北海道出身!「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」の大杉宜弘監督がご来館①

国民的人気アニメ「ドラえもん」の2015年劇場版
「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」。

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ご家族やお友達と楽しんだお子さんも多いのではないでしょうか。
実は、監督の大杉宜弘さんは、北海道出身!
このたび、ミュージアムにご来館下さいました。

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せっかくの機会ということで、突撃インタビュー!
これまでの道のりから、長編劇場映画の初監督となった
この作品への想い&北海道との意外なつながりを3回にわたってご紹介します。

*  *  *

―わざわざお越しいただき、ありがとうございます! さっそくですが、お生まれは?

旭川です。7歳ごろまで住んで、それから札幌に引っ越しました。

―高校卒業後、代々木アニメーション学院札幌校に進まれたそうですね。もとは漫画家を目指していたとのことですが、その原点は。

単純に、小さい頃から絵を描くのが好きで、兄弟とよく絵を描いて遊んでいました。あと、札幌の小学校の同級生の中で、絵を描くのが流行っていて、発展して4コマを、さらにはストーリー漫画を作るようになったんです。

―すごいですね! 最初に描いた漫画は。

友達の描いた「風船のフーちゃん」という4コマ漫画を見せてもらい、マネして「ボールくん」という4コマ漫画を描きました(笑)

―当時から、絵が得意だったのですね。

いえいえ、決して上手かったわけではなく、好きだから描いていただけです。小2から続いた絵のブームも、学年が上がると下火になり、最終的に描き続けていたのは僕だけに(笑)。好きだったので、文集の表紙画などを率先して描いていましたね。

―影響を受けた作品は。

それこそ、「ドラえもん」です。祖父が買ってくれた本を繰り返し読んだり、模写したり…。藤子不二雄の自伝的漫画「まんが道」をご存知ですか?

―はい!

それを小4の時に読んで、そこに出てくる「藤子不二雄が憧れている人」ということで、初めて手塚治虫を知ります。それで、友達から「火の鳥」を借りて読んだところ、びっくり。その頃、本格的に漫画家を意識しました。

―藤子不二雄好きの少年にとって、手塚治虫は衝撃でしたか。

「ドラえもん」や「パーマン」など、明るい子ども向け漫画から、突然「ブラック・ジャック」や「鉄腕アトム」ですからね。いきなり「人の生死」など重たいテーマにぶつかり、何より、絵が本当に動いて見えたんです。

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―へー!

凄い人がいるなと思ったら、なんと藤子不二雄より古い人。全集を買い、手塚ワールドにどっぷり浸かりました。

―高校生の時、小学館に漫画を持ち込まれたそうですね。

東京で開催していた手塚治虫展に行くために上京した際、行きました。子ども向けの漫画雑誌「コロコロコミック」の4コマ企画に応募したことはありましたが、持ち込みは初めて。15ページ位のギャグ漫画でしたが、対応してくれた人がパーッとすごい早さで見て、修正点を指摘した後、「2、3年かなぁ」と言われたのを覚えています。

―ショックでしたか。

とりあえず編集社に行った、ということで満足して帰りました。その後も漫画を描き続けたものの、徐々に「これは難しいぞ」という現実が見えてきます。相当頭が良くないと、ストーリーが作れないぞ、と(笑)。でも、絵を描くことはどうしてもやりたかったので、当時ちょうど出来た代々木アニメーション学院札幌校に1期生として入学しました

―タイミングが良かったですね! いかがでしたか。

ドラゴンボールやアラレちゃんのキャラクターデザインなどを担当する前田実さんなど、プロの人に会えたのが大きかったです。

―ところが1年で中退し、埼玉県にあるアニメ制作スタジオ「亜細亜堂」に就職されます。その経緯は。

同期の仲間が就職を決めたんですね。それにつられて、アニメ会社を受けたら受かっちゃった、という…わりといい加減な動機です(笑)。亜細亜堂を選んだのは、広告に「ドラえもん・ちびまる子ちゃんなどをやっている会社」とあって、そういう子ども向けのギャグ漫画が好きだったから。驚いたのは、社長の芝山努さんは長年劇場版ドラえもんの監督を務めた方。でも、そんなことは全然知らず、入社して1年位してから社外の知り合いに教えられて驚きました(笑)。当時、そういうアニメーターに関する知識は素人程度だったんです。

(あすにつづく)

★館内にサインをいただきました!
とってもかわいいドラえもんイラストを、どうぞ直接ご覧ください。

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大杉宜弘(おおすぎ・よしひろ)
1974年、北海道生まれ。「亜細亜堂」を経てフリーに。「映画ドラえもん のび太の夢幻三剣士」以来、数々のドラえもん映画に原画や作画監督として携わる。
※大杉監督の初長編映画「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」の公式サイトはコチラ

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