元映写技師・Sさんの思い出

本日の札幌は、昨日と打って変わり、

気持ちの良い秋晴れ!

さて、昨日、映写機のお話をご紹介したばかりですが、

本日もそんな、ゆかりのある方がお見えになりました。

元映写技師のSさん(71)です。


映画が好きで、18~25歳のころ

余市と小樽(シネマパレスなど)の映画館に勤めていたそうです。

「あのころなら東映の東千代之介や中村錦之介なんか人気あったなぁ。

『旗本退屈男』なんかも上映したよ…」

と、当時を懐かしそうにお話くださいました。

さらに映写機に近づくと、

「俺の時代はカーボンだったからな…」とフィルムを取り出し、

「昔はこの黒い線のシマシマに光が当たって、

光電管で変換して音を出してたんだよなぁ」と懐かしげ。


確かに、よく見てみると、フィルムの端のシマシマに、

ギザギザした模様があります。

へぇ~そんな仕組みだったんですか!と感心しきりの私。

「カーボンは燃えると短くなるから調節が大変でさ。

燃えカスが飛んで中が汚れるから、

次の日にはきれいに掃除したもんだよ」

なんて、次々と思い出がよみがえるようです。

Sさんによると、

昔のカーボン式映写機には煙突がついていて、

排気や熱を逃がしていたのだとか。

映写技師は、アンプの真空管の修理技術なども必要だったのだそうです。

テレビ人気で映画館が減り、その後は映写の職を離れたというSさん。

「映画は今でも好きだよ。 やっぱりテレビとは違う魅力があるもんな…」

という一言に大きくうなずきました。

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