シネマ塾写真レポート「銀座カンカン娘」

ミュージアムの月イチイベント「北のシネマ塾」。

2月からは、「映画の女神、今ふたたび。女優・高峰秀子」

という企画展特集にちなんだ内容を取り上げていきます。

2/18に行われた第1回のテーマは「銀座カンカン娘」!

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高村賢治副館長がトークを担当しました。

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次回は3/18(土)午後2時から、

テーマは「馬」(1941年、山本嘉次郎監督)で、

大石和久理事がトークを担当します。

お楽しみに!

香川京子さんと北海道

東京・シネマヴェーラ渋谷で、新東宝70周年記念特集として2月25日から3月17日まで「新東宝のディープな世界」が上映されています。3月5日には、新東宝で女優人生をスタートさせた香川京子さんのトークショーが開かれるとともに、デビュー間もないころの出演作「君と行くアメリカ航路」(1950年)「東京のヒロイン」(50年)「若様侍捕物帖 呪いの人形師」(51年)が上映されました。

トークの中で香川さんは、田中絹代さんらが参加した「女の暦」(54年)の小豆島ロケでのできごととして、「同じ時期に『二十四の瞳』のロケが行われていて、高峰秀子さんが大石先生の衣装のまま、田中絹代さんに会いにいらしたんですよ」と、想像するだけでも豪華なエピソードを語ったほか、「当時は時代劇の日本髪はかつらではなく、自分の髪の毛。朝6時半に入って、コテで伸ばして、びんつけで9時の撮影開始に間に合うように結ってもらいました。そのころはお下げ髪にしていましたが、時代劇にそなえて切ることができませんでした」と、撮影の裏話 も披露してくれました。

さらに「昔の作品を上映していただき、お客様に来ていただいて幸せです。これからも映画の語り部としてお話をしていければ、と思います」と、満席の観客を前に語ってくれました。

トークの写真は撮れなかったので、最近出た「異端の映画史 新東宝の世界」に書いてもらったサインを代わりに

トークの写真は撮れなかったので、最近出た「異端の映画史 新東宝の世界」に書いてもらったサインを代わりに

香川京子さんは、近年はインディペンデント作品にも多く出演し、若手監督を応援してくれています。昨年秋、第1部の試写会が行われた室蘭映画「モルエラニの霧の中」(坪川拓史監督)もその一つ。謎めいた老婦人の役で出演しています。トーク終了後、「モルエラニに出ていただいて、ありがとうございます。映画はまだ全部完成していないようですが、北海道の映画ファンみんなが楽しみにしています」と伝え、北海道の映画好き代表としての任務を完了すると「(完成していないことについて)そうですね。ありがとうございます」と答えてくれました。

香川さんは、近年では「天国の本屋~恋火」(2004年、篠原哲雄監督)でも小樽ロケに参加しているほか、古くは、北の映像ミュージアムで上映会を開いた「森と湖のまつり」(1958年、内田吐夢監督)にも出演しています。「モルエラニの霧の中」についてはこちら

ところで、この日上映された「東京のヒロイン」には、当時の北海道新聞東京支社が出てきます。雑誌記者の森雅之が勤める「人間喜劇」社の窓から見えるビルがそれ。こうした室内撮影は通常、セットで行われ、風景は書き割りや写真が多いのですが、窓の下の隣のビルの屋上で動いている人がいて、列車の車窓風景などで使われるリアプロジェクションのような不自然さもないため、ロケのようです。香川京子さんは、森雅之の相手役、轟夕起子の妹役で出演しています。北海道新聞東京支社は、岡本喜八監督のデビュー作「結婚のすべて」(1958年)にも出てくるほか、娯楽映画研究家の佐藤利明さんが教えてくれたところでは、日活の撮影所に作られた銀座のパーマネントセットに北海道新聞東京支社の建物があり、「銀座の恋の物語」(1962年)のスチール写真に使われています。

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「銀座の恋の物語」のスチール写真。石原裕次郎と浅丘ルリ子の後ろに、北海道新聞の建物

香川京子さんにサインを書いてもらった、上の「異端の映画史 新東宝の世界」の香川さんインタビューには「当時、1日だけ舞台の仕事をしたことがあります。一つは北海道のアイヌの話で、アイヌの娘の役で出た記憶があります」というくだりがあります。香川京子さんと北海道、結構色々なつながりがあるものですね。(理事・加藤敦)

