8月、「博士の異常な愛情」札幌で上映!

巨匠スタンリー・キューブリック監督の

「博士の異常な愛情 または私は如何にして

心配することを止めて水爆を愛するようになったか。」(1963)

が8/22(土)、札幌プラザ2・5で上映されます!

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「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」に並ぶ傑作です。

スクリーンで観ることのできる貴重な機会を、お見逃しなく。

上映は10時、12時、14時、16時の4回。

前売り一般1000円、学生500円。

お問い合わせは札幌映画サークル(011-747-7314)へ。

ちなみに、翌64年に公開された

シドニー・ルメット監督の「未知への飛行」と見比べるのも一興かも。

あの狂気のキューブリックワールドをお楽しみに!

23(火)、ドキュメンタリー「圧殺の海-沖縄・辺野古」札幌上映会

米軍基地移転に揺れる沖縄県辺野古の

新基地建設に抗議する住民たちを追いかけたドキュメンタリー

「圧殺の海-沖縄・辺野古」が23(火)、札幌で上映されます。

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沖縄を撮り続ける藤本幸久さんと影山あさ子さんによる共同監督。

キネマ旬報の文化映画ベストテンで7位に選ばれた今作。

メディアで報じられない現地の様子を見て、一緒に考えましょう。

上映は午後2時40分、午後6時半 の2回。

参加費はカンパ制。予約不要。

上映後、室蘭工業大准教授の清末愛砂さんのトークあり。

会場は日本聖公会札幌キリスト教会(北区北8西6 2-18)。

お問い合わせは(☎011-747-7339)へ。

函館ロケ「オーバー・フェンス」、募金協力のお願い

「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に続く、

佐藤泰志原作×函館ロケ映画の第3弾!

「オーバー・フェンス」

無題

監督は、「味園ユニバース」「苦役列車」の山下敦弘さん!

オール函館ロケで、この夏クランクインします。

そのチラシが、ミュージアムに届きました。

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小説は、佐藤泰志が小説を諦めかけていた頃、

函館の職業訓練校で過ごした日々をもとにした内容だそう。

現在、小学館文庫「黄金の服」で読むことができます。

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「生きることの意味」を問い続け、41歳で自ら命を絶った作家・佐藤泰志。

没後25年の今年、5度目の、そして最後の芥川賞候補となった

この小説の映画化で、「前2作とまた違った函館の街の魅力を描きたい」

と、企画・製作の菅原和博・函館シネマアイリス代表のコメントです。

ということで、この取り組みに賛同する方へ、募金をお願いしています。

詳細は下記の通り。

* * *

A 映画製作協力金/1口 1万円
(口数によって、「映画入場券1枚」「クレジットタイトルへの名前記載」など特典いろいろ!)

B 映画製作サポーター募金/1口 3000円
(映画入場券1口につき1枚、エキストラ出演登録権)

●法人映画製作協力金/1口 5万円
(映画入場券1口につき5枚、クレジットタイトルに法人名記載、映画台本進呈)

* * *

チラシに申し込み用紙があるほか、

ご興味ある方は映画「オーバー・フェンス」製作応援団

(シネマアイリス/0138-31-6761)まで。

私も何度か経験しましたが、映画のエンドロールに名前が載る

喜び&興奮は何物にも代えられません!

どうぞこの機会に、ご検討をお願い致します。(アラタメ)

7/7(火)、シネマニアあさひかわ第1回上映!「スーパーローカルヒーロー」

「時計台シネマ」などユニークな自主上映を行う

札幌「キノマド」の田口亮さんが、旭川の友人と立ち上げた

新しい自主上映グループ「シネマニアあさひかわ」。

その第一回上映会が7/7(火)、開催されます!

作品はドキュメンタリー「スーパーローカルヒーロー」。

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広島県尾道の駅裏にある風変わりなCDショップ「れいこう堂」。

音楽と子どもたちから愛される、ちょっと変わったおじさんのお話だとか。

しかも、田中トシノリ監督のトーク付き!

