ミュージアムの入口にどっかり置かれた
今や希少な「35ミリ映写機」。
戦前から1960年代にかけて
主に使われた「カーボンアーク式」で、
士別市にあった「テアトル銀映(銀映劇場)」
から、譲り受けました。
その映画館に「高校時代、通いました」という
来館者さんのエピソードをご紹介します。
江別にお住まいの池田さん。
剣淵出身で、士別高校に通った3年間、
「この劇場で、いろいろな映画を観ました」とのこと。
当時、入場料は150円。
「お小遣いの範囲」で足を運び、
「アラビアのロレンス」などの大作に胸躍らせ、
「リサの瞳のなかに」(1962年のアメリカ映画)などの
青春ラブストーリーに心を奪われ・・・
中でも「エデンの東」を観たときは、
「一週間くらいぼーっとしてました(笑)」とのこと。
青春時代の思い出深い映画館の映写機と
ここで出会って驚くやら、嬉しいやら。
素敵な映画体験をたっぷりお聞かせ下さいました。
この映写機は、2014年、
移動費を寄付で集めるなど、一年掛かりで準備し、
士別からミュージアムに運び込まれました。
こうして喜んでいただけると、その甲斐があったというもの!
皆さんもぜひ、迫力満点の映写機に会いにきてください。