4/8(金)付けの朝日新聞夕刊をご覧になりましたか。
まち文化研究所を主宰する塚田敏信さんの
人気コラム「まち歩きのススメ」で、
北の映像ミュージアムが紹介されました!
塚田さんの映画愛もたっぷり注ぎ込まれた
読み応えのある内容です。
この記事きっかけに、
足を運んでくださる方が増えますように!
先日発表した、6/18~24に開催する
ミュージアム開館5周年記念
「シネマの風景フェスティバル」。
早くも、サイトで宣伝いただきました。
第1号はこちら。
札幌情報マガジン「kai-wai札幌」サイトです。
ありがとうございます。
これからも、各種サイトや雑誌媒体などに掲載予定。
どうぞよろしくお願いします!
今日は月曜休館日です。
またのお越しをお待ちしております。
昨年の「乃梨子の場合」が高い評価を受けた坂本礼監督の新作「夢の女 ユメノヒト」が9日、東京のポレポレ東中野でレイトショー公開され、初日には坂本監督や主演の佐野和宏監督、札幌生まれの川瀬陽太さんらの舞台挨拶が行われました。
「夢の女 ユメノヒト」は、心の病で40年間入院していた男(佐野和宏さん)が、東日本大震災での避難中、完治していたことがわかり、中学時代の初恋の相手を探して東京へ向かうロードムービーです。初恋の相手は苫小牧出身の女優、伊藤清美さん、旅の途中で出会う怪しい男は川瀬さんが演じています。企画は「お姉」の愛称で親しまれる朝倉大介こと小樽出身の佐藤啓子プロデューサーと、北海道出身者が重要な役割を果たしています。
ムードメーカーの川瀬さんを中心に、キャストやスタッフ8人が並び、撮影中の思い出や映画に込めた思いを語りました。メンバーはピンク映画などでお互い気心の知れた顔ぶれ。続く飲み会は、滝川育ちの鎌田義孝監督(「YUMENO ユメノ」)、砂川出身の田尻裕司監督(「こっぱみじん」)も加わり、北海道濃度の高い集まりになりました。映画監督の一方、主夫として子育てに忙しい田尻監督は終電で、筆者の加藤は翌日の映画に備えて3時ごろ帰りましたが、映画の話は尽きなかったようで、やはり舞台挨拶に立った出演者の西山真来さん(「乃梨子の場合」)のツイッターによれば、「徹夜で飲んだ」そうです。
最終日の29日には「坂本礼監督とゆかいな監督仲間ナイト」と題して坂本監督、田尻監督、いまおかしんじ監督らによるトークが行われる予定です。また、「ローリング」や「犯る男」などの出演が続く川瀬さんは、日本映画プロフェッショナル大賞の主演男優賞に決まり、5月3日に東京のテアトル新宿で受賞イベントが行われます。瀬々敬久監督の「64」にも、監督からのオファーで、喫茶店のマスター役で出演しています。どれも楽しみにしましょう。
(理事・加藤敦)
お待たせしました!
北の映像ミュージアム開館5周年記念イベント
「シネマの風景フェスティバル」を
6/18(土)~24(金)、札幌プラザ2・5で開催します。
年に一度の上映会。
ミュージアムがオープンしてからは
毎年秋に行ってきましたが、
今年はにぎやかな〝夏のイベント〟として企画。
「北のシネマ 過去・現在・未来」と題し、
北海道の近代・開拓期を振り返り、
現在の立ち位置を踏まえながら、
これから進むべき道を考える…という趣旨です。
上映作品は、なんと7作品!!
スケジュールや内容は、下記をご参照ください。
チケットはミュージアム、道新プレイガイドで発売中。
(1本券500円、当日600円、5本回数券2000円)。
お問い合わせはミュージアム(011-522-7670)へ。
上映作品の詳しい解説を
ブログで随時ご紹介しますので、お楽しみに!
現在、室蘭を舞台にした
オムニバス映画「モルエラニの霧の中」を
撮影中の坪川拓氏史監督が、
室蘭をPRするショートムービーを制作。
Youtubeで公開されています!(→室蘭市サイトはこちら)
ある女子中学生が骨董屋で瓶を買い、
中の手紙に誘われて室蘭市を訪れる…という物語。
街の美しさ、雄大さがギュッと詰まっています。
ぜひご覧ください!
本日は月曜休館日です。
またのお越しをお待ちしております。
函館ロケ「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」の
原作者・佐藤泰志の作品世界に迫る特別展
「〈青春の記憶 夢みる力〉 佐藤泰志の場所(トポス)」
が4/23(土)~6/19(日)、
北海道立文学館で開催されます。
「海炭市叙景」の構想メモや直筆原稿をはじめ、
貴重な資料を一挙紹介。
9月公開予定の新作「オーバー・フェンス」の
特報映像も見れるそう。
会期中は映画の鑑賞会や朗読会など催しも予定。
事前申し込みが必要なものもあるので、
公式サイト(こちら)でチェックを。
問い合わせは道立文学館(011-511-7655)へ。
東京のシネマヴェーラ渋谷の千葉泰樹監督特集で11日、札幌ロケ作品「香港の星 A STAR OF HONGKONG」の上映があり、主演の宝田明さんの舞台挨拶が急きょ行われました。
「香港の星」は、日本と香港の合作。香港のほか、シンガポールやマレーシアでも撮影されましたが、宝田さん演じる商社マンと、香港からの医大留学生(尤敏=ユー・ミン)、そのホームステイ先の娘(団令子)が偶然再会する場所として、冬の札幌も描かれます。まだ大きな雪像のない雪まつり、藻岩山と思われるスキー場、テレビ塔、北大のポプラ並木などが登場します。宝田さんの商社マンは札幌生まれ、北大卒の設定で、ユー・ミンに「道産子」という言葉と意味を教えたり、札幌の街を案内したりします。この作品の製作の経緯などはこちら(キネマ写真館サイト)に詳しく出ています。札幌ロケがクランクインだったようです。
宝田さんは、この作品の3年前の「コタンの口笛」でも千歳の中学校の美術の先生として、教え子を連れて大通公園や藻岩山を訪れる役を演じています。「コタンの口笛」についてはこちら(キネマ写真館サイト)。公開年月から考えるとロケは1958年秋のようです。
宝田さんは舞台挨拶で、「香港の真珠」と呼ばれたスター女優、ユー・ミンさんの思い出について話し、「香港の夜」「香港の星」「東京・香港・ホノルル」の千葉泰樹監督による香港三部作(いずれも宝田明、ユー・ミン主演)の続く、幻の4作目があったことを披露。「ユー・ミンさんから、結婚について相談され、相手がマカオのカジノの御曹司と聞いて、それはすぐに結婚しなさい、と言いました。それで彼女は引退して4作目はなくなりました。脚本もポスターもできていたんですが。東宝の会社からは、『宝田、お前がツバつけたからユー・ミンは引退したんじゃないのか』なんていわれました」と、いつもながらの大人のユーモアを交えて話してくれました。香港三部作は、「香港では2、3年ごとに上映しましたが、いつも何千人も集まる人気でした」と言い、「ユー・ミンさんは、いくつもの高層ビルのオーナーになって、やっぱりあの時結婚してよかったと思いました。残念ながら十数年前かに亡くなりました」と懐かしんでいました。
(理事・加藤敦)