4月24日に時計台シネマ第5弾!「マイ・マザー」

あすから4月。

進学や就職など新天地で第一歩を踏み出す方も

いらっしゃることでしょう。

そんな方々にも来てほしい、

札幌発の珍しい映画イベントをご紹介します。

ズバリ、「時計台シネマ」!

あの時計台を上映会にして、

映画を楽しもうというユニークな試みです。

4月24日に予定している作品は

グザヴィエ・ドラン監督のデビュー作「マイ・マザー」です。

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天才、神童、アンファン・テリブル(恐るべきこどもたち)・・・。

25歳の若さにして世界で最も注目を集める映画監督が

19歳の時に監督・脚本・主演したという衝撃作。

ぜひこの機会にスクリーンで!

詳細は公式サイトへ→コチラ

5月に爆音上映第2弾!「ブルース・ブラザーズ」など

少し先のお話ですが、

5月16日(土)に「札幌爆音上映 vol.2」が開催されます。

現在発表されている上映作品が、

「ブルース・ブラザーズ」!

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実は個人的に大好きな一作。

なのでぜひ、多くの人と楽しみたい。

ご興味ある方は、公式サイトをチェック!→コチラ

あす28&29日、札幌プラザで「SLUM-POLIS」上映!

あす28日(土)、29日(日)、

札幌プラザ2・5で「クチコミ劇場 Part1」と題した

上映イベントが開催されます。

作品は「SLUM-POLIS」。

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ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015審査員特別賞を

受賞した二宮健監督の大阪芸大卒業制作だとか。

大阪芸大といえば、

石井裕也さん、呉美保さん、熊切和嘉さん、山下敦弘さん・・・

など、今や実力派の映画監督を輩出したことで知られています!

道内初上映というこのチャンスをお見逃しなく。

上映は両日午後7時15分から。

一般・シニア800円、学生500円。

問い合わせは札幌映画サークル(011-747-7314)へ。

今日25日までチカホで「TVh7チャン祭り」!北海道ロケドラマ「不便な便利屋」

先日ご紹介した4月からTVhで放送される

北海道ロケの「ドラマ24 不便な便利屋」。

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昨日からチカホで開催中の

「TVh7チャン祭り」会場で、

その台本や衣装が展示されています。

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会場では、主演の岡田将生さんと

脚本・監督を務める鈴井貴之さんのコメントも映像で紹介!

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イベントは本日25日正午~午後5時まで。

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どうぞお楽しみください!

※ドラマの公式サイトはコチラ

札幌ロケ「鏡の中の笑顔たち」ロケ地写真を募集!3月末まで

札幌ロケの最新作「鏡の中の笑顔たち」(喜多一郎監督)。

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(C)2015「鏡の中の笑顔たち」製作委員会

5月30日の公開を前に、

ユニークな取り組みをしているのでご紹介します。

なんと、ロケ地になった札幌市内の写真を一般募集し、

採用されればパンフレットに使用されるそうです!

募集するのは、

■札幌市時計台
■大通公園(テレビ塔周辺)
■札幌もいわ山ロープウェー
■アカプラ(北3条広場)
■JRタワー展望室T38
■札幌駅前通り(中央区北3条周辺)

の6か所で、過去2年以内の撮影が条件。

ロケ地周辺のオススメスポット情報&写真も募るそう。

劇場で販売されるパンフに自分の写真が載るなんて。

ちょっとワクワクしますね!

あなた目線の魅力的な札幌をご紹介ください!

募集は3/31(火)まで。詳細はコチラ

なお、問い合わせは

一般財団法人さっぽろ産業振興財団 札幌映像機構

(011−817−5711 /平日9:00〜17:00)へ。

映画の公式サイトはコチラ

80年代アニメの傑作「カムイの剣」を観た

ちょっと、報告が遅くなりましたが、おととい21日(土)、北の映像ミュージアムで今年第3回の「北のシネマ塾」が開かれ、アニメ「カムイの剣」(1985年、りんたろう監督、角川事務所製作)を資料にNPO法人北の映像ミュージアム理事で、映画研究家、高村賢治さんが解説トークしました。

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物語は、幕末、アイヌ民族の血を引く若き忍者次郎が組織を抜け、幾多の苦難を乗り越え、東北から北海道さらにカムチャツカ、アメリカへと2万4000キロの旅をし、海賊キャプテンキッドの隠した莫大な財宝を探し当てると、いう冒険物語。

高村さんは作品の特徴としての戦闘シーンに着目。敵が切り込んでくる姿や迎え撃つ次郎を、真正面からのクローズアップ構図を多用しているが、これは、小津安二郎作品のアングルにも通じると説明しました。また、背景は切り絵のような光と影を強調した描き方をして、真正面アングルを駆使して前面の烈しいアクションとの遠近感を巧みに表現しています。

この作品は単なる冒険物語というより、主人公がいろんな人物と交わりながら、人間としてして成長していく様が見どころである、という高村さんさんの解説も秀逸。たしかに、せっかく見つけた金銀財宝の使い途や、その後の次郎の行く末を示唆することに主眼が置かれていないようにも思えます。

次郎の成長過程で、異母姉おゆきや、アメリカ先住民に育てられたフランス人少女ら、美しくも心優しいヒロインたちが次々登場するのも見逃せません。

ところで、1970年~80年代は角川映画の全盛期。この「カムイの剣」もまた熱気あふれる角川映画の一端を示す作品ともいえるようです。

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わたくし事ながら、筆者はあまり、アニメーション映画をあまりみません。しかし、高村さんの解説を聞いて、あらためてDVDを観てみると、なるほど、なるほど、と興味が湧いてきます。月に一度(第3土曜)、この「北のシネマ塾」でもうひとつの映画の見方を楽しんでいただければ、嬉しい限りです。

次回シネマ塾は、4月18日(土)午後2時から「水戸黄門海を渡る」(1961年、大映)を資料に当NPO理事で北海学園大教授の大石和久さんが解説トークをします。黄門さんに長谷川一夫、助さん格さんに市川雷蔵、勝新太郎という豪華キャストです。お楽しみに。入場無料。

(この項文責・喜多義憲)