オープンまでの道のり⑩~映写機を搬入!

本日は、不定期連載「オープンまでの道のり」をご紹介。

いよいよ開館間近!

ミュージアムのオープン準備作業を振り返ります。

◆ ◆ ◆

2011年、4月にシンポジウムを終え、

スタッフは具体的な開館準備に取り掛かりました。

借りることになったスペースは、当時このような状態。

ここをどうデザインし、何を展示するか。

プロの仲間の助けを借りながら、

何度も話し合いを重ね、頭を悩ませ、

少しずつ作業を進めていきました。

 

そうして9月17日のオープンを前にした8月30日。

まずは、スペースを大掃除し

書籍の一部を搬入。

さらにこの日、展示の目玉となる映写機も設置!

この搬入・設置作業が大変でした。

何と言ってもその重さ、200㎏!

まずは分解した部品を、業者さんがそっと移動します。

梱包を取って、パーツごとに並べます。

1976年製だけあって、レトロな感じがします。

続いて土台を置き、その上にスタンドと呼ばれる足部分を設置。

ここからは、映写機専門の業者さんにバトンタッチです。

このプロ2人組が、慣れた手つきで組み立てていく様子は

とても興味深いものでした。

光を放つ「ランプハウス」をスタンドの上に乗せて

レンズをはめる部分を設置。

フィルムを通す部分は、通称「ミシン」と呼ばれていると

仲間の映写技師さんが教えてくれました。

レンズは画面サイズによって交換するそう。

ここにあるのは、シネマスコープ用の「アナモフィックレンズ」です。

続いて、ランプハウス内に特殊ガラスを設置。

このガラスは熱を遮断する特殊なもの。

フィルムが燃えないよう、光だけ透過する仕組みです。

反射板の部分には、キセノンランプを設置。

この丸い部分は、フィルムを入れる「マガジン」です。

約1時間で作業は終了!

かつて、札幌の「サンピアザ劇場」で

20年間活躍したこの映写機。

いまはミュージアムで、近年急速に失われている

フィルム映写の黄金期を伝えています。

(つづく)

過去の「オープンまでの道のり」はコチラ↓

http://blog.livedoor.jp/nanae7ishiguro/archives/cat_123677.html

コメントは受け付けていません。