北海道発の短編映画「えんえん」、あすから上映!

以前、ミュージアムにご来館くださった

札幌で活動する高橋研太監督。

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※当時の記事はコチラ

彼の最新短編映画「えんえん」が

あす20日~22日まで、市内の

「インタークロス・クリエイティブ・センター」

(白石区東札幌5-1)で上映されます。

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その際アピールされていた石狩ロケの作品に出演されていた

江田由紀浩さんを再び主演に迎え、

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明逸人さん、小林エレキさんら

札幌の演劇界で活躍する俳優さんが出演。

企画、俳優、スタッフ、音楽のすべてが

純北海道産というハートフルコメディ。

どうぞこの機会に!

作品の公式サイトはコチラ

大河内伝次郎について

こんどの土曜(21日)午後2時から北のシネマ塾で、「ごろつき船」(大映作品、1950年公開)のお話をする喜多です。いま、一夜漬けとはいいませんが、集中的に「ごろつき船」とその周辺を勉強しております。

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主演の大河内伝(正しくは傳)次郎(1898~1962)は言わずと知れた戦前の映画スターの最高峰に立つ一人ですが、戦後、わたくしが映画にもの心ついたときはもう、脇役に回っていました。リアルタイムでみた作品で憶えているのは「ゆうれい船」(1957年公開)だけです。これも、「ごろつき船」と同じ大仏次郎の原作の映画化。大好きだった中村錦之助が主演。その父親役が大河内でした。存在感のある渋い役者だったと子供心(当時9歳)に記憶が鮮明です。

戦前の大トップスターだったことを知り、いろんな主演作品をビデオやテレビ上映でみました。当たり役、丹下左膳シリーズでは、お国なまり(福岡県)が抜けず「しぇい(姓)は丹下、名はしゃじぇん(左膳)」と見栄をきることなどものちのち知りました。

立ち回り(剣戟)もスターの中で最もうまかったらしい。「そやけど、あのお人ひどい近眼でっしゃろ、本身(真剣、ただし刃は研いでない)使わはるから怖い、怖い」と鞍馬天狗役で名高い嵐寛寿郎が京都弁で述懐していた、と大河内の盟友、伊藤大輔監督が証言しています。

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映画「ごろつき船」の大河内伝次郎=DVDから抜き焼き

「北のシネマ塾」で資料映像としてお見せする「ごろつき船」のラスト、月形龍之介との決闘は見ものです。乞うご期待!

(この項、文責・喜多義憲)

21日(土)のシネマ塾は「ごろつき船」!

ミュージアムを会場に、北海道ゆかりの

作品などについて自由気ままにトークを楽しむ

ミニイベント「北のシネマ塾」。

2/21(土)午後2時からは、

大河内伝次郎主演、「ごろつき船」がテーマです!

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トーク担当は、喜多義憲副理事長。

当日参加OK、入場無料。

どうぞお楽しみに。

「JFC全国ロケ地フェア2015」に参加!

先月29日(木)、「JFC全国ロケ地フェア2015」が

東京で開催されました。

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北海道から沖縄まで、全国10ブロックに所属する

フィルムコミッションの担当者が集合。

ロケ撮影の相談や地域情報を

映画・テレビ・CMなどの制作会社、

企画プロデューサーなどに発信しました。

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この催しに、ミュージアムの高村賢治理事も参加!

全国各地のフィルムコミッション関係者らに

このミュージアムの存在をアピール致しました。

ちなみに北海道ブロックは

札幌映像機構、北海道ロケーション連絡室、

とまこまいFC、はこだてFCが加盟しており、

会場でもロケ地・北海道の魅力をPRしていました。

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高村理事によると

「海、坂、山がある北海道は、映画作りの要素が

そろっていて、本州からみれば羨ましいとの声があった」そう。

昨年は、函館ロケ「そこのみにて光輝く」、紋別ロケ「私の男」と

様々な映画賞を受賞した秀作がありましたが、

新たな北海道ロケ傑作の誕生も、期待できるかもしれませんね!

