北の映像ミュージアムは
12/28(月)~2016年1/4(月)まで、
年末年始休館となります。
新年を迎えるため、展示入れ替え&大掃除を実施!
1/5(火)は通常通り午前10時から開館します。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
10個のキーワードで
2015年を振り返る企画ラスト。
今年の日本映画界の衝撃ニュースといえば、
「原節子さん死去」でしょう。
伝説的な昭和の大女優、原節子さん。
北海道との関連といえば、札幌ロケ「白痴」。
ミュージアム館内にも、黒澤明監督直筆の手紙があり、
スチール写真などを追悼展示しました。
また、実は隠れた傑作がもうひとつ。
山本薩夫監督「田園交響楽」(1938年)です。
物語は、アンドレ・ジッドの同名小説を北海道に舞台を置き換えて映画化。
札幌を舞台にした叙情的なメロドラマで、
原節子さんはヒロインである盲目の娘を演じています。
というわけで、2015年も残すところあとわずか。
ミュージアムも今日が最終日となります。
来年もどうぞよろしくお願いします。
10個のキーワードで2015年の
ミュージアムを振り返る企画第9弾。
今回のキーワードは「モルエラニの霧の中」です!
これは、室蘭をはじめ、西いぶりでロケ進行中の映画。
室蘭生まれ、長万部育ちの坪川拓史監督は、
2014年にご来館くださいました。
7話で構成されたオムニバス映画として、
2014年から撮影を進めているこの作品。
ミュージアムも、応援しております!
※公式サイトはこちら
10個のキーワードで2015年の
ミュージアムを振り返る企画第8弾。
今回のキーワードは「ほっかいどう映画館グラフィティー」です!
これは、11月に亜璃西社から発行された書籍タイトル。
朝日新聞北海道版で連載した
道内各地、古今の映画館を紹介する記事をまとめたものです。
和田由美・ミュージアム事務局長を中心に、
ミュージアムスタッフ4人が執筆を担当しました。
記事だけでなく、懐かしい映画ポスターやチケット、
和田事務局長によるエッセイなど、
映画好きにはたまらない盛りだくさんの内容。
200ページ・カラー、1,800円+税。
道内の主要書店や亜璃西社(公式サイトはこちら)、
ミュージアムでも販売中です。どうぞ!
10個のキーワードで2015年の
ミュージアムを振り返る企画第6弾。
今回のキーワードは「起終点駅 ターミナル」です!
釧路を舞台に、男と女の想いが交差する物語。
2014年のミュージアムイベントでは、
原作者の桜木紫乃さんをゲストにお招きしており、
館内では、特設コーナーを設けて応援!
佐藤浩市さんの渋さにしびれた方、
ザンギが食べたくなかった方、
多かったのではないでしょうか。
函館をはじめ、全国で上映中。この機会にどうぞ!
※公式サイトはこちら
千歳ロケ作品「コタンの口笛」など16本を上映する「ニッポン・マイノリティ映画祭」が19日、東京・渋谷のユーロスペースで始まりました。 日大芸術学部の学生が毎年、さまざまなテーマで作品を選び、企画・運営する「日芸映画祭」。5回目を迎えた今年は「マイノリティ」をテーマに少数民族、被差別部落、性的少数者、在日韓国人、沖縄に生きる人々などを取り上げた作品を上映します。
企画を立て、配給会社と交渉し、チケットを売り、興行するまで学生自らが行うとのこと。映画祭代表の日芸映画学科3年の丸山雄也さんは十勝管内足寄町の出身です。「メンバーでアイデアを出し合い、マイノリティ映画祭としました。お客さんに見てもらうだけでなく、自分たちも映画祭を通じて差別について考え、お客さんたちにも考えるきっかけになってくれれば」と話してくれました。
北海道ロケ作品からは、石森延男の小説を成瀬巳喜男監督が映画化した「コタンの口笛」と、民族文化映像研究所を主宰した姫田忠義監督による1974年の記録映画「チセ・ア・カラ われらいえをつくる」(企画は萱野茂さん)が上映されます。「コタンの口笛」は初日に上映。あまり上映の機会の多くない作品とあって、ほぼ満席の盛況でした。上映後、見た人からは「水野久美(が演じたフエ)はどこ行ったんだろう」と、今年5月の北の映像ミュージアムのシネマ塾で同作品を取り上げた時に出た質問と同様の声も聞こえてきました。
「チセ・ア・カラ」は萱野茂さんらが、樽前山の見える土地に、昔ながらの材料と技法、しきたりでチセを建てる様子を記録した作品です。併映は「リュミエール映画 日本篇」。1900年のパリ万博で上映するために、リュミエール兄弟が世界中にカメラマンを派遣して集めた映像のうち、日本のもの50秒の映像を32本集めたものです。東京の町の賑わいや芝居の稽古、芸者のいる宴会など当時の様子とともに、アイヌ民族の男女それぞれの踊りが1本ずつ記録されています。
指導に当たった日大芸術学部の古賀太教授は、チラシに「4月からテーマを探し、出てきたのが『差別映画祭』。そりゃまずいと思ったが、『マイノリティ』という言葉が出てきてこれはイケると思った。今風の作品が揃うかと思ったら、意外に古風な作品が多くてまたびっくり」とコメントを寄せています。
他の上映作品は「二十才の微熱」「神々の深き欲望」「橋のない川 第一部」など。12月25日まで。「コタンの口笛」は22日にも上映されます。学生に編集によるパンフレット(500円)も売ってます。(理事・加藤敦)
本日は月曜休館日です。
またのお越しをお待ちしております。
10個のキーワードで2015年の
ミュージアムを振り返る企画第4弾。
今回のキーワードは「きみはいい子」です!
(C)2015 アークエンタテインメント
2014年、函館ロケ「そこのみにて光輝く」で
高い評価を受けた呉美保監督の最新作。
小樽を舞台に、学校や家庭、家族の問題に
苦悩する人々を優しく包み込む群像劇でした。
ミュージアムでは、呉監督インタビュー(記事はこちら)のほか、
小樽での完成披露試写会レポート(記事はこちら)、
出演した北海道キャストの方へのインタビュー
(記事はこちら ※シアターキノサイトにリンクします)
など、さまざまな形で応援!
実はロケ地探しなどにも若干協力し、
エンドロールにも記名いただいた思い入れのある作品です。
もしこれからご覧になる方は、最後までお見逃しなく。