開館6周年記念上映会「小林正樹の世界」の見どころ⑦~「いのち・ぼうにふろう」勝新も出演!

9/2(土)に開催する北の映像ミュージアム
開館6周年記念・シネマの風景特別上映会
「北海道が生んだ、映画界の至宝!小林正樹の世界」。

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その見どころをご紹介する記事第7弾。

●「いのち・ぼうにふろう」には、
あの勝新(かつしん)も出演!

〝仲代達矢主演の時代劇〟と銘打ってますが、
実はほかにも豪華キャストが勢ぞろい!

いのち・ぼうにふろう©1971 東宝/俳優座提携

いのち・ぼうにふろう©1971 東宝/俳優座提携

特に、「座頭市」で知られる人気俳優・勝新太郎さんも出演。
「名のない男」役を演じ、
第26回毎日映画コンクール男優主演賞を獲得しています。

イタリア・タオルミナ国際映画祭審査員特別賞、
第45回キネマ旬報ベスト・テン第5位にも輝いた本作。

知られざる傑作を、ぜひスクリーンで!

いのち・ぼうにふろう©1971 東宝/俳優座提携

いのち・ぼうにふろう©1971 東宝/俳優座提携

上映作品「この広い空のどこかに」(1954年)

上映プログラムは次の通り。

【午前の部】9:00開場
①9:30~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
②11:30~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
③12:00~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

【午後の部】14:25開場
④14:50~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
⑤16:50~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
⑥17:20~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

※チケットは前売り券1200円、当日1500円
(2本立、午前・午後の入れ替え制)。

チケットはミュージアム、道新プレイガイドにて発売中!

会場は狸小路5丁目の「札幌プラザ2・5」です! お間違いなく。

開館6周年記念上映会「小林正樹の世界」の見どころ⑥~「いのち・ぼうにふろう」は小林版〝七人の侍〟!?

9/2(土)に開催する北の映像ミュージアム
開館6周年記念・シネマの風景特別上映会
「北海道が生んだ、映画界の至宝!小林正樹の世界」。

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その見どころをご紹介する記事第6弾。

●上映作品「いのち・ぼうにふろう」は
小林版〝七人の侍〟!?

山本周五郎の小説「深川安楽亭」を原作に、
仲代達矢夫人・隆巴が脚色した時代劇。

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若者の純愛にほだされ、ならずものたちが
〝命を棒にふる〟無償の行為に身を投じるさまを描いた本作は、
〝あたかも『七人の侍』ならぬ『七人の無頼漢』とでもいった
趣で両立〟(「映画監督 小林正樹」岩波書店より)しており、
〝やはり小林映画ならではの味わい〟(同)があるそう。

いのち・ぼうにふろう©1971 東宝/俳優座提携

いのち・ぼうにふろう©1971 東宝/俳優座提携

映画評論家・川本三郎さんも
脇役のひとりひとりにまで力ある俳優を起用して作り上げた、
監督技の光る逸品〟(「時代劇 ここにあり」平凡社)という本作。

札幌プラザの大スクリーンでお楽しみください!

上映プログラムは次の通り。

【午前の部】9:00開場
①9:30~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
②11:30~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
③12:00~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

【午後の部】14:25開場
④14:50~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
⑤16:50~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
⑥17:20~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

※チケットは前売り券1200円、当日1500円
(2本立、午前・午後の入れ替え制)。

チケットはミュージアム、道新プレイガイドにて発売中!

会場は狸小路5丁目の「札幌プラザ2・5」です! お間違いなく。

札幌ロケ、ボランティア・エキストラ募集!「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」

海外ドラマ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」の

新シーズンの撮影の、札幌近郊ロケが決定!

札幌フィルムコミッションが、

ボランティアエキストラを募集しています。

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作品は、現代の ニューヨークを舞台に、

オーケストラの裏側や人間模様を描いたコメディで、

ゴールデン・グローブ賞やエミー賞を獲得しているそう。

主演は、ガエル・ガルシア・ベルナル!

