アニメ「虐殺器官」のエンドロールで札幌の栗田マサキさんが紹介されました。

先日公開された、米特殊部隊員の暗躍と葛藤を描いた伊藤計劃のデビュー小説の劇場版アニメ化作品「虐殺器官」のエンドロールで、制作に関わったとして、札幌の有限会社ソノークと、代表を務める栗田マサキさんの名前が紹介されています。どのような形で関わったのでしょうか。

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栗田さんは茨城県出身、北大を卒業して札幌で建築デザインやアート制作を行っています。「色弱のデザイナー」で、北海道CUDOの副理事長として、色弱者にも分かりやすいカラーユニバーサルデザインの普及活動などに力を入れています。「色弱の子を持つすべての人へ」(北海道新聞社刊)という著書もあります。

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栗田さんに制作への関わり方を尋ねると、「知り合いの紹介で、背景が間に合わないというので10枚すこし描いただけです。以前から背景はほそぼそと描いていました」と控えめな返事でした。場面は「病院のテラスや建物の外観の絵。二人で海を見ながらしゃべっているところ」ということなので、任務中のケガで入院した主人公が、標的奪還のためアフリカのビクトリア湖へ派遣される直前、終盤のシーンのようです。「虐殺器官」は制作会社が2015年に倒産し、公開を延期して新たな制作会社が引き継いだ経緯があるため、栗田さんへの協力依頼もこうしたことが関係しているかもしれません。アニメを含めた映画づくりが、たくさんの人たちの仕事の集積であることを示す一例と言えるでしょう。いずれにしても、アニメの一部分が札幌で生まれたことは、私たち北海道の映画ファンをどきどきさせてくれます。(理事・加藤敦)

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