奈井江町から修学旅行生がご来館!

おととい19日、

奈井江町立奈井江中学校の修学旅行生が

ミュージアムにご来館下さいました。

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何でも、この場所を雑誌で知り、

「札幌の歴史」を調べるスポットとして、立ち寄ってくれたのです。

さっそく、1951年の札幌ロケ「白痴」を中心にご紹介。

資料をコピーしたり、黒澤明監督直筆の手紙に見入ったり。

自分たちが生まれるずーっと前の作品ですが、

興味深そうな様子で映像をご覧になっていました。

ほかにも、昔の狸小路の映画館の写真を見て、

「昨日行った場所だ!」とビックリ。

これを機に、映画の楽しみをひとつ増やしてもらえれば幸いです。

・・・と喜んでいたら、その1時間後、

別のグループもご来館。

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ありがとうございます!

札幌観光の良い思い出になれば嬉しいです。

いつか、映画に興味が出てきた時、

北海道の魅力をもっと知りたくなった時、

ぜひまたお越しくださいね。

函館ロケ最新作!山下敦弘監督「オーバー・フェンス」の出演者募集。25日必着

函館ロケ「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に次ぐ、

佐藤泰志の映画化第3弾が、いよいよ発表されました。

「オーバー・フェンス」。

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監督は、「リンダリンダリンダ」

「マイ・バック・ページ」などで知られる、山下敦弘さん。

「海炭市~」の熊切和嘉監督&「そこのみ~」の呉美保監督とは、

大阪芸大時代の先輩&同期の間柄。

なんだか不思議な縁を感じます。

同名の原作は、芥川賞候補になった短編。

函館職業訓練校を舞台に、様々な人間模様を描きます。

ロケは来月スタート。公開は来年夏の予定です。

そしてお知らせ!

この映画の出演者を募集しているそう。

「オーバー・フェンス」参加者募集要項

●対象は4~70代の男女
●撮影は6月下旬~7月下旬の数日間。
●希望者は履歴書と、上半身、全身の写真計2枚を同封し、

シネマアイリス(〒040-0011 函館市本町22)
「オーバー・フェンス オーディション係」まで

●5月25日(月)必着
※問い合わせはアイリス(0138-31-6761)へ。

佐藤泰志に思いを寄せる人、

過去の2作を気に入った人、もちろん、山下監督ファン・・・

色々な方の期待が集まる話題作になることでしょう。応援!

樺太の映画史を調べる北大の特別研究員がご来館!

ミュージアムにある古今の北海道ロケ資料は、
ただ展示するためではなく、広くご活用いただくためのもの。
そんな中、大変嬉しい来客がありました。
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
日本学術振興会特別研究員PDのフィオードロワ・アナスタシアさんです。

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館内のロケ地リストを眺めてメモを取り出したので、
話しかけたところ、研究する「樺太の映画史」の資料を探しに来たとのこと。
「知らない映画がありました!」と喜ぶ彼女と一緒に、
ほかにも参考文献がないか調査。
ミュージアムのネットワークも駆使し、参考データなどを
お伝えしたところ、大変喜んで下さいました!

ロシア生まれ、京都育ちの彼女。
もとは法学や政治学が専門で、
アメリカ留学中、ドキュメンタリー映画の魅力を発見。
京都で亀井文夫監督の研究をしたところ、
彼がソビエト(現ロシア)で映画の道に進んだことを知り、日ロの映画交流の研究へ。
来道を機に、その延長として、「樺太」をテーマに調べ始めたのだとか。

好きな映画を尋ねると、「高峰秀子さんが好きなので、
『浮雲』でしょうか」との答えに、ビックリ!

さらに驚いたのは、このミュージアムを知ったきっかけ。
なんと、帯広出身の熊切和嘉監督から教えてもらったというのです。

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何でも昨年、モスクワ国際映画祭に参加した彼を、通訳としてサポート。
(紋別ロケ「私の男」を、
最優秀作品賞&最優秀男優賞に選んだ、あの映画祭ですね!)
そこで「北海道に行くなら、面白い映画の場所があるよ」
と聞いたのが、ここミュージアムだったそう!
熊切監督はオープンした2011年にご来館下さいましたが、
まさか今でも覚えいらして、さらに宣伝までしてくれたとは・・・。
ありがとうございます!熊切監督!!
異国の地でつながった映画の縁を、今後も大事に。

「また来ます」とおっしゃった彼女を
ミュージアムはこれからも応援致します!

ちなみに彼女最近の論文は、
ミネルヴァ書房の「映画学叢書 映画とイデオロギー」
(加藤幹郎監修、杉野健太郎編者)に掲載されているそう。ぜひチェックを!

道新効果で来客続々!