撮影日程は9/4(月)~7(木)。

18歳以上の老若男女が対象で、

コンサートの観客などの役柄になるそう。

応募方法は、専用サイト(こちら)に登録すること。

問い合わせは、エキストラ担当の

関谷さん(extramitj@gmail.com)へ。

開館6周年記念上映会「小林正樹の世界」の見どころ⑤~「この広い空のどこかに」は小林監督初期の代表作!

9/2(土)に開催する北の映像ミュージアム
開館6周年記念・シネマの風景特別上映会
「北海道が生んだ、映画界の至宝!小林正樹の世界」

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その見どころをご紹介する記事第5弾。

●上映作品「この広い空のどこかに」は
小林正樹監督初期の代表作!

この広い空のどこかに©1954 松竹

この広い空のどこかに©1954 松竹

小林正樹監督の恩師・木下惠介の妹、楠田芳子の脚本に
松山善三が潤色し、完成させた本作。

実は当時、「壁あつき部屋」の公開中止と
「三つの愛」不評により、小林監督は映画界に絶望していたそう。

そんな彼を励まそうと、木下監督は、
自身が撮る予定でいた企画が流れ、スケジュールの空いた
佐田啓二、高峰秀子、久我美子、石濱朗ら
キャストを起用した本作の演出を、小林監督にゆだねることに。

公開当時の批評は
「何かほのぼのとした温かいものを感じさせる」(週刊サンケイ)
「清新なホームドラマ」(週刊読売)など好意的なものが多数。
小林監督初期の代表作とされています。

なかなか目にする機会の少ない本作を、ぜひスクリーンで!

上映プログラムは次の通り。

【午前の部】9:00開場
①9:30~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
②11:30~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
③12:00~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

【午後の部】14:25開場
④14:50~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
⑤16:50~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
⑥17:20~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

※チケットは前売り券1200円、当日1500円
(2本立、午前・午後の入れ替え制)。

チケットはミュージアム、道新プレイガイドにて発売中!

会場は狸小路5丁目の「札幌プラザ2・5」です! お間違いなく。

本日&あす、福永壮志監督「リベリアの白い血」伊達上映会

ミュージアムも応援中の伊達出身・福永壮志監督。

西アフリカからNYへ、自由を求める移民の姿を描いた

長編デビュー作「リベリアの白い血」の

伊達プレミア上映会が、26日&27日に開催されます。

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会場は、伊達信用金庫 コスモスホール。

上映スケジュールは

●8月26日(土)①10:30~②17:00~
●8月27日(日)①14:00~

福永監督の挨拶もあるそう!

料金は1000円で、だて歴史の杜カルチャーセンタなどで販売。

地元での凱旋上映、成功しますように!

そして、9/2(土)からは、

ディノスシネマズ札幌劇場とディノスシネマズ室蘭にて公開予定。

ぜひ劇場でご覧ください!

映画の公式サイトはこちら

開館6周年記念上映会「小林正樹の世界」の見どころ④~「この広い空のどこかに」は函館出身・高峰秀子出演作!

9/2(土)に開催する北の映像ミュージアム
開館6周年記念・シネマの風景特別上映会
「北海道が生んだ、映画界の至宝!小林正樹の世界」。

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見どころをご紹介する記事第4弾。

●上映作品「この広い空のどこかに」は
函館出身の名女優・高峰秀子さん出演作!

今年、ミュージアムでは
〝映画の女神、今ふたたび 女優・高峰秀子〟
と題し、一年間にわたって企画展を開催中!

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さらに、トークイベント「北のシネマ塾」でも
毎月さまざまな出演作をご紹介しています。

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「この広い空のどこかに」は、高峰ファンでも
「見たことがない」という人がいる隠れた出演作!

