29日、現役最高齢の映画監督、新藤兼人さんが
老衰のため、亡くなりました。100歳でした。
「原爆の子」(53年)「裸の島」(61年)「午後の遺言状」(95年)など
生涯に監督、脚本など製作した映画は200本超。
中には、自ら監督した
函館・網走ロケ「裸の十九歳」(70年)
函館ロケ「竹山ひとり旅」(77年)もありました。
ミュージアムの礎を築いた故・竹岡和田男さん著
「映画の中の北海道」(道新)の「裸の十九歳」ページには
若き日の新藤監督の写真が。
42年前なので、50代後半でしょうか。
共同脚本家のひとりに名を連ねた
夕張・歌志内ロケ「女ひとり大地を行く」(53年、亀井文夫監督)、
そして、脚本を担当した
釧路ロケ「配達されない三通の手紙」(79年、野村芳太郎監督)
も、北海道ゆかりの作品です。
「女ひとり~」は、ミュージアムで視聴可能。
また、遺作となった「一枚のハガキ」が、市民有志によって
6月15日(金)、札幌エルプラザで上映されます。
詳細は担当者の平野さん(011‐757‐0227)へ。
映画に人生を捧げた新藤監督の想いを、
スクリーンで、ミュージアムで
感じてみてはいかがでしょうか。
改めてご冥福をお祈り申し上げます。