本日は、帯広出張。 ということで、
「CINEとかちプリンス劇場」をリポートいたします。
ここは、市民ボランティアでつくる
自主上映グループ「CINEとかち」 (昨秋にNPO法人化)
が老舗劇場を譲り受け、運営する映画館。
この建物は、なんと昭和28年に建設!
築59年の超レトロ物件なのです。
右側の入口から急な階段で2階へ。
階段の両側には、 ここを訪れた映画人のサインや写真があります。
階段の中段右手で、気になる絵を発見!
札幌の挿画家・椎名次郎さんの文&絵。
椎名さんはミュージアムにもご協力いただいている方。
映画を通じて、どこかでつながるんですね。
階段を上りきると、正面に受付&売店があります。
左手に細い通路&待合所が伸び、 その奥が劇場への入口です。
暖房のない通路は外気と同じくらい寒いですが、
手作り感のあるポスターやチラシコーナーに なんだか心が温まります。
この日は時間が合わず観れませんでしたが、
留萌・苫前ロケ「風車が見える丘のパズル」 を上映していました!
劇場内は、ほぼ以前の映画館のまま。
座席も、天井も、壁も、スクリーンも。
なんだか懐かしい趣があります。
ひざ掛けも用意。 心地よく観てもらうための、優しい工夫ですね。
場内には、これまでの掲載記事や
幕別・帯広ロケ「遠くの空に消えた」 (2007年、行定勲監督)
サイン入りポスターも。
今どき珍しいレトロな映画館。
残念なことに、建物の老朽化により 今年9月末で退去することに。
現在、街中での移転先を探しているのだそう。
地域に根差した小さな映画館の灯が
これからも続くよう、心から応援しています。