10日付けの北海道新聞日曜版で

ミュージアムの高村賢治理事が大きく取り上げられましたが、

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記事の反響の大きさが嬉しすぎるので、ご報告します!

掲載当日から、「記事を見た」というお客様が次々と。

「前から知っていたけど、この機会に来ました」という声や、

「こんないい場所があるなんて知らなかった!」という反応も。

みなさん、映写機に驚いたり、ロケ地マップに見入ったり。

まるで、ミュージアムのオープン直後のようなにぎわいが続いています。

じっくり館内を見学された後、お買い求めになるのが、こちら。

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高村理事がコツコツ調べ上げたデータをもとに作成した

ミュージアムオリジナルの「北海道ロケ地マップ」です。

1部、たったの100円!

送料がかかりますが、郵送もお受けしており、

釧路や帯広からお問い合わせがあるのも嬉しい限り。

北海道の映像文化の拠点として、

映画好きが集まる「場」としてオープンして早4年。

毎日ボランティアが交替してここを開け、

お客様を迎えてきたその努力が、

大きく報われたようで、とっても嬉しいこの頃です。(アラタメ)

映画好きの新スタッフが加わりました!

今日は新しい仲間のご紹介を。

札幌市に住むYさんです。

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ミュージアム理事の知人を通じて、

最近、仲間に加わってくださいました。

お話を伺うと、これが相当の映画好き!

なんでも、高校時代から

シアターキノなど市内の映画館に通い詰め、

長野県の大学に進学してからは

昔ながらの映画館で映写技師のアルバイトを、

さらにイギリスに留学時も、

地元の名画座でもぎりのお手伝いをしていたそう!

「お手伝いした名画座は見放題。

異国で観た邦画は『バトル・ロワイヤル』

と『リリィ・シュシュのすべて』。

『バトル~』は観客が爆笑して驚きました」とのこと。

お好きな監督は塩田明彦さん。

初期の作品から見ていて、

東京の映画講座に参加した折には

あこがれのご本人にも対面したとか!

近年の北海道ロケ「抱きしめたい」もしっかりチェックされてました。

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ほかにも、書ききれないほど

映画にまつわるエピソードがどんどん。

映画好きが集まる場へようこそ!

これから一緒に、映画で北海道を盛り上げましょう!

第24回日プロ大賞 特別賞に旭川出身の品川徹さん!主演女優賞は「私の男」の二階堂ふみさん

高い評価を受けながらも既存の映画賞では受賞に至らなかった、2014年公開の作品を対象に、映画関係者らが独自の視点による投票で選ぶ「日本映画プロフェッショナル大賞(日プロ大賞)」の第24回授賞式が5月9日夜、東京・新宿の映画館「テアトル新宿」で開かれました。

ベストテンは、キネ旬ベストテン1位の「そこのみにて光輝く」を除いて選考した結果、
①百円の恋
②私の男
③ほとりの朔子
④愛の渦
⑤野のなななのか
⑥ぼくたちの家族
⑦海を感じる時
⑧ニシノユキヒコの恋と冒険
⑨水の声を聞く
⑩おとぎ話みたい
⑩東京難民
と、北海道ロケの「私の男」「野のなななのか」が選ばれました。

また、個人賞はキネ旬の監督賞(呉美保監督)、主演男優賞(綾野剛さん)、主演女優賞(安藤サクラさん)を除いて選考した結果、
作品賞=百円の恋
監督賞=武正晴(「百円の恋」)
主演女優賞=二階堂ふみ(「私の男」「ほとりの朔子」)
主演男優賞=池松壮亮(「愛の渦」「海を感じる時」ほか)
新人監督賞=山戸結希(「おとぎ話みたい」「5つ数えれば君の夢」)
新進女優賞=武田梨奈(「祖谷物語-おくのひと-」)
話題賞=「劇場版テレクラキャノンボール2013」チーム
特別賞=品川徹(「野のなななのか」、長年の俳優活動に対して)
と、北海道ロケ作品から二階堂ふみさんと旭川出身の品川徹さんが選ばれました。

授賞式には、受賞者全員と花束のプレゼンターとして監督や共演者が出席しました。
特別賞の品川さんには、「野のなななのか」の大林宣彦監督と共演の常盤貴子さんが祝福に駆けつけました。

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奇しくも5月9日は昨年の道内先行公開前日で、札幌で同じ顔ぶれによる前夜祭が行われた日でした。大林監督は「去年の今日は、みんなで北海道で上映ツアーをやってたね」と、品川さんの肩を抱きながら振り返りました。おふたりが最近見た、チェチェンでの戦争を描いた公開中の映画「あの日の声を探して」について、品川さんは「悲しいを通り越した過酷な現実を見せられて、戦争がこんなにひどい状況かと、あの映画で描かれた世界が信じられない。為政者というのは政治的思惑で戦争をしかけるが、まさに戦争犯罪人と言って差し支えないような、そういう人たち」と話し、大林監督は「それを映画で見ると世界に伝えられる。われわれが老人だから描かなきゃいけないものがあって、野のなななのかも、それをきちんとやったよね」と応じました。

