「ショーケン」こと萩原健一さんが3月26日、亡くなりました。享年68。
「太陽にほえろ!」や「傷だらけの天使」で知られる俳優であり、歌手ですが、北海道との関わりでは、「アフリカの光」(1975年)と「いつかギラギラする日」(1992年)。
前者は神代辰巳監督が、北国の漁港を舞台にした、異色の青春映画。萩原さんは、田中邦衛さんと等身大の若者を演じました。
後者は、深作欣二監督が札幌・函館・室蘭を舞台に作り上げた、ギャングが現金争奪の死闘を繰り広げるアクション・バイオレンス作品です。当時40代の萩原さんは、絆創膏まみれの顔に帽子を被り、狂気とクールさを備えた主人公・神崎を熱演しました。
ちなみに、岸恵子の相手役となり、出世作とされる映画「約束」(1972年)の脚本を担当した石森史郎さんは北海道出身。以前、ご家族が関連資料をミュージアムにご寄贈下さり、今も大切に保管しています。(当時の記事はこちら)
〝遅れたファン〟であるスタッフ・新目は、「居酒屋ゆうれい」のコミカルな演技も好きでした。
一時代を築いたショーケンさん、どうぞ安らかに。