写真集「懐かしの大都映画」

筆者の友人棚部恵さん(札幌市在住)から当館に 、写真集「懐かしの大都映画」(1992年、ノーベ書房刊、ページ数:227ページサイズ:H366×W263mm)の寄贈をいただきました。北海道新聞、HTB北海道テレビ放送などで活躍された恵さんの父、保徳さん(故人)の愛蔵書だったという。

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戦前、庶民に愛された映画会社。戦下の国策によって幻のように消えた。スターの貴重なモノクロ写真群に田中小実昌、加太こうじ、川内康範らが大都映画オマージュの随筆を書いている。川内さんの一文「無視できぬ大都の業績」を引用して、紹介します。

今にして思えば、戦前の庶民の娯楽の最大のものは、大都映画を観ることだったのではないかという気がする。テレビも、民間放送もない時代に、安い料金で、面白い映画が二本も三本も見られたのだから、庶民にとっては、これほど有難いことはない。               

大都映画は、こうした庶民に狙いをつけて、単純、素朴なテーマのチャンバラ時代劇と冒険活劇を量産したのであった。                                       

実際、戦前の日本を代表する映画会社といえば、誰でもまず松竹とか、日活とかの名前をあげるのが普通であろうが、しかい、一番多くの本数の映画を社会に提供したのは、河合=|大都映画であったことは、まったく知られていない。河合=大都映画は、昭和三年から戦時合同で大映になる十七年までに、総数千三百本を製作、配給している、これに対して、松竹は千二百本、日活は千本程度である。 DSC_0331「てるてる天助」中島宝三監督。左から東龍小、大岡怪童、飯塚小三郎(子役)。抱腹絶倒のコメディー(昭和11年)                                  

しかも、庶民にとっては、松竹、日活の文芸調映画などは、スローテンポで面白くも何ともないのである。それにくらべる、大都映画は、ハヤフサ・ヒデトの冒険活劇はもちろんのこと、時代劇もスピーディーな運びで、観客を退屈させないのである。文字通り、庶民に愛される映画であった。(以下略)

戦後生まれの筆者はハヤフサ・ヒデトは知らないが、大都映画のスターだったという、近衛十四郎、水島道太郎ぐらいならわかります。戦後も活躍したから。

 

この写真集、定価は本体1万9千円、古書ルートにも流通していない貴重なものらしい。長く当館に保存して、愛好家の閲覧に付したいと思います、

DSC_0326なお、棚部さんからはもう一冊、サライの「石原裕次郎特集号」も寄贈を受けました。付録DVDは石原裕次郎主演映画の劇場予告編集。「狂った果実」「錆びたナイフ」「太平洋ひとりぼっち」など6作。これも楽しみです。

(文責・喜多義憲)

岩内ロケ「飢餓海峡」、20日まで上映!

デジタルで甦る永遠の名作を楽しむ

「第二回 新・午前十時の映画祭」。

札幌シネマフロンティアでは現在、

岩内ロケ「飢餓海峡」が上映されています。

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昨年亡くなった高倉健さんも出演の傑作映画です。

映画館公式サイトはコチラ

ちなみにこの企画の作品選定委員には

遠別町出身でミュージアム名誉顧問を務めて下さった

故・品田雄吉さんも名を連ねていました。

品田さんからの〝贈りもの〟を、ぜひこの機会に。

ゆうばり映画祭の楽しみどころ⑤~北海道出身監督(2)

19日(木)~23日(月)に開催する

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。

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(C)KAIDA Yuji

【ゆうばり映画祭楽しみどころその5】

フォアキャスト部門にも北海道出身監督3人が!

日本映画を中心としたミニシアター作品やインディペンデント作品、

ショートフィルムなど、ジャンルにこだわらず

面白い傾向や兆しをいち早くキャッチする「フォアキャスト部門」。

20プログラム中、なんと3作品が北海道出身監督です!

