故・山田昻さんの娘さん親子の思い出

今日は青空!

太陽のおかげで、少し寒さが和らいだ札幌です。

さて、ミュージアムの中心的存在として

長年にわたり活動を支えてくださった

元ワーナー・ブラザーズ札幌支社長、

故・山田昻(のぼる)さん。

彼の娘さん親子が本日、

ミュージアムにお見えになりました。

左の女性が、山田さんの娘

蓮井姫良々(きらら)さん。

右の女性が、姫良々さんの娘さん

(山田さんのお孫さん)です。

姫良々さんは、

お母様(山田さんの奥様)の一周忌で、

東京から娘さんが帰郷したのに合わせてご来館。

山田さんのコーナーをじっくり眺めていたため

声をかけたところ、「実は…」と名乗ってくださりびっくり!

生前、山田さんと一緒に活動していた理事と

思い出話に花が咲きました。

晩年は病のため、

外出時に酸素ボンベを手放せなかった山田さん。

それでも映画館によく足を運んだというから驚きです。

「歩くのが遅くなり、後ろの自由席が

埋まってしまうのが悔しかったみたいですね」と姫良々さん。

お孫さんも

「物心ついた時からいつも家で映画を観ていました」と振り返り、

「映画音楽の話もよくしてくれましたけど、

その頃はよく分からなくて…」とちょっと残念そう。

死後、山田さんのUSBメモリを見て

映画の講演資料の多さに驚いたとか。

山田さんが特に愛したのが

ハリウッドミュージカル。

ミュージアムにも愛蔵品の数々を展示しています。

そのひとつ「気儘時代」のレーザーディスクを見て

「そういえば、何回も流しては止めて聞いてました。

きっと皆さんにお話するために準備していたのね」と姫良々さん。

古い名作だけではなく、

新作映画やアイドルのコンサート映像、

韓流ドラマなども積極的に家族と見たそう。

「家ではただのおじいちゃんだったのに、

亡くなってから、こんなにいい仲間がいて、

多くの方に慕われていたんだと知りました。

こんなにそばにいたのに、気がつかないもんですね」と姫良々さん。

「父も幸せだと思います」

最後におっしゃったこの一言が、とても嬉しかったです。

ぜひ、またお越しくださいね。

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