高峰さんは、戦災で足が不自由な娘を演じ、
第9回毎日映画コンクール女優主演賞、
第5回ブルーリボン日本映画主演女優賞に輝きました。

この広い空のどこかに©1954 松竹

この広い空のどこかに©1954 松竹

彼女の名演を、ぜひスクリーンでご堪能ください!

上映プログラムは次の通り。

【午前の部】9:00開場
①9:30~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
②11:30~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
③12:00~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

【午後の部】14:25開場
④14:50~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
⑤16:50~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
⑥17:20~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

※チケットは前売り券1200円、当日1500円
(2本立、午前・午後の入れ替え制)。
チケットはミュージアム、道新プレイガイドにて発売中!

会場は狸小路5丁目の「札幌プラザ2・5」です! お間違いなく。

8月のシネマ塾レポート!高峰秀子主演「遠い雲」

月に一度のミュージアムイベント「北のシネマ塾」。
今年は〝映画の女神、今ふたたび。女優・高峰秀子〟と題し、
函館出身の名女優・高峰さんの出演作をご紹介しています。
8/19(土)のテーマは「遠い雲」。

遠い雲

1955年、木下惠介監督作品です。
トークを担当したのは、高村賢治副館長。

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オールスターキャストながらも、
世間的な評価は意外と低いというこの作品。
しかし、「個人的に好きな作品!」という高村さんは、
作品の見どころや楽しみ方について熱弁を振るいました。

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まず、6月にシネマ塾で取り上げた
「乱れる」(成瀬巳喜男監督)と比べ、
「『乱れる』は高峰さんの心情を繊細過ぎるくらい繊細に浮き彫りにしました。 一方、この『遠い雲』は、初恋のドラマですが、高峰さん演じる主人公の、家族や兄弟、身内との関わりに重点を置いている。そうした人間模様が、ロケ地・岐阜県高山市の街並みの中で繰り広げられるのが見どころ。同じ松山善三脚本として見比べても興味深いです」と説明。

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田村高廣さんが手にした本の役割や、田村さんに告白された直後、
高峰さんがなぜ金物屋で買い物をしたのか…など、
細かいシーンの意味について詳しく解説。

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たとえば、田村さんの転勤先として、
北海道の「ルベシベ」が登場する理由は
「1950年当時は林業が盛んで、
生活の安定を意味しました」と話すと、
お客様も「なるほど!」と納得された様子。

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そして、映画の隠されたテーマとして、
獅子舞やSL、郷土芸能、
古い町並みなどが挿入されることを取り上げ、
飛騨高山の伝統や風習、しきたりが作品のバックボーンにある。高峰さんはそうした郷土文化の中に守られており、田村さんという〝異人〟が彼女を奪うことは許されるのか、高峰さんの心の葛藤になっている」と話し、「とにかく、この映画の高峰さんは美しい!!」と絶賛しました。

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さて、次回は10/21(土)午後2時から、
「カルメン純情す」をご紹介します。

そして、いよいよ2週間後に迫って参りました!

北の映像ミュージアム開館6周年記念・シネマの風景特別上映会
「北海道が生んだ、映画界の至宝!小林正樹の世界」
日時:9/2(土)、会場:札幌プラザ2・5

CCI20170704_0000

上映作品「この広い空のどこかに」は、高峰秀子さんが出演
どうぞこの機会に、大きなスクリーンでご堪能ください!!

この広い空のどこかに©1954 松竹

この広い空のどこかに©1954 松竹

【午前の部】9:00開場
①9:30~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
②11:30~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
③12:00~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

【午後の部】14:25開場
④14:50~ 映画「この広い空のどこかに」(111分)
⑤16:50~ トーク 関正喜「映画監督 小林正樹」(30分)
⑥17:20~ 映画「いのち・ぼうにふろう」(121分)

※チケットは前売り券1200円、当日1500円
(2本立、午前・午後の入れ替え制)。
チケットはミュージアム、道新プレイガイドで発売中です!