Hoppoken秋号にミュージアムの映写機が登場!

ミュージアムの大切な展示物のひとつ、

カーボンアーク式35ミリ映写機「富士セントラルF7型」。

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さまざまなドラマを経て、士別の映画館から

ここミュージアムに運ばれてきました。

季刊誌「Hoppoken」の秋号に、

この映写機が大きな写真付で紹介されています。

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ミュージアム理事による、詳しい由来の解説に加え、

フィルムへの熱い思いがつづられています。

この雑誌は、公益社団法人北海道国際交流・協力総合センター

の会員向け機関誌ですが、

札幌市内の書店3ヶ所(紀伊国屋書店札幌本店、

丸善・ジュンク堂書店札幌店、北海道大学生協書籍部外販店)

で販売しているそう。

館内でも閲覧できます! ご興味ある方はぜひ。

苫小牧出身の三浦大輔監督×山下敦弘監督トーク

「何者」が公開中の、苫小牧出身の三浦大輔監督の「裏切りの街」が新宿武蔵野館で公開され、連日トークショーが行われました。23日には三浦監督と、佐藤泰志の小説を映画化した函館3部作の完結編「オーバー・フェンス」の山下敦弘監督のトークがありました。

「裏切りの街」は劇団ポツドールを主宰する三浦監督が自ら手がけた舞台の映画化作品で、ダメ男を演じたらぴったりの池松壮亮さんと、不倫する主婦役の寺島しのぶさんが主演しています。作品詳細は以下のとおり(新宿武蔵野館のホームページから)。

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(C)BeeTV

同棲する彼女に小遣いをもらいながら怠慢な生活をおくっているフリーターの菅原裕一と、穏やかな夫と平穏な日々を過ごしている専業主婦の智子。お互いパートナーにはなんの不満もなく、日々を過ごしていた。はずだった。ただなんとなく、はっきりとした目的もないまま出会い系サイトを利用した二人は、偶然出会うことになる。なんとなく出会った二人は意味もなく、逢瀬を繰り返すことに。日々はすぎ、季節を、カラダを重ねた二人。二人の関係もすっかり惰性となったある日、とある出来事をきっかけに日常が揺らぎはじめる。それでも「選択」することを避け、現実に向き合いきれない二人。流れに身を任せ続ける二人のたどり着く先とは。

劇団ポツドールの主宰として演劇界に衝撃と共に現れた三浦大輔。『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』『何者』と映画界にもフィールドを広げる三浦監督が、自身の舞台作品の中でも最も映像化したかったという本作。主演には『無伴奏』『セトウツミ』『永い言い訳』など出演作が相次ぎ、映画『愛の渦』と舞台「母に欲す」にて三浦大輔の盟友となった池松壮亮。その相手役にはこちらも舞台「禁断の裸体」で三浦作品に参加した寺島しのぶ。共演に『私たちのハァハァ』『愛の渦』の中村映里子、『アズミハルコは行方不明』『日々ロック』『東京難民』の落合モトキ。そして「母に欲す」で池松壮亮の兄を演じた銀杏ボーイズの峯田和伸が主題歌「ピンクローター」を提供している。

上映後のトークショーで山下監督が「池松さんの役は最低で見たくないのに、笑っちゃいました」と話したのに対し、三浦監督は「笑っていいかどうか迷う映画ですよね」。寺島しのぶさんは昨年8月に撮影した「裏切りの街」で不倫する人妻を演じた直後に、山下敦弘監督の「ぼくのおじさん」の撮影に入りました。その影響か、「ぼくのおじさん」で自らが演じた専業主婦について「ぶらぶらしていて一日中一つ屋根の下にいる松田龍平さんと何かあるんじゃないの」と疑問を呈して山下監督を困らせたそうです。山下監督は「寺島さんはそういう資質の人なんだな、と思った」と観客を笑わせました。トークショーではほかに、舞台での芝居と、ワンシーンワンカットの長回しが多い山下監督の映画のカット割りの違いなどについて話が盛り上がりました。

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舞台と映画の演出法などについてトークを披露した山下敦弘監督(左)と三浦大輔監督

「オーバー・フェンス」で生活感たっぷりの函館を撮った山下監督。苫小牧出身の三浦監督にも、いつか北海道で映画を撮ってくれることを期待しましょう。余談ですが、「裏切りの街」は東京・東中野に住む青年と吉祥寺に住む主婦が中間の荻窪で逢瀬を重ねる内容で、加藤の住処の周辺がたくさんロケに使われています。スチール写真は毎日、映画の行き帰りに通る善福寺川の橋の上で、洋品店の看板が見えています。ロケ地めぐりの際はご案内します。(理事・加藤敦)

11/26・27、期間限定北大映画館!

11月の映画イベント紹介です。

今週末、26(土)&27(日)、期間限定北大映画館

「クラークシアター2016」が開催されます!

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学生が主体となって運営する年に一度のイベント。

今年は、北海道出身の

今敏監督のアニメ「パプリカ」をはじめ、

北海道でばらばらに暮らす家族の姿を

監督自ら記録したドキュメンタリー「ディスタンス」

若手の注目監督・山戸結希さんの特集上映などを予定。

詳しくは公式サイト(こちら)へ。

今年で11年目を迎えるこのイベント。

北大に映画館をーーの志が、

バトンのように受け継がれていることを嬉しく思います。

11/25(金)から「オホーツク網走フィルムフェスティバル」!

映画イベントが目白押しの北海道。

今週末の11/25(金)~27(日)には

「第9回オホーツク網走フィルムフェスティバル」 が開催されます。

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網走とゆかりの深い俳優・高倉健さんの3回忌を偲び、

「網走番外地 悪への挑戦」(1967年)

「駅 STATION」(1981年) の2本を上映。

ほか、北海道ロケ映画として、

「愛を積むひと」(2015年)と

初公開となるオール網走ロケ「冬が燃えたら」(2016年) を上映。

ほか、話題の新作上映や各種イベント、シネマ屋台などを計画。

詳しくは、公式サイト(こちら)をチェックしてください。

個人的なオススメは「私たちのハァハァ」!

監督の松井大悟さんは、蒼井優主演の

新作「アズミ・ハルコは行方不明」が控えている注目監督です。

ぜひぜひチェックを!

本日午後2時からは「北のシネマ塾」!「私はシベリアの捕虜だった」

本日11/19(土)午後2時からは、

月イチのミュージアムイベント「北のシネマ塾」。

テーマは、

『ついに発見!幻の映画

「私はシベリアの捕虜だった」』。

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小田島敏郎常務理事が語ります。

入場無料、当日参加OK!

ぜひお越しください。

11/19(土)、「アンモナイトのささやきを聞いた」札幌上映会

オール北海道ロケ「アンモナイトのささやきを聞いた」

の上映会が11/19(土)、

札幌のイベントスペースEDITで行われます。

監督の山田勇男さんは長沼出身で、

ミュージアムにもお越しくださいました(記事はこちら)。

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当日は主演・サエキケンゾウのライブもあり。

詳しくは公式Facebookへ(こちら)。

どうぞお楽しみに!

今月の「シネマ塾」は11/19(土)。テーマは「私はシベリアの捕虜だった」

月イチのミュージアムイベント「北のシネマ塾」。

今月のテーマは、

『ついに発見!幻の映画

「私はシベリアの捕虜だった」』です。

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トーク担当は小田島敏郎常務理事。

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11/19(土)午後2時から。

入場無料、当日参加OK!

どうぞお楽しみに。