元東宝の宣伝マン・阿部勝昭さんご来館!

今日は好天!

大通公園の雪まつり準備も進んでいるようです。

さて、今日は

札幌市にお住まいの阿部勝昭さんがご来館くださいました!

映画好きが高じて昭和37年、北海道東宝に入社。

退職まで通算20年にわたり、

北海道の宣伝を担当したベテラン宣伝マンです。

ミュージアムの礎を築いた

故・竹岡和田男さん(当時、道新学芸部在籍)とも、

仕事を通じて知り合ったそう。

竹岡さんの著作本もお持ちくださり、

「若いころ、会社によくスチール写真を届けたもんだよ。

一生懸命原稿を書く様子が目に焼き付いているなぁ」

と懐かしげ。

映画が元気だった当時は、個性的な宣伝もあったとか。

そのひとつが「とんかつ一代」(昭和36年、川島雄三監督)。

阿部さん自身がコックの扮装をして

本物の豚を連れて街中を練り歩いたそう!

想像するだけで、笑っちゃいますね。

ちなみに阿部さんは、

2003年まで中央区南1西1にあった

東宝系映画館「日本劇場」(通称・東宝日劇)

の最後の支配人も務めました。

ミュージアムの中心的存在だった

故・山田昻さんの新聞記事を見つけ、

「これはうれしかったな…」と振り返っておられました。

黒澤明、三船敏郎、若大将シリーズ、

無責任男やクレージーシリーズ、

社長&駅前シリーズ

「日本沈没」に「犬神家の一族」などなど…

時代で移り変わる東宝映画の歩みは、

日本映画の歴史でもあります。

そんな変遷を、

宣伝&劇場の現場最前線で

目の当たりにしてきた阿部さん。

またぜひお越しくださいね!

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