監督の経歴も一緒に紹介します。

●札幌出身、広田レオナ監督 「お江戸のキャンディー」

『お江戸のキャンディー』メイン画像

(c) 2014 ジュ・デテストゥ・レ・コンコンブル/Love Place

2/20(金) 午後1時~ @ホテルシューパロ 嶺水の間
経歴/1963年生まれ。幼少期からクラッシックバレエを習う。15歳でベルギー王立芸術学院「MUDRA」に合格。モーリス・ベジャールに師事。19歳で女優デビュー。映画「夢二」でヨコハマ映画祭助演女優賞受賞。2000年に初監督作品「ドラッグガーデン」を発表。

●余市出身、大川 祥吾監督 「水戸黄門Z」

『水戸黄門Z』メイン画像

2/21(土) 午前11時~ @ゆうばり共生型ファーム
経歴/78年生まれ。北海道余市町出身。映画を作る為に脱サラしフリーランスの映像作家として活動。短編映画『サムライオペラ』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭を始め、幾つかの映画祭で入選や授賞を果たす。

●岩内出身、村田唯監督 「密かな吐息」

『密やかな吐息』新メイン

2/21(土) 午後4時~ @ゆうばり共生型ファーム
経歴/北海道岩内町生まれ。役者を志し上京。日本大学芸術学部卒業。出演作に、井口昇監督「デッド寿司」金子修介監督「青いソラ白い雲」等。2013年処女作「密かな吐息」のメガホンを取る。

ちなみに、こちらは苫小牧出身の

俳優・奥野瑛太さん出演作です。

●「キリミと魚人間」 

『キリミと魚人間』メイン画像

2/19(木) 午後7時半~ @ホワイトロック

なかなか観る機会の少ない作品ばかり。

予想外に面白い傑作に出会えるかも!

北海道ゆかりの監督を応援するためにも、

この機会にぜひ!

※映画祭公式サイトはコチラ

ゆうばり映画祭の楽しみどころ④~北海道出身監督(1)

19日(木)~23日(月)に開催する

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。

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(C)KAIDA Yuji

【ゆうばり映画祭楽しみどころその4】

釧路出身の富名哲也監督 「終点、お化け煙突まえ。」上映!

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©2013 TETSUYAtoMINAfilm All rights reserved.

若きクリエイターの発掘・育成を目的にした

「インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門」。

20作品中、唯一北海道出身監督として

選ばれているのが、釧路出身の富名哲也監督!

「終点、お化け煙突まえ。」が、「プログラムC」として

2/20(金)12:30、2/21(土)21:00 の2回、

ゆうばりホテルシューパロ錦水の間で上映されます。

富名監督は釧路生まれ。

1995年渡英し、London Film Schoolにて映画製作を学ぶ。

2001年帰国し、現在に到ってしまった。。。とのこと。

作品は、高校を卒業したばかりのミドリとバス運転手の物語。

普通の人には見えないという終点の

“お化け煙突まえ”から、2人の恋の旅が始まる…だそう。

第18回釜山国際映画祭(ワイドアングル コンペ部門)など

海外のさまざまな映画祭に出品されてる本作。

「子供の頃から、バスに揺られ、ぼーっと風景を見るのが好きで。

そんな何かを作ってみたかった。ちなみに、

夫婦で製作した第1作目です!」とのメッセージが

監督から寄せられています。

釧路発の若き才能にぜひ注目を!

※映画祭公式サイトはコチラ 

ゆうばり映画祭の楽しみどころ③~祝・25周年!企画

19日(木)~23日(月)に開催する

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。

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(C)KAIDA Yuji

【ゆうばり映画祭楽しみどころその3】

25周年を記念するアニバーサリー企画

25回目の節目を記念し、貴重な4半世紀の

「記録」と「記憶」をお蔵出し披露!

●オフィシャル記録 展示会

過去24回分の公式記録写真・映像を、今年で最後の
開催会場となるアディーレ会館ゆうばり3階特別会場に展示。
貴重で懐かしい映像を作品上映の幕間や各主要会場で紹介します。

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●トークスペシャル 大いに語ろう!ゆうばり映画祭25年史
2/21(土)午後2時~ アディーレ会館ゆうばり3階

これまでのゲストや関係者によるスペシャルトーク。

初開催までのウラ話あり、豪華ゲストの素顔あり、

楽しく語って、映画祭の未来を展望します。

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市の財政破綻を乗り越え、

地道に回数を重ねてきたゆうばり映画だからこそ

語れる苦労も喜びもあることでしょう。

映画を観るのもいいけれど、時には

こんな記念トークに参加してはいかがですか。

※映画祭公式サイトはコチラ