わっかない映画祭レポート②

稚内でも撮影され、11月3日に公開される

吉永小百合さん主演の最新作「北のカナリアたち」。


(C)2012「北のカナリアたち」製作委員会

公開記念に初めて行われた

「わっかない映画祭」(10月6~8日)レポートのつづきをどうぞ。

* * *

時刻は午前7時を過ぎ、次の作品は

「長崎ぶらぶら節」(2000年、深町幸男監督)。

長崎・丸山を舞台に、無償の愛に生きた

芸者の人生を描く文芸ロマン(個人的に気に入りました!)です。

そして6本目は、「夢千代日記」(85年、浦山桐郎監督)。

奇しくも連続して、芸者姿の吉永さんを見ることになりました。

上映する6作品を見終え、休憩がてら外へ。

せっかくなので、稚内ロケのゆかりの地に向かうことに。

稚内ロケといえば・・・

「樺太1945年夏 氷雪の門」(74年、村山三男監督)

「南極物語」(83年、蔵原惟繕監督)でしょう。

映画祭実行委員の方からいただいた

「フットパス」を手に、目指すは稚内公園です。

稚内公園へは、映画館から歩いて約30分。

商工会議所を曲がり、神社の境内を通ります。

この日は秋晴れとなりましたが、さすが稚内。

海風が冷たく、防寒具がないとちょっとつらい寒さです。

標識に沿って、石畳の階段を上ります。

途中、稚内港が一望できるスポットもありました。

到着すると、目の前にそびえたつのがこの像です。

稚内のシンボル的存在、「氷雪の門」。

日本領だった樺太で亡くなった人たちのための慰霊碑で、

宗谷海峡の先のサハリンを向いて建っています。

傍らには、「九人の乙女の碑」も。

こちらは、終戦時、樺太の真岡郵便局で

通信業務を死守しようとした9人の女性の慰霊碑。

このエピソードを映画化したのが、「樺太1945年夏 氷雪の門」です。

園内には、こんな碑も。

「南極観測樺太犬訓練記念碑」。

台座には、南極で採取した白い石が埋め込まれているとか。

こちらは、犬ぞりの訓練所跡地を記念した

「樺太犬供養塔」です。

第一次南極観測時、悪天候のため

やむなく基地に置き去りになり、

一年間を生き抜いた樺太犬・タロとジロ。

この実話を、高倉健さん主演で映画化したのが

「南極物語」でした。

※ちなみに、「日本最北端の地」がある宗谷岬は

大島渚監督の「少年」(69年)のロケ地にもなりました。

そんなゆかりの碑を見て回り、次に向かうのは・・・

「北のカナリアたち」のロケ地です!


(C)2012「北のカナリアたち」製作委員会

映画祭実行委員の方に聞いたところ、

稚内ロケは多くないものの、

ある場所で、吉永さんのシーンが撮影されたとのこと。

稚内公園から駅に戻り、国道を歩くこと約15分。

目的地「副港(ふっこう)市場」に到着。

ここは、市場や天然温泉、食事処などが集まった複合施設。

国道の反対側は海に面しており、

その辺りが、ロケ地に使われたそう。

(もしかしたら、このシーンかもしれません ↓ )


(C)2012「北のカナリアたち」製作委員会

そんなこんなで陽も暮れて、お待ちかねの

「北のカナリアたち」阪本順治監督と

映画評論家・品田雄吉さんの対談の時間に!

対談の詳細は次回にご紹介します。

(つづく)

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