毎月第3土曜日の午後、ミュージアムで行っている
トークイベント「北のシネマ塾」。
2017年最後に行われた
12/16(土)の回の模様をご紹介します。
この日は〝まだビリー・ワイルダー〟と題し、
「サンセット大通り」をご紹介。
街並み画家・浦田久さんと
ミュージアム事務局長・和田由美が
アメリカの映画監督ビリー・ワイルダーの魅力を語りました。
映画は、サイレント映画時代の栄光を忘れられない
大女優の妄執と悲劇を描いた傑作。
実際にサイレント時代の大スターだった
グロリア・スワンソンが主演しています。
ビリー・ワイルダーファンを公言しているだけあって、
「大人の見る映画!人間の狂気を感じさせる」(浦田さん)
「女優の凄みを感じる。撮影、音楽、すべて職人技!」(和田さん)
と絶賛する2人。
執事役のエリッヒ・フォン・シュトロハイムについて、
「実際にサイレント時代の偉大な
映画監督だけあって重量感がある」と浦田さん。
和田さんは、舞台となった豪邸屋敷が実在するものだったことに触れ
「モノクロですけれど質感が違う」と説明。
さらに、「時代を超えて生き残る作品は本当に凄い作品」と話し、
「こういう作品を撮りながら、『麗しのサブリナ』や
マリリン・モンローの作品も作っちゃう、
ビリー・ワイルダー監督には本当に驚かされます」と語りました。
年末の慌ただしい中、わざわざ足をお運びくださった方々、
どうもありがとうございました。
さて、このビリー・ワイルダー特集。
今年も開催いたします!
6/16(土)午後2時から、“まだまだビリー・ワイルダー”と題し、
次は「少佐と少女」(1942年)をご紹介する予定です。
ぜひご参加ください!