HBC北海道放送のプロデューサーとして
数々の名作テレビドラマを世に送り出した
守分寿男さん(1934~2010)。
ミュージアムでも、ホテル内に開設していた
スペースに関連パネルを展示しておりました。
彼の足跡をたどる企画展
「守分寿男 全仕事 『幻の町』・小樽・小林多喜二」が
市立小樽文学館で開催中です(~3/31まで)。
さっそく足を運びました!
小樽駅から徒歩約10分。
文学館は小樽市分庁舎(旧小樽地方貯金局)2階にあり、
市立小樽美術館を併設しています。
守分さんは、「風船のあがる時」「田園交響楽」
「ばんえい」「うちのホンカン」などを演出・プロデュース。
特に、脚本家・倉本聰さんと組み、小樽を舞台にした
「幻の町」は伝説的名作として語り継がれています。
2017年のさっぽろ国際芸術祭でも上映されたり、
一部はネットで有料配信(こちら)もされ始め、
近年、改めてその功績に光が当たっています。
企画展の展示(撮影禁止)では、台本やスチールなどのほか、
守分さんのエッセイからの引用を並べ、
北海道の独自性を追求するテレビマンの苦闘に迫ります。
守分さんの絵画もあり、画作りに対する彼の目線が感じられます。
なお、企画展コーナーの横には、小樽を代表する作家・
小林多喜二、伊藤整、石川啄木らの常設展示も。
(こちらは撮影OKだったのでご紹介します)
企画展の関連イベントとして、
3/9(土)午後2時~「幻の町」特別上映会も予定。
長沼修さんがゲストに登場するそうです。(無料、定員80人)
また、今後の企画展スケジュールで嬉しいニュース!
4/6~5/19、「ちまちまキネマ・ワールド
―高山美香のビックリ映画館」を開催するそう!
あの“ちまちま人形”の映画版が…楽しみです。
※写真は常設展に展示中のもの
市立小樽文学館のサイトはこちら
帰り道、都通り商店街でこんなものを発見しました。