今敏監督のオールナイト上映が相次いで開かれます。

札幌生まれ、釧路育ちで「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」などのアニメで知られる今敏監督のオールナイト上映が、東京で相次いで開かれます。

今敏監督は1963年生まれ、釧路湖陵高校から武蔵野美術大学に進み、漫画家を経てアニメ監督となりました。数々のアニメ作品を残しましたが、2010年、46歳の若さで亡くなりました。死去の翌日、「さようなら」と題したラストエッセイがブログで公開され、大きな反響を呼びました。「さようなら」はこちら

オールナイトは池袋の新文芸坐で3月25日に開かれます。演出の平尾隆之さんらのトークショーと、2004年のテレビシリーズ「妄想代理人」の13話一挙上映が行われます。

また、これに先立つ3月10、11の両日は飯田橋のギンレイホールで「ライムスター宇多丸・プレゼンツ・筒井康隆ナイト」のうちの1本として、筒井康隆原作で今敏監督の遺作となった「パプリカ」が上映されます。10日にはライムスター宇多丸さんのトークが行われます。

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「パプリカ」から ©2006 MADHOUSE / SONY PICTURES ENTERTAINMENT (JAPAN)

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ギンレイホールのオールナイトの公式HPはこちら

死去から7年近くが経ってなお、作品がファンに愛される今敏監督の世界を楽しみにしましょう。(理事・加藤敦)

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