芦別のみなさんからは「品川さん、受賞おめでとうございます。私たちは品川さんを語り手に迎え、明日を生きる子供たちに語り伝えたい芦別の物語や町の姿を、一本の作品に結晶させることができました。この作品を通じてふるさとや映画を愛する人たちと出会うことができました。品川さん、また帰ってきてください。お帰りなさいと迎えます」というメッセージが寄せられ、大林監督が壇上で披露してくれました。

また、常盤さんはロケ中の思い出をこんなふうに話してくれました。
常盤さん「ロケをしていた芦別のホテルで、品川さんと隣の部屋でした。1か月間、毎日毎日、朝なんですけど品川さんの長ぜりふが聞こえてくるんです」。
品川さん「台本をいただいて、え?こんな長ぜりふあるんだ、と一月くらい前から覚えだしたんです。あのシーンは撮影の最後。1日では無理だから3日に分けてほしいと監督に申し上げたんだけど、あれを最後に持ってくるのは…」。
大林監督「その緊張感を撮影中ずっと持ってほしいから最後に持ってったのね」。
品川さん「撮影のない日は部屋の中やロビーでせりふを練習せざるを得ない心境なんですね。常盤さんは部屋にいて、長ぜりふの練習がお邪魔してたわけね」
常盤さん「はい、聞いておりました」、
こんな軽妙なやりとりが、来場者を湧かせました。

公開中の「龍三と七人の子分たち」では、ダンディーな拳銃使いの元親分「早撃ちのマック」を演じている品川さん、今年80歳になりますが、ますますお元気な姿を見せてくれることを期待しましょう。

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主演女優賞の二階堂ふみさんは、「私の男」の熊切和嘉監督との出会いについて、「初めてお会いしたのが16歳の冬。いろんな葛藤みたいなもの、果たして私は映画をつくる人間として本当にやっていけるのかという心配もあったし、いろんなことに悩んでいた時期。でも熊切さんに会って初めて目があった時から、この人とは絶対に一緒にやらなきゃいけないと思ったし、そこからずっと思い続けて、ベネチア映画祭で一緒にやりたい監督について尋ねられた時も、熊切さんと答えたし、2年越しの思いが通じてご一緒でき、思い出のある運命の作品だな、と思います」と話しました。

また、斜里町ウトロでの流氷の海に入る撮影については「寒かったです。浅野忠信さんが寒いところにたくさん行かれてたので、どうなんですか? と聞いたら、寒いと思えるうちはまだ幸せなんだよね、とおっしゃっていて、寒さにも奥があることを知りました。すごい貴重な体験だったなと思います」と振り返りました。最後に「これからもいろんな人と出会って、いろんな作品をつくっていけたらいいなと思います」と話してくれました。今では日本映画を代表する若手女優になった二階堂ふみさん、これからどんな表情を見せてくれるのか、本当に楽しみです。

授賞式に続くオールナイトでは「百円の恋」「私の男」「おとぎ話みたい」の3作品が上映され、その緊張感の連続に一睡もできなかったのは言うまでもありません(一瞬寝ました)。

(理事・加藤敦)

函館ロケ「そこのみにて光輝く」が日本映画批評家大賞4冠!

またもや嬉しいニュースを!

函館ロケ「そこのみにて光輝く」(呉美保監督)が、

第24回日本映画批評家大賞の4冠に輝きました。

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(C)2014佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会

この賞は、映画評論家の故・水野晴郎氏が1991年に創設。

映画界を励ます目的で、現役の批評家が選考しています。

「そこのみにて光輝く」は、

●監督賞(呉美保さん)
●主演男優賞(綾野剛さん)
●助演女優賞(池脇千鶴さん)
●助演男優賞(菅田将暉さん) を受賞。

なんでも、これまでの合計受賞数は計41冠!

日本映画では近年稀に見る高い評価を受けているそうです。

今月28日には、授賞式が東京で行われます。

16日の「シネマ塾」テーマは「コタンの口笛」!

16日(土)にミュージアムで行う「北のシネマ塾」。

テーマは、千歳ロケ「コタンの口笛」(59年、成瀬巳喜男監督)。

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DVD 未発売の幻の作品です!

トーク担当は、加藤敦理事の予定。

館内には、ポスターなども展示しているので、

併せてご覧ください。

午後2時~、参加無料、当日参加OK。

どうぞお楽しみに。