どうぞこの機会に。

日程:2015年7月7日(火)
会場:旭川市市民活動交流センターCoCoDeホール(旭川市宮前1条3丁目3番30号)
時間:①開場15:45/開演16:00
②開場18:45/開演19:00
ゲスト:田中トシノリ監督(上映終了後、約30分トーク予定)
料金:1400円(当日のみ)
【予約割】ご予約で1200円
【複数割】2名様以上でのご来場でお一人様1200円!
予約:メールにてご予約いただけます。
件名「スーパーローカルヒーロー」、本文に「お名前/人数/ご覧になる回(①or②)/連絡先」をご記入ください。
予約・お問い合わせ・・・ cinemaniasahikawa@gmail.com
主催:シネマニアあさひかわ
協力:札幌シネクラブ キノマド

映画の公式サイトはコチラ

旭川ロケ「ホコリと幻想」、9/12(土)北海道先行公開!

チームナックスの戸次重幸さんが主演する

旭川ロケ「ホコリと幻想」(鈴木聖史監督)が9月、公開されます!

無題

※公式サイトはコチラ

9/26(土)からの全国公開に先立ち、

9/12(土)からは道内2カ所(ディノスシネマズ旭川&札幌劇場)で公開。

さらに、帯広、苫小牧、室蘭、函館でも順次上映されるようです。

孤独感を常に抱いている男。信頼という絆にすがりつく男。

欲望に取り憑かれ逃避した男。そしてそれを席巻する女・・・。

さまざまな人間模様が交差し、誇りと幻想を模索する物語。

鈴木監督は旭川出身!

普段は医療機器会社のサラリーマンをしながら

創作活動を続けるという異色の経歴をお持ちです。

ちなみに6/19(金)&20(土)には、わっかない白夜映画祭で

劇場デビュー作「ある夜のできごと」(2010年)が上映。

無題

監督のトークも予定されていますので、この機会にぜひ!

映画祭の詳細は事務局(0162-22-3455)へ。

北海学園大の市民公開講座「シェイクスピアと映画」、受講生募集中!

北海学園大の市民公開講座「シェイクスピアと映画」が、

7/11(土)午後1~5時まで、開催されます。

講師3人のうち、ひとりは

ミュージアムの理事を務める大石和久教授。

大石教授の演題は、「シェイクスピアと黒澤明

ー『マクベス』の翻案映画化としての『蜘蛛巣城』ー」。

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講座の主旨は次の通り。

* * *
『蜘蛛巣城』(1957年)は、黒澤明がシェイクスピアの『マクベス』を、日本の戦国時代を舞台に翻案映画化したものである。黒澤は『マクベス』を日本を舞台として映画化するにあたり、能の様式を映画に導入する。たとえば、この映画の役者の演技は能における人物の所作を取り入れており、またそのメイクは能面がモデルであり、あるいは映画音楽も能の囃子を採用している。黒澤自身が「実験的」というこの翻案(adaptation)の試みは、翻案という行為が、異なる文化を跨ぐ単なる移行ではないことを教えてくれている。文化横断的な翻案には文化の差異が前提にある以上、何らかの創意工夫が必要となる。黒澤は能という芸術の様式を採用したのはそのためである。とすれば、翻案とは単なる移行ではなく、一種の創造と言うべきであろう。このように翻案を創造とみる視点から『蜘蛛巣城』について論じてみたい。

* * *

3つの講座を含めて、1日の受講料は1,000円(資料代として)。

定員は70名(先着順、定員に達し次第締め切り)

詳細は公式サイトへ→コチラ

問い合わせは同大(011-841-1161 内線2134)

20(土)の「北のシネマ塾」は「女だけの都」!和田由美×浦田久の「映画グラフィティー」

6/20(土)午後2時からは、「北のシネマ塾」!

和田由美理事&浦田久氏が映画の魅力を語り合う

「映画グラフィティー」です。

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今回のサブテーマは「フランス映画を知りたい」。

「女だけの都」を取り上げます。

午後2時から、入場無料。当日参加可。

ぜひお越しください。

空知ロケ地マップ200部配布中!

先日「大人気です!」と報告した

空知ロケ地マップ「そらっちロケ地ガイド」が、200部届きました!

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何でも、以前のブログ記事を見つけた

空知総合振興局の担当者の方が送ってくださったそう。

ありがとうございます。

ということで、欲しい方、急がずいつでもお渡しできます。

ぜひぜひ!

