今日は曇り空の札幌です。
さて、「転校生」「時をかける少女(1983年版)」「さびしんぼう」の
“(広島県)尾道三部作”などで知られる 映画作家・大林宣彦さんが、
北海道の芦別市に 毎年訪れていることをご存知ですか?
市民で運営する 「星の降る里芦別映画学校」
の校長を務めているのです。
その映画学校が、 今年は11月12日(土)、13日(日)に開催されます!
この映画学校は、
大林さんと「ふるさと」や「まちづくり」について語り合い、
心の豊かさを感じ合う場として、1993年から開催。
映画上映やゲストを招いたトークショーのほか、
全国のアマチュアビデオ作家から作品を募る
「ふるさとビデオ大賞」というユニークな催しを行っています。
年のスケジュールは
12日(土)15:00~「ふるさとビデオ大賞2011」公開審査会
19:00~ウエルカムパーティー(会費2,000円)
13日(日)13:00~開校式
映画「青春デンデケデケデケ」
(入場料前売1,000円、当日1,500円、中学生以下無料)
ゲストトークショー
ちなみに、大林さんの北海道ロケ映画は、
1993年「はるか、ノスタルジィ」(小樽ロケ)
1998年「風の歌が聴きたい」(函館ロケ)、
「三毛猫ホームズの推理」(函館ロケ)の3作。
特に、「はるか~」は、 小樽の坂や運河、街並みが印象的なファンタジー。
小樽出身の山中恒さんの本が原作です。
ミュージアムにもその原作本があるので、
お手に取ってみてくださいね。
しかしそもそも、 なぜ、芦別市で、大林さんの映画学校?
その理由は、映画学校の公式HPにありました。 (「アーカイブス」をチェック)↓
なんでもそのきっかけは、 大林さんの映画に感動したある一人の青年。
彼の想いに共感した仲間が集まり、
このイベントが始まったのだそうです。
このミュージアムも、
「北海道に映像ミュージアムを作ろう」という
故・竹岡和田男さんの想いがつながり、いまに至ります。
時も、場所も異なる出来事ですが、
人の心を動かす映画のチカラを感じずにいられません。