今敏監督のオールナイト上映が相次いで開かれます。

札幌生まれ、釧路育ちで「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」などのアニメで知られる今敏監督のオールナイト上映が、東京で相次いで開かれます。

今敏監督は1963年生まれ、釧路湖陵高校から武蔵野美術大学に進み、漫画家を経てアニメ監督となりました。数々のアニメ作品を残しましたが、2010年、46歳の若さで亡くなりました。死去の翌日、「さようなら」と題したラストエッセイがブログで公開され、大きな反響を呼びました。「さようなら」はこちら

オールナイトは池袋の新文芸坐で3月25日に開かれます。演出の平尾隆之さんらのトークショーと、2004年のテレビシリーズ「妄想代理人」の13話一挙上映が行われます。

また、これに先立つ3月10、11の両日は飯田橋のギンレイホールで「ライムスター宇多丸・プレゼンツ・筒井康隆ナイト」のうちの1本として、筒井康隆原作で今敏監督の遺作となった「パプリカ」が上映されます。10日にはライムスター宇多丸さんのトークが行われます。

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「パプリカ」から ©2006 MADHOUSE / SONY PICTURES ENTERTAINMENT (JAPAN)

新文芸坐のオールナイトの公式HPはこちら

ギンレイホールのオールナイトの公式HPはこちら

死去から7年近くが経ってなお、作品がファンに愛される今敏監督の世界を楽しみにしましょう。(理事・加藤敦)

会報が完成!

ミュージアムの会報33号が完成しました!

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先日閉幕した「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の

名誉大会長である鈴木直道・夕張市長の

「映画と私」コラムをはじめ、

ファンの集いレポート、北海道ロケ新作情報などを掲載。

会員の皆様にはすでに届いているはず。

ご興味のある方は、館内で閲覧ください。

3/25(土)&26(日)、札幌で「クチコミ劇場part3 MOOSIC LAB SP」!

道内外の映画祭やネットの話題作品を

劇場のスクリーンで上映する企画

「クチコミ劇場part3 MOOSIC LAB SP」が

3/25(土)、26(日)、札幌プラザ2・5で開催されます。

クチコミ3表右フライヤー

(C)MOOSIC LAB 2012-2016

「MOOSIC LAB(むーじっく らぼ)」とは、

新進気鋭の映画監督とアーティストのコラボで映画をつくる

音楽×映画プロジェクトのこと。

さらに、それらをコンペ形式・対バン形式で上映する異色の映画祭だそう。

今回は、2012~16年までから厳選した16作品を紹介。

上映するのは(カッコ内は監督名)

「いいにおいのする映画」(酒井麻衣)
「Heavy Shabby Girl」(東佳苗)
「脱脱脱脱17」(松本花奈)
「夜、逃げる」(山田佳奈)
「光と禿」(青木克齊)
「電気100%」(幸洋子)
「あのこの話をすこしだけ」(加藤綾佳)
「社会人」(二ノ宮隆太郎)
「サマーセール」(岩淵弘樹)
「GREAT ROMANCE」(川村清人・飯塚貴士)
「nico」(今泉力哉)
「QOQ」(黒田将史)
「FUCK ME TO THE MOON」(高畑鍬名、滝野弘仁)
「マグネチック」(北原和明)
「新宿スワン」(中山剛平)
「劇場版 復讐のドミノマスク」(室谷心太郎) の16作品。

なお、26(日)の18時35分からは、酒井監督のトークを予定。

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イベントの料金は、1プログラムにつき

一般・シニア前売り1000円、当日1500円

大学生以下前売り500円、当日1000円。

どれもなかなかスクリーンで観れない作品ばかり。ぜひ!

詳しい上映プログラムは札幌映画サークル(☎011‐747‐7314)へ。

大ヒットタイ映画のロケ地マップ完成!3/24に上映会

タイで大ヒットした北海道ロケ映画

「フェーンデイ フェーンカンケーワンディアオ(恋人の日 1日だけの恋人)」。

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北海道のロケ地を紹介する英語版とタイ語版の冊子が、

札幌市内の観光案内所やキロロリゾートなどで配布されているそうです。

作成したのは、札幌市や北海道運輸局など。

3/24(金)午後6時からは、

札幌プラザ2・5で上映会も開かれるとか。

ご興味ある方はぜひ!