北海道150年キックオフイベント「キタデミー賞」レポート③

2月5日(月)、札幌で開催された北海道150年事業のキックオフ特別イベント「キタデミー賞」(「北の映像ミュージアム」を含む関係機関・団体でつくる「北海道150年 映像と音楽による特別イベント実行委員会」が主催)。
スタッフ・新目による会場レポート第3弾をどうぞ。

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「主演男優賞」の発表に当たって、司会の羽鳥慎一さんはこう語りました。
司会の羽鳥さん「北海道という大舞台に立ち、体全体で生き様を見せ、駆け抜けてきた男たちの姿に、私たちは感動して多くの勇気をもらっています。開拓者魂。不屈の精神。大地のような包容力。底抜けの明るさ。北海道を代表する主演者たちを言い表す言葉は尽きません。あの人がいたから北海道に憧れました、頑張れました。そういう人たちがたくさんいらっしゃいます。そんな主役たちに、主演男優賞を贈ります
そして次の方々が発表されました。

●〝北海道の名づけ親〟江戸~明治時代の探検家「松浦武四郎」
●〝レジェンド〟こと下川出身のスキージャンプ選手「葛西紀明」
●弟子屈町出身の大相撲力士、〝巨人・大鵬・卵焼き〟と言われるほど人気を集めた「大鵬」
●『探偵はBARにいる』シリーズなどの人気俳優「大泉洋」
●「ヒグマ」

受賞者の葛西さんに続き、大泉さんのコメント映像が。

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大泉さん「北海道150年記念キタデミー賞主演男優賞に選んでいただきまして、誠にありがとうございます。1996年に『水曜どうでしょう』という番組が始まったわけですけれど、当時は北海道の人が見れないものがある中で、逆転現象が一瞬起きたわけです。北海道に来ないとこの番組が見れないという。そういう番組があってもいいんじゃないかなぁという思いが、なんか当時ありました。

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ローカルタレントでありたい。北海道でしか見れない・活躍しない存在に、憧れていた思いがあります。そして今は、北海道の良さを全国に発信したい思いもありますし、相変わらず北海道でしか見れないコアな面白いものも作っていきたいという思いでいっぱいです。主演男優賞、すごく嬉しいですね。ただ、まぁ、その、ヒグマも獲ってるっていうのが若干なんか…(会場笑)北海道で大泉洋を見たっていうより、ヒグマを見た方がちょっと嬉しいですよね。(会場笑)とにかく、これからも北海道のために頑張っていきたいと思いますので、どうぞ応援してください。ありがとうございました!」(大きな拍手)

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続いて、「主演女優賞」です。プレゼンターの樹木希林さんは、意外な北海道の思い出を明かしてくれました。

樹木さん「60年近く前、私は薬剤師になるべく、薬科大学を受けようと猛勉強しておりました。父親が夕張に友達に会いに行くというのでくっついていきました。夕張の裏のボタ山に雪がいっぱい積もっていて、そこを子供たちが滑っている。私も板に乗って滑った途端、どんと尻餅をついて、足を折りました(笑)…結局、受験はできませんでした。そのあと、文学座の試験があり、それには間に合って。結局、あの時にもし足を折っていなければ、今頃薬剤師になって、薬事法違反かなんかでエライことになっていたと思います(会場笑)。役者になれて本当にありがたかった思い出です。それでは、主演女優賞を発表します

●3/10に〝北の三部作〟最終章となる主演映画「北の桜守」が公開になる女優「吉永小百合」

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●札幌出身の歌手「中島みゆき」
●上川町出身のスキージャンプ選手「高梨沙羅」
●七飯町出身の陸上選手で、リオデジャネイロパラリンピック日本代表「辻沙絵」
●登別市出身のアイヌ女性で、叙事詩ユーカラを「アイヌ神謡集」として世に出し、19才の若さで亡くなった「知里幸恵」

樹木さんからトロフィーを受け取る吉永さん。

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吉永さん「ありがとうございます。初めて北海道に来たのは15歳のときでした。『疾風小僧』というアクション映画で、まだ旭山の空港がなくて、千歳でプロペラ機を降りて、長い長い道のりを車で参りまして、大雪山のふもとの天人峡というところでロケをしました。15歳ですから、ホームシックになって泣いたことを今でも覚えています。けれどもその後、スキーや乗馬で北海道にたびたび来ることになって、すっかり北海道オタクになりました。そして近頃は、たくさんの映画を北海道の方たちのお力を借りて作ることができております。本当に北海道に心から感謝しております。今日はありがとうございました」(大きな拍手)

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辻さん「今日は素晴らしい賞をいただくことができて、本当に嬉しく思います。いつも北海道に来たら、言っている言葉があるので言わせてください。ただいまぁ!(会場拍手)ありがとうございます。私は北海道で生まれ、衣食住すべてに北海道が詰まっています。北海道からもらった道産子パワーで、2020年東京オリンピック・パラリンピックで金メダル獲得、そして、その先の社会でいろんな人が笑顔で過ごせる共生社会を作っていけたらと思います。これからもご声援いただけると嬉しく思います。ありがとうございました」(拍手)

高梨さんのコメント映像に続き、「アイヌ神謡集」の一部を樹木さんが朗読しました。

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北海道の歴史を語る上で欠かせないアイヌの物語。樹木さんの語りに耳を傾けながら、我々の来し方と行く末に思いを馳せるひとときとなりました。(つづく)

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