街中、降り積もった雪で真っ白の札幌。
さて、新年オープン2日目の昨日、
嬉しいお客様がお見えになりました。
札幌にお住まいの今井良男さん。
1970年代の映写機を見て、
「キセノンは今時珍しいね」なんて声を掛けてくださったので、
ご職業を伺ったところ、なんと、東映の元社員だったそう!
出身地の釧路で採用となり、
ボーリング場、映画館、ホテルなどで勤務。
特に長かったのが、
当時、中央区南2西5にあった東映劇場。
地下と1階に劇場があり、そば屋や喫茶店まであったとか。
今井さんは30~48歳の18年間、
事務所でさまざまな仕事に携わったということです。
「正月は特にしんどかったな~休みがなくて」
そんな思い出話の中で、
「そういえば映画館によく顔出してた『高村』っていたな…」なんて名前が。
え!それは我々ミュージアム理事の
映画研究家・高村賢治ではありませんか?
「そうだ!元気か?」
なーんて盛り上がっているところへ、ご本人が登場。
約20年ぶりの再会、となったのです。
当時の思い出話で大いに盛り上がるお二人。
聞くと、今井さんは散歩の最中、
ふと思い立って、初めてミュージアムを訪れたそう。
この日、この時間が高村さんの当番だったのも、
偶然のタイミングでした。
なんだか映画の神様が、
というか、ミュージアムの神様がいるみたいですね。
新年早々のハッピーな出来事。
きっと今年は良い年になりそうです!