!予算さえあれば、「フィールド・オブ・ドリームス」みたいな広大なロケ地を使えるでしょうし、秘境の地が北海道ならまだありそうな気がします。それから、僕はあれが撮りたいと思っていて・・・

―あれ、とは。

コロボックルです。実は子どもの頃、よくコロボックルを見たんですよ。周りには夢だと言われるんですが、話しかけた記憶も何度もあるんです。だから、いつか、コロボックルの映画を作りたいですね

―それは楽しみです。ぜひ実現させてください。

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映画「こっぱみじん」 ※公式サイトはコチラ