「映画撮影」最新号に品田雄吉さんの追悼文が掲載されました。前号では「愛を積むひと」の撮影報告も

5月15日発行の季刊「映画撮影」205号に、北の映像ミュージアムにも多大なお力添えをいただき、昨年亡くなられた映画評論家、品田雄吉さん(留萌管内遠別町出身)の追悼文が掲載されました。

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筆者は映画評論家仲間の佐藤忠男さん。ほぼ同年生まれという佐藤さんと品田さんは、1950年代初めに競って「キネマ旬報」の読者投稿欄に投稿するライバルだったそうです。品田さんは「キネマ旬報」、佐藤さんは「映画評論」編集部に入って若手評論家同士として交際が始まった、と振り返っています。

追悼文で佐藤さんは「品田さんは人柄も温厚だが、作品の評価でも実に公正だった。作品の客観的な評価と位置づけという点では、彼の評価が一番頼りになった。キネマ旬報同人の流れをくむ映画批評の正統として、絶対に必要な存在」と書いています。その上で「だれもが納得できるような意見を言うこと。これが実は難しい。そんなことは私にはできない。しかし彼はやった。そして本当に権威になった」と結んでいます。多くの映画評論家たちの座標軸でありつづけた品田さんの存在の大きさをあらためて感じさせられます。

この「映画撮影」は日本映画撮影監督協会(JSC)の機関誌で、各カメラマンによるさまざまな作品の撮影報告などが掲載されていて、大変興味深い内容が詰まっています。2月15日発行の204号では、昨年、上川管内美瑛町でロケが行われ、6月20日に公開予定の「愛を積むひと」(朝原雄三監督)について、上野彰吾カメラマンが撮影報告を寄せています。この号の表紙は「愛を積むひと」の撮影風景です。

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上野カメラマンは篠原哲雄監督や橋口亮輔監督の作品などを多く手がけてきたベテランです。道内ロケ作品だけでも「オー・ド・ヴィ」(篠原監督、2003年、函館)、「星に願いを。」(冨樫森監督、2003年、函館)、「天国の本屋~恋火」(篠原監督、2004年、小樽など)、「ミラーを拭く男」(梶田征則監督、2004年、室蘭など)、「ぐるりのこと」(橋口監督、2008年、ワンシーンだけ札幌)、「つむじ風食堂の夜」(篠原監督、2009年、函館)、「スノーフレーク」(谷口正晃監督、2011年、函館)、「スイートハート・チョコレート」(篠原監督、2013年、夕張、札幌)と、おなじみの映画が並んでいます。

報告の中で上野カメラマンは、舞台の小林家として、借りた町有地に70平方メートルの家を建てたことや、石塀の材料に50トンもの石灰岩を愛知県から運んだことなどを紹介しています。順撮りではないため、一度完成させた石塀を場面の時系列に合わせて途中まで戻すという作業も行ったそうです。また、カメラマンの立場からは、長期の地方ロケであることからデジタル撮影を選択したことや、「北海道の大自然の中で人の人生をダイナミックに捉えたかったので画面サイズはシネマスコープを選択した」ことなどを記していて、何気なく見ている画面が、実はさまざまなことを考え抜いてつくられていることを教えてくれます。

さらに、デジタル撮影によって、データのコピーを東京の現像所に送ると中1日くらいでタブレット端末に映像が送信され、仕上がりに近い画質でラッシュを確認することができたと振り返り、「以前のフィルム撮りだと、地方ロケでは地元の映画館を借りて上映してもらうか、16ミリの縮小プリントを旅館のロビーで映写したものである。つくづく進化を感じる」と映画撮影の変化の大きさについて述懐しています。

JSCの機関誌とあって、十勝岳に登る主人公の姿を撮影するのに、メーンカメラ以外に、コンパクトながら大画面に耐えられる画質を備えたカメラで手持ち撮影を行ったことや、主人公の妻が病に倒れるシーンには、蛇腹の操作ピントをぼかすことができるレンズを使い、意識が遠のいていく感覚を映像化したことなどを紹介しています。こうした撮影技法の紹介はカメラマンならではのもので、一般に多い、監督やキャストに対する演出や演技の狙いなどについてのインタビュー取材とはまた異なった映画づくりの面白さ、奥深さが伝わってきます。

ロケは昨年6月から7月まで30日あまりと、紅葉の美しさを狙った10月の10日間、12月に実景撮影と3度にわたって行われたそうです。ソニーのデジタルビデオで4K撮影が行われたとのことで、北海道を知り尽くした上野カメラマンがどんな画面をみせてくれるのか、とても楽しみです。
なお、この号では、公開中の札幌ロケ作品「鏡の中の笑顔たち」の高間賢治カメラマンが、キヤノンのデジタルシネマカメラEOS C100を使った撮影についても短い報告を寄せています。
(理事・加藤敦)