北のシネマ塾「モロッコ」レポート!

今月21日に開催された

ミュージアムイベント「北のシネマ塾」。

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今回は小檜山博館長が担当し、

洋画「モロッコ」を取り上げました。

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50回観て、ロケ地まで足を運んだという館長。

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「ラストの砂漠のシーンが印象強いが、この作品のテーマは(ヒロインと婚約する大金持ち役)アドルフ・マンジューの〝無限の愛〟にあります」と解説。

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『もう一度、私に男を信用させてくれるの』『10年前に会いたかった』など、「詩的なセリフが散りばめられ、観れば観るほどいい映画。マレーネ・ディートリッヒの表情も素晴らしく、目が離せない」など、〝惚れ込み過ぎ〟と自称するだけあって、作品の魅力を語り出したら止まりませんでした。

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参加者からも「男女が分かれる時の仕草にセンスの良さを感じた」「女性が格好いい!」「物語が凝縮している」などの感想があり、往年の名画の良さを共有したひとときとなりました。

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さて次回は・・・2015年ラスト!

12/19(土)午後2時~

「和田由美&浦田久の映画グラフィティー

~フランス映画を知りたい2~」。

トークは、事務局長・和田由美さん&

街並み画家・浦田久さん。

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はい、発売されたばかりの

「ほっかいどう映画館グラフィティー」のコンビです!

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どうぞお楽しみに!

「ほっかいどう映画館グラフィティー」発売!

映画ファンの皆さま、お待たせしました!

懐かしい名画座から、現役のミニシアターまで、

札幌を中心に道内計71館の魅力や思い出を伝える

「ほっかいどう映画館グラフィティー」が発売になりました!

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ミュージアム事務局長で、

グラフィティーシリーズなどで知られる

エッセイスト・和田由美さんが中心となって執筆。

道内の映画館ページは

ミュージアムスタッフ4人が担当しました。

味わい深いイラストは、街並み画家・浦田久さん。

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馴染みのあの映画館や地元の映画館のほか、

ミュージアムのシンボル、

2台の映写機ゆかりの映画館にもご注目を。

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邦・洋画のポスターをふんだんに盛り込み、

昭和36年の道内映画館一覧の特別付録までついている

映画愛あふれる1冊です。

道内の主要書店のほか、

ここミュージアムでももちろん販売中!

お問い合わせは、亜璃西社(011-221-5396)へ。

追悼・原節子さん

昭和の大女優・原節子さんが

9月にお亡くなりになっていたことが、

昨日26日、伝えられました。

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享年95。

戦前から戦後にかけた出演作101本のなかでも、

札幌ロケ「白痴」(1951年、黒澤明監督)は特筆すべき作品。

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原さんは、苦難の中でも純粋な愛を希求する

野性的な魅力にあふれたヒロイン・那須妙子役を熱演しました。

半世紀前の札幌が丸ごと映し出されるという意味でも

非常に貴重な作品でしたが、

原さんの北海道ロケ出演作としても改めて見直したい一本です。

館内にある「白痴」に関する黒澤監督直筆の手紙に

追悼コーナーを設けました。

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ほかにも関連書籍や記事を展示中。

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不世出のスタア、

昭和の日本映画黄金期を支えた原さんの

ご冥福をお祈りします。

小樽出身の安孫子亘監督のドキュメンタリー「春よこい」が完成!

小樽出身の安孫子亘監督の

ドキュメンタリー映画「春よこい」。

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福島県奥会津で「マタギ」として暮らす猪俣昭夫さんの

生き様を追いかけた作品です。

東日本大震災後の影響も含め、

自然と共生した暮らし方を見つめなおす意味でも

大事な作品といえそうです。

映画は2015年秋に一般公開予定。

出身地・北海道での上映も目指しています。

このほど、ミュージアムに資料が届きました。

ご興味ある方は、ぜひご覧ください。

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※映画の公式サイトはこちら

12/6(日)、札幌で「小アニメーション大感激祭 PART19」!

選考なし! 作者が見せたい作品を

(時間の許す限り)すべて上映する という

全国的にも希少なアニメーション映画祭

「小アニメーション大感激祭 PART19」が

12/6(日)、かでる2・7で開催されます。

主催者である札幌のアニメーション作家・津山昌徳さんが

チラシをご持参くださいました。

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わざわざありがとうございます。

今回は北大アニメーション研究会や

道教大岩見沢分校アニメーション研究室の学生さんの作品から、

大阪の子供がワークショップで作った作品、

プロの作品も多数ラインアップ。

雑多な作品群のなかから、お気に入りを探すのも楽しいですね。

上映は ①9時40分~12時20分 ②13時~15時40分 の2回。

入場料は600円(チラシ持参の場合500円に!)

詳細はフェイスブックページ(こちら)などをどうぞ。

ドキュメンタリー「ルンタ」28日(土)09:40~

ドキュメンタリー映画、池谷薫監督の最新作「ルンタ」の札幌上映時間が決まりました。シアターキノで11月28日(土)から1週間。毎日9時40分からの1回だけ。

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過日試写を見ました。30年間、支援を続ける日本人篤志家「中原一博の活動を通じて、中国当局による弾圧に非暴力抵抗を続ける等身大のチベット人たちの姿に感銘しました。東京では通算14週のロングランになったといいます。札幌1週ではもったない。なんとか延長させたいと願っています。ウイークエンドは朝からキノへ行きましょう!(文責・喜多義憲)

「そこのみにて光輝く」メインテーマ担当のヴァスコ・ヴァッシレフ&田中拓人、12/4(金)札幌でコンサート!

函館ロケの傑作「そこのみにて光輝く」のメインテーマを担当した

バイオリニスト、ヴァスコ・ヴァッシレフ氏と、

同じく「そこのみ~」の音楽を手掛けた田中拓人氏の

コンサートが、12/4(金)午後7時から、

札幌・ふきのとうホールで開催されます!

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(C)2014佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会

2人は呉美保監督の小樽ロケ「きみはいい子」も携わり、

両作品のオリジナル・サウンド・トラック(田中拓人氏が音楽担当)

も絶賛発売中だそうです! 館内にはチラシを展示中。

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コンサートの料金は4000円。

問い合わせはオフィス・ワン(011-612-8696)へ。

※ヴァスコ・ヴァッシレフ氏の公式サイトはこちら