今年で29回を数える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。
先日発表されたように、冬開催は今回が最後。
大きな節目を前にした映画祭会場の模様や町の様子を、
札幌から日帰り参加したスタッフ・新目が写真レポートします。
夕張といえば、JR北海道の石勝線・新夕張~夕張間が
今年3月31日で廃止に。札幌から夕張までの道のりは
それを惜しむような乗客の姿も見受けられました。
夕張駅に到着!
さっそく今年のメイン会場となるゆうばりホテルシューパロに
向かったところ、入口でメロン熊を発見!
ちょうど、ゲストが集合するフォトセッションの真っ最中でした。
オフシアター・コンペティション部門の審査委員長を務めるのは、
北海道生まれの白石和彌監督。
隣りには、ショートフィルム・コンペティション部門の審査を担う
安藤桃子監督、沖田修一監督の姿も。
というわけで会場へ。
一本目は、オフシアター・コンペのノミネート作品「超擬態人間」を鑑賞。
それから、特別上映枠の「The Extraordinary Journey Of The Fakir(原題)」へ。上映後は、女優の長谷直美さんによるトークショーも開催されました。
帰りのバス最終便まで、もう1本何を観ようかなと考えていたところ、ロビーで元気に宣伝する方々の声に誘われ、こちらの会場にふらり。
特殊造型クリエイターの西村喜廣氏チョイスという
コアファンタ部門の「ダイナマイト・ソウル・バンビ」です。
松本卓也監督自身が監督役を務め、インディペンデント仲間と共に挑む商業映画制作の舞台裏をシニカルかつ泥臭く描く内容で、ラストまで楽しめました!
上映後、檀上に並ぶキャストの皆さん。
こうして、作品への思いを直接伝える場は
映画祭の大事な意義でもありますね。
さて、招待作品の「レゴ(R)ムービー2」や「アナと世界の終わり」、グランプリに輝いた「されど青春の端くれ」など、ほかにも注目作が上映されたゆうばり映画祭。来年はどんな形で楽しませてくれるのか。期待&応援したいです!
なお、10年以上前から映画祭に足を運ぶ私としては、
雪が降り積もる夕張の街で見る映画は格別の思いがありました。
冬の映画祭とのお別れに、町の様子を写真でどうぞ。